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黒執事 第4期OP・ED
2024年4月から6月までは第4期が放送されました。イギリスのパブリックスクール(主に上流階級の子が通う全寮制の学校)をモデルにした長編『寄宿学校編』(原作コミックス15〜18巻)です。
名門貴族家の主人である13歳のシエル・ファントムハイヴと、彼の執事セバスチャン・ミカエリスが、英国屈指の名門寄宿学校・ウェストン校で複数人の生徒が音信不通になっているという事件を調査するために校内に潜入するという物語です。
TVアニメ『3月のライオン』の監督を務めた岡田堅二朗や、TVアニメ『SPY×FAMILY』を手掛けたCloverWorksが制作を担当するなど、実力派のスタッフ陣が集結しました。
劇伴音楽は川崎龍が担います。
🕯黒執事、新PV解禁!🕯
新シリーズは寄宿学校編です!👏
音楽ももちろん新オリジナル。名門寄宿学校ウェストン校をイメージした楽曲を作りました🎓
ご期待下さい!#黒執事#kuroshitsuji https://t.co/GeAvppKCdI
— Ryo Kawasaki 川﨑龍 (@pmdjpmdj3) September 10, 2023
川崎は『Fate』シリーズ、『不滅のあなたへ』などアニメ作品の劇伴音楽やCMソングを中心に活動する作曲家。
今回の起用に際し、ファンの多い作品だからこそ今までのマナーを守りつつ新しい要素も加えた音楽を作りたいという旨のコメントを残しています。
狂信者のパレード -The Parade of Battlers/音羽-otoha-
作詞・作曲、シンガー・ギタリストとして活躍し、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』でも楽曲を提供したりと注目されているクリエイターの音羽-otoha-が初めてOPテーマに起用されました。
深く掘り下げるタイプのオタクと自負するほど、自身も『黒執事』の大ファンです。何度も原作を読み込んで、アニメと原作ファンの様々な想いも重ね合わせて、作品の解像度をより高めた楽曲を書き下ろしています。
ギター、ドラム、金管楽器の一音一音が重く響くダークロックで、ピアノがゴシックな雰囲気を漂わせています。緩急を付けて展開するサウンドに、力強さとやわらかさを兼ね備えた音羽-otoha-の歌声が一際目立ち、歌詞はどこを読んでも『黒執事』の世界観で満たされて、ファンの心を撃ち抜いています。
原作漫画家の柩やなも「寄宿学校編から連なる未来の物語まで思いを馳せる素敵な歌詞」とSNSでコメントを発信しています。
MV映像は映像監督の池田圭とタッグを組み、企画・立案・スタイリング・衣装制作までを音羽-otoha-自身が担っています。
作品に出てくる4つの寮(深紅の狐・紺碧の梟・翡翠の獅子・紫黒の狼)の内、「紫黒の狼」の寮生と同じく全員が黒いフードを被って、“女王の番犬”を表すように口輪をはめて、ダークな雰囲気で作品と楽曲の世界を投影しています。中性的な音羽-otoha-の美しさとかっこよさ、そして作品への愛の濃さが充分に伝わってきます。
贖罪/シド
2023年に結成20周年を迎えた4人組ロックバンドのシドが起用されました。“『黒執事』といえばシド”と言われるほど定着し、4回目にして初めてのEDテーマ曲の担当です。
ゆうや(Dr)が、作品の世界観や新シリーズの物語に寄り添って、“『黒執事』らしさ×「シド」らしさ”を目指し作曲したメロディアスな1曲です。ピアノの美しい旋律から始まって、切なくもノスタルジックな雰囲気が印象的。作品とシドの世界観が自然に重なりゆくように、曲のイントロとラストもループするように繋がって心地よい余韻を残しています。
2008年放送の第1期のOPテーマ曲でメジャーデビューし、2014年放送の第3期のOPテーマ、2017年公開の劇場版の主題歌と、長期にわたり作品に携わってきたシド。
作品側との長年の信頼関係が構築されてきたからこそ、第4期のEDテーマ曲は“全面的にシドにお任せ状態”で制作されています。マオ(Vo)も「20年以上もシドとして活動してきたからこその自信と確信があった、素敵な本作品に恥じないように気合が入った」と熱く語っています。
黒執事 第5期OP・ED
