津野米咲 – ジャニーズからハロプロまで!天才音楽家が残した名曲たちとは?

津野米咲 – ジャニーズからハロプロまで!天才音楽家が残した名曲たちとは?

2020年10月、多くのファンに惜しまれつつこの世を去った音楽家・津野米咲(つの まいさ)。

赤い公園のギタリストとして知られる彼女ですが、自身のバンド以外にも多くのアーティストへ曲を書き下ろし、提供していました。

今回の記事では、そんな彼女が楽曲提供し、世に送り出した数々の名曲たちの情報をまとめました。

津野米咲 プロフィール

津野米咲 経歴

津野米咲は1991年10月2日生まれ。

作曲家の祖父と父、宝塚歌劇団出身の祖母、楽器が堪能な母と、2人の兄に囲まれた音楽一家で育ちます。

自身も幼い頃から音楽に囲まれた生活を送り、家の中にあふれる様々なジャンルのCDを聴きあさっていました。

高校生のときに結成した赤い公園では、ギターだけでなく、作詞作曲やプロデュースを担当。バンドの頭脳、そしてその活動を引っ張っていく存在として活躍しました。

さらにバンド活動の傍ら、他のアーティストへの楽曲提供を多数行っており、その天才的なソングライティング力が高く評価されています。

しかし2020年10月18日、津野の突然の訃報が日本中に衝撃を与えることとなりました。

MEMO

死因は公表されておりませんが、同月2日には29歳の誕生日を迎え、11日はテレビ番組「関ジャム 完全燃SHOW」に出演していたこともあり、バンドメンバーや関係者、ファンにとって信じがたい出来事でした。

29歳で突然この世を去った津野。しかし彼女が日本の音楽界に与えた影響は大きく、彼女が作った楽曲は今なお多くのファンから深く愛されています

赤い公園での活動

津野米咲が所属していた赤い公園は、2010年に高校の軽音楽部で結成されました。

ライブハウスでの活動が徐々に話題となり、2012年にEMIミュージック・ジャパンからメジャーデビューを果たします。

デビュー当時から、「唯一無二のJPOP」とも言える個性的な楽曲と高い演奏力で注目度が高く、音楽通のファンやプロのアーティストたちを唸らせてきました

MEMO

数ヶ月の活動休止やボーカルの交代なども乗り越えながら数々の有名ロックフェス参加、計8枚のアルバムをリリースするなど、精力的に活動していましたが、2020年10月の津野の訃報がきっかけとなり、2021年3月が解散を発表されました。

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様々なアーティストへの楽曲提供

赤い公園・津野米咲として数々の名曲を手がける傍ら、その類稀なるソングライティング力を生かし、他のアーティストへの楽曲提供も行っていました。

ジャニーズやアイドルなど、ジャンルに捉われずそのアーティストのイメージや世界観、ファンからのニーズにぴったりとマッチする楽曲は、どれも長く愛される名曲となっています。

津野米咲 代表的な提供楽曲

ここからは、津野が他アーティストへ提供した楽曲の中から、特に代表的なものを紹介していきます。

SMAP『Joy!!』

津野の才能を世に知らしめることになったのが、日本を代表するアイドル・SMAPへの提供曲『Joy!!』

2013年にリリースされ、SMAPにとって記念すべき50枚目となるシングルでした。

当時既に赤い公園としてメジャーデビューを果たしていましたが、駆け出しのアーティストとしては異例の大抜擢。

そして新人アーティストが制作したとは思えないほどの楽曲の高い完成度に、SMAPやそのファン、音楽関係者からも高く評価される1曲となっています。

重苦しい日々の鬱屈を軽く吹き飛ばしてくれるような明るい曲調と歌詞は、国民的アイドルであるSMAPのキャラクターにぴったりとマッチしており、津野のJPOPやアイドルに対するリスペクトを感じられる楽曲です。

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ハロー!プロジェクト

自身もハロー!プロジェクト(通称ハロプロ)ファンであることを公言していた津野米咲。

楽曲コンペで津野が手がけた曲が採用されたことをきっかけに、様々なグループへ楽曲を提供していました。

作詞・作曲のどちらの点でもこれまでのハロプロの特徴やコンセプトを深く理解し、そこにバンドマンである津野の視点を加えて表現された楽曲はハロプロファン、メンバー、そしてプロデューサーのつんく♂からも高い評価を受けていました。

