ポップで瑞々しいメロディを、ドライなロックサウンドにのせて響かせる次世代のオルタナティブバンド・ayutthaya(アユタヤ)。
拘りを感じる音作りとアンニュイでクールなヴォーカルが相まって独特の空気感を生みだしています。
また、ライブ経験豊富な彼らのパフォーマンスはパワフルで圧倒されます。
そんな魅力たっぷりのayutthayaをご紹介していきます。
目次
ayutthayaとは?
タワーレコード渋谷店様!
ありがとうございます! pic.twitter.com/tnCOP0x2nZ— ayutthaya (@ayty7) July 22, 2020
ayutthaya(アユタヤ)は2015年に太田 美音を中心に東京で結成されたオルタナティブ・ロックバンド。
メンバーはGt.Voの太田 美音(おおた みお)と、右田 眞(みぎた まこと)の男女2名で構成されています。
流行やジャンルに媚びないオルタナティブなサウンドに、太田 美音のまっすぐ抜けのいいヴォーカルの組み合わせが不思議な魅力を醸し出しています。
荒っぽさと優しさを演出する彼らの音楽をぜひ堪能してください。
ayutthaya結成のきっかけは?
こっちはサブアー写。
ロゴもポップになりました。 pic.twitter.com/ABJ5Hr5MgS— ayutthaya (@ayty7) March 1, 2020
元々マイクロコズムというバンドで活動していたGt.Vo.の太田 美音ですが、そのバンドでの活動が止まってしまい歌うバンドを失います。
活動停止後も「歌いたい!」という想いを抱えており、周りからも「歌った方がいいよ!」と背中を押してもらい、新たなバンドを結成することを決意。
新しいバンドを結成するにあたり、太田 美音には大切にしていることがありました。
それは「絶対に尊敬できる人とバンドを組むこと」だったそうです。
自分自身が甘えないようにバンドメンバーを先輩方で固めるというのは、非常にストイックですね。
そして、メンバーをどうやって集めようかと考えていた時に、サポートで参加しているWOZNIAKでnenemと対バンをします。
元々知り合いだったnenemの山本 創に相談すると「右ちゃん(右田 眞)でいいじゃん」と言われ、右田に話を持ち掛けると2つ返事でOK。
Ba.としてayutthayaに正式加入します。
続いてギターを探すことになるのですが、なかなか見つからずdeidの加藤誠に相談。
すると「veltpunchのアラカワシでいいじゃん」と言われ、すぐにメールを送ると10秒で返信が返ってきてアラカワシの加入が決定。
更に、skillkillsのドラマー、ビートさとしにも声をかけ正式に加入。
こうしてayutthayaが誕生します。
ayutthayaの経歴
全編はYou Tubeで↓↓↓
ayutthaya "BACK" MVhttps://t.co/dKzDZ5aPv3 pic.twitter.com/TkIXFholtS— ayutthaya (@ayty7) July 21, 2020
【2015年】
Gt.Vo.の太田 美音を中心にオルタナティブバンドayutthayが結成されます。
【2017年】
1st EP “Good Morning”をリリース。
また、Dr.のビートさとしが脱退。
【2018年】
2nd EP “dejavu”をリリース。
【2019年】
5月にライブ会場限定シングル”devil”をリリース。
同年11月にはGt.アラカワシが脱退。
【2020年】
6月10日に初のワンマンライブを成功させます。
また、7月には3rd EP”I know,right?”をリリース。
【2021年】
1月にワンマンライブ開催を予定していましたが、世界情勢的に開催を断念。
ayutthayaメンバー紹介
太田 美音/Gt.Vo.
TAIWAN pic.twitter.com/HYT8TuGroe
— おみたお (@omitao) September 2, 2019
ayutthayaでGt.Vo.を担当する太田 美音(おおた みお)
90年代や00年代のロックに大きな影響を受けており、歌詞とサウンドにも表れています。
ゲスの極み乙女。のほな・いこかと共にマイクロコズムというバンドでも活動中。
ストレートでナチュラルな歌声が非常に魅力的です。
右田 眞/Ba.
