人気ロックバンド・[Alexandros](アレキサンドロス)は何度かのメンバーチェンジを経て、現在の4人体制になりました。
今回は、バンドの屋台骨を支える歴代ドラマーをご紹介します。
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目次
[Alexandros]・歴代ドラマー
石川博基
2010年1月リリースのファーストアルバム『Where‘s My Potato?』でドラムを叩いていたのが石川博基さん。
しかし2010年3月、同作のリリースツアー中に脱退。
結果として『Where‘s My Potato?』が彼のドラミングを聴ける唯一の正式リリース作となっています。
庄村聡泰
2010年3月、アルバム『Where‘s My Potato?』のツアー中に方向性の違いが原因でドラムの石川博基さんが脱退。
その代わりにサポートドラマーとしてツアーに帯同したのが、“サトヤス”こと庄村聡泰さんです。
庄村さんは川上さんと白井さんと同じ高校の出身で、庄村さんが1年後輩にあたります。
ツアー終了後の2010年4月1日、正式メンバーとしてバンドに加入しています。
すでに[Champagne](当時のバンド名)としてのデビューが決まっていた中でのメンバーチェンジだったため、ネガティブな意見もあったのだとか。
しかし庄村さんはそれらを見事にはねのけ、デビューから10年近く[Alexandros]になくてはならない存在としてバンドを支えてきました。
庄村さんといえば、ドラムセットのシンバルの位置がかなり高いことで有名です。
そんな見た目だけでなく、演奏技術の高さも有名で、圧倒的な手数の多さを称賛する声が多いです。
「Famous Day」や「Girl A」の庄村さんのドラムは圧巻。とてつもない手数の多さは、ドラムに詳しくない人でも凄みを感じられます。
デビューから少しずつ活躍の幅を広げていた[Alexandros]ですが、2019年に局所性ジストニアと診断された庄村さんが、ライブ活動を休止せざるを得ない状況に。
局所性ジストニアは同じような動作を長期間続けることで発症する脳の病です。
庄村さんの場合、日常生活には支障はありませんが、ドラムを叩くときに右足がうまく動かせない状態になってしまうようです。
リハビリや治療など手を尽くされましたが回復が見込めないため、2021年3月21日の10周年記念ライヴを最後に[Alexandros]を勇退することになりました。
ドラムや[Alexandros]の音楽に真摯に向き合ってきた庄村さんに対する敬意が、勇退という言葉から強く伝わってきます。
勇退後はファッションプロジェクトへの参加やパフォーマンス集団の総合プロデュースを行うなど、音楽とは別の道を歩みながら活躍する庄村さんが楽しみですね。
リアド偉武
離脱を余儀なくされた庄村さんの穴を埋めるため、サポートドラマーを務めたのがリアド偉武さんです。
リアドさんはエジプト人の父親と、日本人の母親をもつハーフで、はっきりとした顔立ちが印象的です。
2020年までは[Alexandros]とも親交の深いBIGMAMAのドラマーとして活躍した経歴を持ち、見事なドラムパフォーマンスに定評があります。
庄村さんの不在を見事にカバーしてみせたリアドさんは、2021年4月10日に正式メンバーとして加入することが発表されました。
正式加入時のコメントでは、メンバーから「最強の仲間」と絶賛されていたリアド偉武さん。
絶大な信頼を寄せられているのが伝わってきます。
一方でリアド偉武さんも「自分の中のすべての情熱を燃やして[Alexandros]のドラマーとして生きていきたいと思います」と決意を語っています。
新ドラマー・リアドさんが加入した[Alexandros]。
これからどんな音楽が生まれるのか目が離せませんね!
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