特に評価されていたのが、歌詞の中にあるメッセージ「明るい曲なのになぜか涙が出てくる」など、勇気づけられたという声が多数挙がっています。

ここでは津野米咲が手がけたハロプロの楽曲の中でも、特に人気の高い3曲を紹介していきます。

モーニング娘。’16 『泡沫サタデーナイト』

2016年にリリースされ、津野が初めてハロプロに提供した楽曲です。

往年のモーニング娘。の特徴をしっかりと捉え、メンバーのキャラクターやファンのニーズを理解した詞とアレンジは、津野のこれからの可能性を強く感じさせる楽曲となりました。

ファンからも非常に人気の高い楽曲で、ライブでは盛り上がるナンバーとなっています。

特に印象的なのがサビに登場する「誰も彼もが日本の主役だ」という歌詞。モー娘。らしい表現で元気を与えてくれるこのフレーズから、津野のハロプロに対するリスペクトを感じます

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Buono!『ソラシド〜ねえねえ〜』

こちらも2016年に発表された楽曲で、このシングル発表を最後に2017年、Buono!は解散。この曲がBuono!のラストシングルとなりました。

バックバンド・Dolceの演奏に合わせて歌う彼女らの曲は、ロックな曲調のものが多く、津野が手がけたこの『ソラシド〜ねえねえ〜』も、ギターサウンドが印象的な楽曲となっています。

この曲の中で印象的な歌詞は「他の誰でもない君の人生は君だけが生き抜ける」というフレーズ。

この歌詞はBuono!メンバーも勇気をもらったフレーズとのことで、Buono!に所属していた鈴木愛理は、津野の訃報を偲ぶツイートの中で「津野さんからBuono!にもらったメッセージ。今は私から皆さんへ届けたいです」と、この歌詞を引用して紹介していました。

ただ明るいだけでなく、人の弱さも認めた上でそっと背中を支えてくれるような歌詞の温かさ。一度聴くだけで強く励まされる名曲というべき1曲です。

鈴木愛理×赤い公園『光の方へ』

2018年6月にリリースされた、ハロプロ所属・鈴木愛理の1stソロデビューアルバム『Do me a favor』に収録された1曲です。

この曲は楽曲提供だけでなく、赤い公園として参加し、津野以外のメンバーも含めてバックの演奏を担当しています

鈴木愛理は所属していたBuono!℃-uteが解散、さらに赤い公園は初期からボーカルを務めていた佐藤千明が脱退したタイミングであったため、このコラボレーションは「赤い公園に鈴木が加入するのではないか」という噂も飛び交うほど話題を集めました。

この曲の魅力は、赤い公園の曲調とアイドル楽曲としての絶妙なバランスを実現している点にあります。

惚れ惚れするほどかっこいい津野のカッティングが印象的ですが、そこに歌ものとして認識できるキャッチーなメロディラインがしっかりと共存しています。特にサビはアイドル楽曲らしくはっきりと盛り上がり、笑顔全開で歌う鈴木にぴったりの楽曲です。

赤い公園、ハロプロアイドル、JPOPのそれぞれの良さを折衷して一つの楽曲を完成させる津野のスキルとセンスの高さを実感できる1曲になっています。

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その他、津野がハロプロに提供した楽曲

  • °C-ute 『夢』
  • つばきファクトリー『笑って』
  • こぶしファクトリー『TEKI』

YUKI『かたまり』

2018年9月に発売されたYUKIのシングル『トロイメライ』のカップリング曲として収録されたのが、津野が作曲を手がけた『かたまり』です。

ソロ活動15周年を迎えたYUKIの記念すべきシングルであるこの『トロイメライ』

YUKIは自分自身をプロデュースするという意識のもと、カップリング曲制作については敬愛していた津野に直々にオファーを送ったというエピソードをインタビューで語っています。

「YUKIが歌ったら面白いのではないかと米咲さんが思う曲をお願いします」というオファーを受けて楽曲を制作した津野。そして送られてきた楽曲を聴き「かたまり」という言葉がおりてきたことをきっかけに、作詞を進めたというYUKI。

バンドサウンドとYUKIらしいドリーミーな音色とメロディラインが見事にマッチし、2つの才能が1つになった贅沢な1曲となっています。

津野米咲 まとめ

今回の記事では、赤い公園のギタリストとして知られる津野米咲が他アーティストに提供した楽曲について紹介しました。

津野米咲のギタープレイと高いソングライティング力は、赤い公園での活躍はもちろん、他のアーティストへの楽曲提供という形でも発揮されています

それぞれのミュージシャンへの精一杯のリスペクトを込め、個性と魅力を最大限に引き出す天才音楽家・津野米咲

それは色褪せることなく、これからもたくさんの人に愛され続け、歌い継がれていくことでしょう。

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