目次
現役ドラフト パ・リーグ結果
続いてパ・リーグ各球団の指名状況を見ていきましょう。
福岡ソフトバンクホークス
福岡ソフトバンクホークスは、吉田捕手を放出し、上茶谷投手を獲得しました。
甲斐拓也の去就に注目が集まる中、捕手を放出したのは驚きでしたが、好投手を指名できたので及第点でしょう。
力のある投手がそろっている球団なので育成に期待です。
上茶谷大河
・氏名:上茶谷大河(かみちゃたにたいが)
・年齢:28歳
・投打:右投右打
・ポジション:投手
・前所属球団:横浜DeNAベイスターズ
上茶谷投手はスリークォーターから放たれる最速152kmの直球と複数の曲がり方があるカットボールを軸に投球を組み立てる投手です。
これまで、1軍で121試合に登板するなど経験は豊富で、先発とリリーフがこなせる心強い存在です。
強力な福岡ソフトバンクホークス投手陣にどのように割って入るのか注目しましょう。
北海道日本ハムファイターズ
次期スター候補とされていた田中投手、アンダースローが特徴の鈴木投手を放出し、打撃が魅力の吉田選手を獲得した北海道日本ハムファイターズ。
吉田選手の本職は捕手ですが、福岡ソフトバンクホークスでは、一塁手としての起用がメインでした。
捕手には田宮選手や郡司選手、一塁手には清宮選手がいるため、起用方法に注目です。
吉田賢吾
・氏名:吉田賢吾(よしだけんご)
・年齢:23歳
・投打:右投右打
・ポジション:捕手
・前所属球団:福岡ソフトバンクホークス
強肩強打の捕手である吉田賢吾。
2塁送球タイム平均1.9秒を切る高い守備力とミート力の高い打撃が魅力です。
23歳と若いので、まだまだ成長が期待できます。
また、貴重な捕手として新天地で活躍が期待されます。
千葉ロッテマリーンズ
千葉ロッテマリーンズは、平沢選手を放出し、パンチ力と高い守備力を兼ね備えた石垣選手の指名に成功しました。
使い勝手のよい選手を獲得できたのは評価できます。
しかし、佐々木朗希の去就が注目されているため、投手の補強を優先すべきだったのではないでしょうか。
石垣雅海
・氏名:石垣雅海(いしがきまさみ)
・年齢:26歳
・投打:右投右打
・ポジション:内野手
・前所属球団:中日ドラゴンズ
石垣選手は、内野の全ポジションに加えて外野守備もこなせるユーティリティプレイヤーです。
プロ通算131試合に出場していますが、2024年シーズンは1軍での出場がわずか9試合に終わるなど、出場機会に恵まれていません。
まずは持ち前の守備力をいかして、出場機会を獲得したいところです。
東北楽天ゴールデンイーグルス
東北楽天ゴールデンイーグルスは、放出した伊藤投手とは違うタイプの柴田投手を獲得しています。
柴田投手は1軍での登板はほとんどないものの、力のあるボールを投げる投手なので、今後の成長に期待です。
柴田大地
・氏名:柴田大地(しばただいち)
・年齢:27歳
・投打:右投右打
・ポジション:投手
・前所属球団:東京ヤクルトスワローズ
柴田投手は力強いストレートと140km台中盤の速度で沈むスプリットが魅力の投手です。
1軍登板は3年間でわずか2試合と、1軍で結果は残せていませんが、伸びしろがある投手なので、新天地での活躍に期待しましょう。
オリックス・バファローズ
ユーティリティプレイヤーの山足選手を放出し、経験豊富な本田投手の獲得に成功したオリックス・バファローズ。
本田投手の加入により、リリーフ陣が強化できました。
また、若手内野手の出場機会も増えるので効果的なドラフトだったといえるでしょう。
本田圭佑
・氏名:本田圭佑(ほんだけいすけ)
・年齢:31歳
・投打:右投右打
・ポジション:投手
・前所属球団:埼玉西武ライオンズ
本田投手は最速151kmのストレートと多彩な変化球が魅力の投手です。
先発とリリーフをこなせる器用さを持っており、2022年には20ホールド、防御率1.97を記録するなど、素晴らしい実績を残しています。
埼玉西武ライオンズ
本田投手を放出し、平沢選手を獲得した埼玉西武ライオンズ。
打撃陣に不安がある球団だけに、効果的な補強ができたのではないでしょうか。
強打の平沢選手が台頭すれば、打線に厚みが増すので楽しみです。
平沢大河
・氏名:平沢大河(ひらさわたいが)
・年齢:26歳
・投打:右投左打
・ポジション:外野手、内野手
・前所属球団:千葉ロッテマリーンズ
2015年ドラフト1位でプロ入りした平沢大河。
本職は遊撃手ですが、外野守備もできるユーティリティさと強打が魅力です。
2024年シーズンは1軍での出場機会がなかったので、新天地での復活に期待です。
さいごに
合計で13名の選手が指名された2024年現役ドラフトでしたが、選手たちにとってはここからがスタートです。
大竹投手や細川選手のように、大ブレイクを果たした選手がいる一方で、移籍後1年で退団を余儀なくされた選手もいるという現実があります。
選手生命を賭けて厳しい戦いに臨む選手たちの活躍を見守りましょう。