【2024年】アニソン名曲10選 話題を呼んだ楽曲を徹底解説

【2024年】アニソン名曲10選 話題を呼んだ楽曲を徹底解説

2024年、TVアニメのOP・EDテーマ10選 Part.2

第6位「ファタール」GEMN


2024年7月から10月まで放送のTVアニメ『【推しの子】第2期』のOPテーマ曲。アニソン界でも存在感を光らせているキタニタツヤと、2024年3月に男性アイドルグループSexy Zoneを卒業した中島健人がタッグを組んだユニットGEMNが歌っています。

タイトル「ファタール」は、英語で“fatal”「致命的な、運命の」などを意味し、フランス語には“femme fatale(ファム・ファタール)”「運命の女、魔性の女」などを意味する言葉があります。これからの意味がファンの考察心をくすぐり、タイトル通り数々の楽器を散りばめて多彩に変化するミステリアスな楽曲です。

天才2人のタッグは放送前から話題となり、2024年「夏アニメ主題歌カラオケランキング」では1位に輝きました。本作品はABEMA「日本アニメトレンド大賞2024」では「アニメニュース賞」を受賞。

すでに第3期の制作も発表されているので、2025年も続報に期待大です。

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第7位「TAIDADA」ずっと真夜中でいいのに。


2024年10月から12月まで放送のTVアニメ『ダンダダン』で使用されたEDテーマ曲。作詞・作曲・ボーカルを担当するACAねによるメンバーに特定の形を持たない音楽バンドずっと真夜中でいいのに。(略記ZTMY、通称ずとまよ)が担当し、本曲では音楽家の煮ル果実100回嘔吐が編曲を務めています。

作品タイトルの『ダンダダン』の音にリンクさせたポップでリズミカルな楽曲で、歌詞には作品のキャラクターをイメージさせる台詞が織り込まれていて、作品へのリスペクトにあふれています。

ED映像はキュートさも相まって、放送を重ねる毎にYouTubeの再生回数は伸び、2024年12月時点で371万回を突破しました。

「『ダンダダン』はOP・EDテーマともに神曲、第2期もCreepy Nutsとずとまよの楽曲が聴きたい」という声も多く、作品全体でファンの心をガッチリ掴みました。

第8位「アポリア」ヨルシカ


2024年10月から2025年3月まで2クール連続で放送中のTVアニメ『チ。 ―地球の運動について―』で使用されているヨルシカによるEDテーマ曲。星が瞬くようにピアノやマンドリンが音を奏でる幻想的な雰囲気が漂う楽曲です。

知ることへの果てしない欲求を気球に喩えた曲で、n-buna(Gt・コンポーザー)は、「新しい音を知りたい、初めて触れる楽器と思いついたばかりのフレーズで初々しい音を表したい」と、作曲前日にクラシックマンドリンを買い、翌日に本曲のサビをアドリブで録音しています。探求心をフル活動させ、宇宙のようにロマンのある1曲が誕生しました。

アニメ総合サイトアニメハック「2024年秋アニメ録画ランキング」では、放送開始から10週連続で首位を独走するなど好発進。

「昔、父と見た星を思い出した」など歌詞に自身の想いを重ねるだけでなく、「7 / 8拍子、8 / 8拍子の繰り返しがトリッキーで堪らない」と、サウンドにも感動の声が寄せられています。

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第9位「シカ色デイズ」鹿乃子のこ、虎視虎子、虎視餡子、馬車芽めめ


2024年7月から9月まで放送のTVアニメ『しかのこのこのここしたんたん』のOPテーマ曲。鹿乃子のこ(CV. 潘めぐみ)、虎視虎子(CV. 藤田咲)、虎視餡子(CV. 田辺留依)、馬車芽めめ(CV. 和泉風花)のシカ部4人が歌ったキャラクターソングです。

〈しかのこのこのここしたんたん〉と早口言葉のように何度も繰り返すフレーズや、のこの口癖〈ぬん!〉など擬音が多くて中毒性のある楽曲。歌詞には、奈良の鹿についてのミニ情報もプラスしている楽しく学べる電波ソングです。

TVアニメの放送開始後すぐに、曲に合わせたダンス動画もYouTubeやTikTokなどで話題となり、「TikTokトレンド大賞2024」で「ホットワード部門賞」を受賞。本作品は、奈良県の公式マスコットキャラクターのせんとくんとコラボしたりとプロモーションにも力を入れ、ABEMA「日本アニメトレンド大賞2024」の「アニメマーケティング賞」も受賞しています。

「狂気的なのにサビがキャッチーな王道アニソン」と、多くの人達を“しかのこループ”に巻き込みました。

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第10位「LOVE2000」八奈見杏菜、ほか2曲




2024年7月から9月まで放送の小学館ガガガ文庫(小学館)のライトノベルが原作のTVアニメ『負けヒロインが多すぎる!』のEDテーマ曲。物語に登場する3人の女の子“負けヒロイン”が平成の名曲をカバーして話題となりました。

1話から4話までは八奈見杏菜(CV. 遠野ひかる)が歌うhitomiの「LOVE 2000」、5話から7話までは焼塩檸檬(CV. 若山詩音)が歌うKyleeの「CRAZY FOR YOU」、8話以降は小鞠知花(CV. 寺澤百花)が歌うYUIの「feel my soul」という3曲から成るEDテーマ。

YouTubeで配信中のED映像は3曲合わせて430万回再生を突破し、ABEMA「日本アニメトレンド大賞2024」の「エンディングアニメーション賞」にも選ばれています。

ED映像の作画のテイストをすべて変えているところも好ポイントで、懐かしさと可愛らしさでファンを喜ばせました。

まとめ

これまで、2024年に放送されたTVアニメで話題になった主題歌(OP・EDテーマ)10選を紹介しました。

ほかにも、羊文学「Burning」(『【推しの子】第2期』のEDテーマ)、DISH//「プランA」(『逃げ上手の若君』OPテーマ)など、各ランキングの上位に入らなくても心に残る楽曲が数々と誕生しました。

約90秒の中にアニメの世界観を詰め込んで、普段聞かないジャンルの音楽とも出会えるのもアニソンならでは。2025年はどんなアニソンが目と耳で楽しませてくれるのか、期待したいものです。

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