この記事では埼玉西武ライオンズの山川穂高選手について解説していきます。
埼玉西武ライオンズは他を圧倒する打線で、2019年リーグ2連覇を達成。その中でも中心打者として活躍しているのが山川選手です。
圧倒的な打撃は勿論、ホームランを打った後の「どすこーい!」というパフォーマンスでも注目されています。
そんな山川選手の魅力について、今回は掘り下げていきます。
目次
山川穂高選手のプロフィール
山川穂高選手は沖縄県那覇市出身。高校までは地元の沖縄で野球に励んでいました。
大学は富士大学へ進学。大学のチームメイトだった後輩の外崎修汰選手や多和田真三郎選手とは、プロでも同じライオンズでプレーをすることになります。
背番号は入団当初は33でしたが、2020年より3に変更。清原和博さんや浅村栄斗選手など、歴代の主砲が担ってきた背番号3を受け継ぎました。
山川穂高選手の持ち味は規格外のパワー!
2018年に47本塁打を放ち、初のホームラン王を獲得。翌年も43本塁打で2年連続のホームラン王に輝きました。
108kgの巨大な体から繰り出されるスイングは圧巻の一言。普通の選手なら外野フライになってしまうような打球も、山川選手の場合はそのままスタンドへと伸びていきます。
普段は沖縄人らしく朗らかな性格の山川選手ですが、集中力を高めた時は、打席で鬼神の如く「目」で相手を圧倒します。
コアなファンの中では、山川選手のギラギラとした「目」で調子を判断する方もいます。獲物を仕留めようとする獅子の目になった時、それはホームランの合図と言っても過言ではありません。
野球だけじゃない!山川穂高選手の意外な特技
山川選手は野球だけでなく、様々な趣味を嗜んでいます。
その一つがピアノ。豪快なバッティングからは想像できない、繊細な旋律を奏でます。
ただし楽譜は読めないので、音を聞き、指の動きを真似て習得しました。
また、保育園時代から書道を習っており、なんと8段の腕前。力強くも端正な字からは、「アーティスト 山川穂高」の一面を垣間見ることが出来ます。
山川選手を奮起させた先輩の一声
今では球界を代表するスラッガーの山川選手ですが、プロ入り直後は順風満帆とはいきませんでした。
2軍で結果を残すも、1軍では自分の力を発揮できずにすぐに2軍落ち。入団から3年間はなかなか1軍に定着できませんでした。
転機となったのは2017年。背水の陣だった山川選手は、ある日ランナー2塁の場面で、ライト前に打球を飛ばそうと試みたのです。
ライト方向に飛ばせば最悪でも進塁打。どんな形でもいいからチームに貢献したかった山川選手。しかし打球は虚しくショートへ。平凡なショートゴロで、ランナーも進塁できずに終わりました。
その直後、当時チームメイトだった渡辺直人選手から叱責を受けます。
「バカか!そんなのは俺たちがやるんだよ!お前はホームランを打てばいいんだ!」
先輩からの一言で目が覚めた山川選手は、自分の持ち味であるフルスイングで勝負していくことを決意。
この年の後半戦に覚醒した山川選手は2カ月連続で月間MVPを獲得。終盤には4番に定着し、翌年のホームラン王へと繋がりました。
まとめ
天性のアーティストでありながら、野球以外の特技も多い山川選手の魅力について紹介していきました。
苦労を積み重ねて球界随一のホームランキングに成長した山川選手。日本人では松井秀喜さん以来達成されていないシーズン50本塁打も夢ではありません。
さらに進化し続ける山川選手に、ぜひ今後も注目してください!