魅力的なバンド名の決め方と注意点を徹底解説!

魅力的なバンド名の決め方と注意点を徹底解説!

バンド名の決め方5選

前項では、バンド名を決める際に注意するべき事柄を解説しました。ここからは“決め方のヒント”を解説していきます。

身近なエピソードから

カッコいい字面やオシャレな響きのバンド名を付けたくなるのが人情というものですが、あまり背伸びをせずに、自分たちの周辺にあるエピソードからヒントを得るのもオススメです。

小学校のときの係が「生き物係」だったことから、それをそのままバンド名にしたいきものがかりはその最たる例でしょう。ひらがな表記にしたことで、柔らかいイメージをもたらすことにも成功しています。

“ワンオク”ことONE OK ROCKも身近なエピソードがバンド名のルーツとなっています。バンド名がまだ決まっていなかった頃の彼らがスタジオ練習をするのが午前1時だったことから、「One o’clock(1時)」をもじってONE OK ROCKと名乗ることになりました。

「灯台下暗し」などと言いますが、メンバー同士で議論を重ねてもバンド名が決まらないときは、自分たちの周りを見回してみると何かヒントが転がっているかもしれません。

自分の好きな物から

あなたが敬愛する対象をバンド名に盛り込んでしまうのも有効な手段のひとつです。人物、動物、食べ物、建物、国、架空のキャラクター、概念などどんなものでも構いません。

「好きなものをバンド名にするなんて安易すぎる」という声もあるかもしれませんが、敬愛する対象をバンド名の由来にできるというのは素晴らしいことではないでしょうか。

ひとつ例を挙げると、OKAMOTO’Sがまさにそのパターンで、彼らは芸術家の岡本太郎のファンであったことからOKAMOTO’S(結成当初は岡本’s表記)をバンド名としています。

MEMO

OKAMOTO’Sは、メンバー全員がオカモト姓を名乗る徹底ぶりです。

単語の組み合わせで

「バンド名を決める時の注意点」の項で、一般的すぎる単語は避けるべきと説明しました。しかし、単体ではありふれた単語であっても、それらをいくつか効果的に組み合わせることによって、オリジナリティのあるバンド名へと昇華させることができます。

「魚」と「アクション」を組み合わせたサカナクション、「マカロニ」と「鉛筆」を繋げたマカロニえんぴつなどがこのパターンに該当します。

マカロニえんぴつは、真ん中が空洞のマカロニと、真ん中に芯が通っている鉛筆という真逆の構造を持つ物を組み合わせる手法を採用しており、その対比がネーミングの面白さを引き立てていると言えるでしょう。

バンド名がなかなか決まらない場合、メンバーが好きな単語をひとつずつ持ち寄り、それらを組み合わせてみるのも面白いはずです。

略称・愛称を想定して

バンド名が決まった後、「本当にこの名前でいいのか確信が持てない…」と不安に襲われることがよくあります。

メンバー自身が自分たちのバンド名を客観視するのは案外難しいものです。相談できる人が周囲にいれば意見を求めることが可能ですが、ここでは“相談できる人がいない”状況でバンド名を客観視する方法をひとつ紹介します。

それは“バンド名を略してみる”こと。

覚えやすい愛称や略称がサッと出てくるなら、それは“親しみやすいバンド名”だと考えていいはずです。

いくつか例を挙げると、Mr.Childrenはミスチル、ASIAN KUNG-FU GENERATIONはアジカン、SEKAI NO OWARIはセカオワなど略称や愛称が正式なバンド名と同じくらい浸透しているケースも少なくありません。

また、SiMは結成当初はSilence iz Mine名義で活動していましたが、各単語の頭文字を取って現在のバンド名になりました。このように“省略したものを正式名称とする”パターンを選択肢に入れてもいいでしょう。

表記の仕方を変えてみる

前述した“一般的な単語を組み合わせる”方法のほかに、ありふれた言葉の“表記の仕方を少し変える”ことによって差別化を図るテクニックがあります。

「黒い」という日常生活で当たり前のように使う言葉をひとひねりしたのが、5人組ミクスチャーバンド・Kroi(クロイ)です。これを「Kuroi」としてしまうと少しもっさりした印象を受けますが、母音をひとつ省くだけでクールなバンド名が完成しました。

英単語のスペルを変えることでバンド名にオリジナリティを与えたのが、国民的ロックバンド・GLAYでした。灰色を意味する英単語は「Grey」ですが、これを「GLAY」と綴ることで、読み方はそのままに新しいバンド名を誕生させています。

「言葉の響きは気に入っているけど、何かが足りないな…」という場合は、表記の仕方に工夫の余地が残っているかもしれません。

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