2025年4月からは、第5期としてファン待望のアニメ新シリーズが放送中。シリーズの中でも1番好きな物語と言う声が多い人気の長編『緑の魔女編』(原作コミックス18巻~22巻)です。
ドイツを舞台に、名門貴族ファントムハイヴ家の執事セバスチャンと彼の13歳の主人シエルが、足を踏み入れたら呪い殺されると云う”人狼(ヴェアヴォルフ)の森”で起きる不可解な死亡事件の調査をするという物語です。
2025年9月、大阪と東京では新作公演「ミュージカル『黒執事』~緑の魔女と人狼の森~」の公演も決定。セバスチャン役は立石俊樹が続投し、シエル役はオーディションで選ばれた小林郁大が抜擢されました。『緑の魔女編』はアニメ化と舞台化を果たし、その人気の高さがうかがえます。
「MAISIE」 / Cö shu Nie feat. HYDE
TVアニメ『呪術廻戦』第2クールEDテーマがヒットした2人組ロックバンドCö shu Nie(コシュニエ)と、L’Arc〜en〜CielやVAMPSなど世界的に活躍するHYDEが初めてタッグを組み、OPテーマを担当しました。
作詞・作曲を担当したHYDEは「大衆性のかけらもない僕が好きな世界観ばかり。物語を何度も読んでシエルの意志とサリヴァンの運命を形にした。好きなように『黒執事』らしい世界観を作った」とコメント。
そんな彼のアイディアとコンセプトをさらに広げ、原作ファンであるCö shu Nieの中村未来(Vo・Gt・Key・マニピュレーター)がアレンジを担当。ベース音が響くダークロックでゴシックホラーな空気が漂う楽曲です。
弦楽器やピアノが美しくも不気味に協奏し、本作品にしっくりハマる独特な世界観に。中村のミステリアスな歌声だけでなく、曲の一部でHYDEもコーラスとして参加し、楽曲が妖艶に変化していくのも聴きどころです。
2015年と2021年のハロウィンでシエルの仮装をするほど本作品のファンであるHYDEが「『黒執事』大好きなんで、そろそろやらせてもらえないですか?」と声をかけて爆誕した1曲。ファンからは「HYDEの歌唱バージョンも聴いてみたい」という声も多く寄せられています。
WALTZ / 龍宮城
EDテーマには、 “スクール型”オーディション番組『0年0組 -アヴちゃんの教室-』(日本テレビ)で、3人組バンド女王蜂のアヴちゃん(Vo)がプロデュースした7人組オルタナティブ歌謡舞踊集団の龍宮城が抜擢されました。2023年のプレデビューシングル「RONDO」以降の全楽曲を手がけてきたアヴちゃんの最後のプロデュース曲であり、彼らにとって初のアニメタイアップソングとなりました。
作詞・作曲はアヴちゃんが薔薇園アヴの名義で担当。三拍子のリズムにのせて展開し、オルゴールが止まるようにゆっくりと幕を閉じてゆく幻想的な楽曲です。孤独の中でも信念をもって生き続ける覚悟が感じられる歌詞を綴っています。
メンバーは「全員で原作を読み、アニメを見て、それぞれ抱いた想いを話し合って臨んだ」とコメント。上手く歌いこなすことよりも湧き出てくる感情を大切にしていることが、繊細で荒削りな歌声からひしひしと伝わってきます。
1度聴いただけで分かるほどアヴちゃんの雰囲気が伝わりますが、アニメの世界観と調和し、聴き手はまるでミュージカルを観劇しているような感覚に陥ることでしょう。
さいごに
最初のアニメ化から十数年、長年愛されるアニメシリーズとなった『黒執事』。ヴィジュアル系バンドを中心に数多くのアーティストが作品を彩ってきました。
特にメジャーデビューからの付き合いであるシドが担当した楽曲は双方のファンから高評価。彼らがメジャーの舞台で活躍するための基礎を作ったといっても過言ではありません。
2024年4月から6月まで放送された第4期『寄宿学校編』では、作品の大ファンである音羽-otoha-がOPテーマを、『黒執事』と長年共に歩んできたシドがEDテーマを務め、2025年4月から放送中の第5期『緑の魔女編』でも原作愛に溢れたアーティストが楽曲を書き下ろしました。
原作者の柩やなも「誇張なく感激して泣いた」とSNSで発信するほど、本編だけでなく、主題歌にもアーティストと制作スタッフ陣の並々ならぬ情熱が注がれています。
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