ちなみに、若い頃の俺だ pic.twitter.com/rTrfgS9kHS
— migita makoto (@nenemigita) July 16, 2020
ayutthayaでBa.を担当する右田 眞(みぎた まこと)
映画、映像に生で音楽をつけることをコンセプトにしたバンド【nenem】のメンバーでもあり、ロックをベースにジャズ、ファンク、レゲエ、ヒップホップ、プログレ、クラブ・ミュージック等ジャンルに関係なく様々な音楽に精通してきました。
経験に裏付けされたアレンジスキルはayutthayaのサウンドにも大きな影響を与えています。
ayutthayaおすすめ楽曲5選
GUM
まずご紹介したい曲がこちら!
1st EP 「Good Morning」に収録されている楽曲「GUM」。
程よい脱力感を感じさせながら、隅々までこだわりが行き届いた音作り。
ヴォーカルのストレートでアンニュイな雰囲気を生かすために、シンプルなサウンドで技巧派に振らず「できるけど敢えてやらない」というスタンスがクールですね。
mottainai
続いてご紹介したい曲がこちら!
2nd EP「dejavu」に収録されている楽曲「mottainai」。
歪みの効いたギターリフから始まるイントロ、そして高い音域で遊びまわるベースライン。
そのサウンドに乗っかるキャッチーな「もったいない」というフレーズ。
これらが組み合わさった時の絶妙に不安定で浮遊感を感じさせるサウンドがクセになります。
また、Gt.Vo.太田 美音のパフォーマンスが狂気に拍車をかけて引き込まれていきますので、ぜひMVと合わせてご覧ください。
君なら
続いてご紹介したい曲がこちら。
2nd EP「dejavu」に収録されている楽曲「君なら」。
初めて聴いた時に。予定調和を見事に裏切ってくるコード進行に高いセンスを感じました
ノスタルジックで哀愁のあるリフで始まり、涙腺を刺激するようなコード進行ですが次の瞬間に不安を煽り正常に戻る。
静かな曲ながら、感情を揺さぶられるような作品になっています。
「コード進行とかよくわからないよ!」という方も安心してください。
懐かしさや親近感を感じる部分と、不安を感じさせる部分の両方が垣間見えると思います。
難しい事は考えず、曲に身をゆだねて聴いてみてください。
ドラマ
続いてご紹介したい曲がこちら!
3rd EP 「I know, right?」に収録されている楽曲「ドラマ」。
この曲はポップで爽やかなメロディラインで非常に聴きやすいのにもかかわらず、キャッチーで引き込まれるんです。
一見聴きなじみのあるメロディラインにも聴こえるのですが、所々予定調和を絶妙に外してくる部分はスキルの高さを感じます
また、テンション感のあるコード遣いやギターフレーズも秀逸です。
1音1音考えられて作られているはずですが、それを感じさせない程爽やかな仕上がりになっていて感動しました。
MVはayutthaya初となるストーリ仕立ての作品になっているので、合わせてご覧ください。
BACK
そして、最後にご紹介したい曲がこちらです!
3rd EP 「I know, right?」に収録されている楽曲「BACK」。
歪みの効いた野太いギターストロークで始まる冒頭。
ゴリゴリのロックスピリッツを感じさせるような音作りで、一気に引き込まれていきました。
そしてこの曲でもayutthaya節が炸裂しています。
バッキングとメロディラインの和音感が非常に秀逸なんですね。
不安や不安定という要素がGt.Vo.太田 美音の魅力をさらに引き出しています。
独特のピッチ感もクセになりますね。
まとめ
東京のインディーズシーンでは名の通った凄腕メンバーが集まりオルタナティブな作品を生み出すayutthaya。
時代に媚びず自分たちが「楽しい」と思う音楽を追求し、唯一無二の空気感と独自の存在感でリスナーを魅了します。
2015年に結成後、メンバーの脱退も経験し最終的にGt.Vo.太田 美音とBa.右田 眞を中心にサポートメンバーを迎えるスタイルで活動。
2020年にはワンマンライブを行うなど、コツコツと知名度をあげています。
次世代のオルタナティブシーンを切り開いていく存在になるであろうayutthaya。
ぜひこの機会に彼らの曲をチェックしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。