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第2クール『ダンジョン飯』OP・ED
OP:「運命」sumika
第2クールのOPテーマには、2013年に結成し、映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』やTVアニメ『ヲタクに恋は難しい』など数多くの作品の主題歌を務めてきた4人組ロックバンドsumikaが起用されました。
作詞作曲は片岡健太(Vo/Gt)が担当し、ジャズ要素を含めた軽快なバンドサウンドに、ピアノやストリングスなども響き合っています。作品の登場人物たちと同じように、歌声も楽器もそれぞれの個性が光り、歌詞には擬音も満載で合いの手を入れたくなるほど楽しい曲です。
ポジティブにもネガティブにも捉えることができる「運命」という言葉をタイトルにつけて、歌詞は〈運命を願って、祈って〉と、運命と受け入れて次のステップへと歩き出す強さを感じさせます。
〈檻の中 森の中/目を塞ぎながら/結んで掴んだ手が/ベストライクな勇敢さ〉のフレーズは、冒険のスリルがあるだけでなく、自らの手で偶然という名の必然を掴みに行くぞという勇気に満ちています。
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ED:「キラキラの灰」リーガルリリー
第2クールのEDテーマは、2024年に結成10周年を迎えたガールズバンドのリーガルリリーが務めました。たかはしほのか(Vo/Gt)と海(Ba)の2人体制となって初めてのシングルで、YouTubeで配信されているMV映像の再生回数は100万回を突破しています。
たかはしが作詞作曲を担当した、ゆるふわな空気をまとったロックサウンドが心地よい楽曲です。「過去に失ったものを救うことが今の自分の背中を押して未来に進んでいく」という想いを、原作漫画を読んで心が動いた箇所にリンクさせて制作されています。
一緒に過ごした日々や香りを思い出しては、星の瞬きや空へ舞う灰に距離を感じたりと、誰もが直面する「死」との向き合い方をファンタジックに描いています。命の儚さを受け入れて踏み出せる日が来るまで、時の流れにゆったりと身を任せていいんだよと寄り添ってくれているようです。
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TVアニメ『ダンジョン飯』まとめ
日本で人気を博すだけでなく、アメリカ・ロサンゼルスで開催された「Anime Expo 2023」では第1話ワールドプレミアも上映され、約3,400人の海外ファンを湧かせました。
さらに、Netflixで配信されているアニメ英語版『Delicious In Dungeon』のマルシル役の声はNetflixシリーズ実写版『ONE PIECE』でナミ役のエミリー・ラッドが務めたりと、海外での注目度の高さもうかがえます。
食べないことは「死」を意味する『ダンジョン飯』。魔物を退治し調理し食すという一連の流れも、素材の原型を知らない人が増えている飽食の現代社会で生命の尊さを伝えています。
ファンタジーグルメ冒険物語という枠を越え、たくましく生きる登場人物たちに、あれを食べこれを食べと命を繋いできた先人たちの姿を重ねてしまいます。第2期の制作も発表されたばかり。どんなグルメ冒険となるのか、さらに期待が高まります。