各アーティストのツアーや大型音楽フェスティバルの開催が決定するなど、徐々に活気を取り戻しつつある音楽業界。
この勢いに乗って、2022年は音楽を思いっきり楽しみたいものですよね。
そこでこの記事では2022年にブレイクしそうなアーティスト10組を厳選してご紹介。
すでにプチブレイクを迎えているアーティストもいますが、改めて押さえておきましょう!
目次
国内アーティストはこちら!
まずは日本国内で活動するアーティスト8組をご紹介します。
プロフィールのほか、オススメの楽曲もあわせてご紹介するのでぜひ聴いてみてくださいね。
ねぐせ。
「ねぐせ。」は名古屋発の4人組バンド。
2020年8月に結成し、10月から本格的な活動を開始した若手アーティストです。
- りょうた/ボーカル・ギター
- しょうと/ベース
- なおと/ドラム
- なおや/ギター
「モットーは笑顔」という彼らの楽曲は、脱力感と飾り気のなさが魅力的。
ラブソングではカッコよく愛を歌うだけでなく、主人公の人間らしさや弱さが垣間見えるため、より好感を持つことができます。
こちらは彼らの代表曲である「スーパー愛したい」という楽曲。
サビの<スーパー愛したい/宇宙まで飛んでって/一緒に怖がろう>というなんとも若者らしい歌詞は、聴き手を思わず笑顔にさせるような魅力に溢れていますね。
「一緒に宇宙まで行きたくなるほど彼女が好き」という熱い想いの裏側に「実際そんなことになったら怖いよなぁ」という本音がチラリと見える点がとても人間らしいです。
ボーカル・りょうたのフワフワとした歌声も、楽曲の世界観をより濃くするポイント。
優しくも抜けのある声と<あー眠れない眠れないや君が隣にいないと>という飾り気のない歌詞はまさにベストマッチ。
「等身大」とはまた少し違う、素直さに溢れた楽曲を歌う彼らに注目していきましょう!
バンド名の由来はズバリ、「かわいいから」。
「寝癖」よりも「ねぐせ」の方がかわいらしく思い、ひらがなで「ねぐせ。」にしたそう。
FOMARE
「FOMARE(フォマレ)」は群馬県出身のスリーピースバンド。
2015年に結成し、2020年にはソニー・ミュージックの新レーベル「Threethums(スリーサムズ)」よりメジャーデビューを果たしました。
- アマダシンスケ/ボーカル、ギター
- カマタリョウガ/ギター、コーラス
- オグラユウタ/ドラム、コーラス
彼らの楽曲の魅力といえば、耳馴染みの良いメロディーとエモーショナルな歌詞。
その中でも2021年にリリースされた楽曲「長い髪」は切ない歌詞が若者の間で共感を呼び、SNSを中心にかなり注目されました。
ボーカル・アマダシンスケは男っぽい深みのある声が印象的ですが、同曲の主人公は女性。
<私の長い髪が乾く頃あなたは夢の中>という歌詞がなんとも情緒的で、恋人に対する複雑な気持ちや切ない思いを感じます。
彼らの楽曲はラブソングが多いので、ロックに馴染みがない女性でも聴きやすいのがポイント。
少しずつタイアップ等も増えてきており、今後さらなる活躍が期待されます。
バンド名の由来は「北の誉」というお酒。
当時ボーカル・アマダがバイトをしていた居酒屋の店長さんが、カウンターに置いてあったお酒を見て「誉」を提案したそう。
しかし漢字が嫌だったため、英語を使った「FOMARE」にしたそうです。
Sundae May Club
「Sundae May Club(サンデー メイ クラブ)」は長崎県出身のスリーピースバンド。
2019年に結成し、現在はサポートメンバーを加えた4人で活動しています。
- 浦 小雪(うら こゆき)/ボーカル、ギター
- 宮原 隆樹(みやはら りゅうき)/ギター、コーラス
- 鳴瀬 光人(なるせ ひろと)/ドラム、コーラス
彼らのキャッチコピーは「ウルトラスーパーポップバンド」。
疾走感のある爽やかな楽曲、そしてボーカル・浦小雪の味のあるハイトーンボイスが魅力的です。
同曲を含め彼らの楽曲は青春を思わせる爽やかなメロディーが印象的ですが、歌詞には切なさや哀愁がにじみ出ているのがポイント。
浦小雪の声がどこかレトロな雰囲気を感じさせるため、青春を終えた世代でも当時を思いながら聴き込むことができそうです。
2022年1月にEP「桃源郷の夜(とうげんきょうのよる)」をリリース、3月には1stミニアルバム「少女漫画」をリリースと積極的に活動しているので、今年はさらなる飛躍を遂げることでしょう。
NEE
「NEE(ニー)」は4人組のロックバンド。
2017年にネット上での出会いをきっかけに結成し、2021年にビクターエンタテイメント内のレーベル「Getting Better」からメジャーデビューを果たしました。
- くぅ/ボーカル、ギター
- 夕日/ギター
- かほ/ベース
- 大樹/ドラム
自ら「エキゾチックバンド」と称するように、一癖あるロックが彼らの魅力。
歪んだギターの音、重厚感のあるサウンド、そこに重なるボーカル・くぅの独特な声が、絶妙な中毒性を生み出しています。
とてもロックな彼らですが、実は結成当時の名前は「オレンジパプリカ」とややキュート。
その後「nee」に改名、2020年からは現在のバンド名「NEE」として活動しています。
昨年ごろからテレビや音楽ストリーミングサービスなど各メディアからの注目が高まっており、2022年こそ大ブレイクを果たしそうです。
「nee」から大文字の「NEE」に改名したきっかけは占い。
大文字の方が運勢がよかったことから変更したんだとか。
その後すぐに注目され始めたため、占いの結果は当たっていたのかもしれませんね。
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Kroi
「Kroi(クロイ)」は2018年から活動している5人組。
InstagramのDMを通じて結成されたという、なんとも今時のバンドです。
- 内田 怜央(うちだ れお)/ギター、ボーカル
- 関 将典(せきまさ のり)/ベース
- 長谷部 悠生(はせべ ゆうき)/ギター、コーラス
- 益田 英知(ますだ ひでとも)/ドラム、コーラス
- 千葉 大樹(ちば だいき)/キーボード、コーラス
彼らの楽曲はロックやヒップホップなど既存の音楽ジャンルにとらわれない、オリジナリティー溢れるサウンドが魅力。
バンド名も「様々な音楽ジャンルを取り入れた新しい音楽を創造したい」という思いから、様々な色を混ぜるとたどり着く「黒」を由来の1つとしています。
「ヒップホップ?R&B?ロック?」と悩んでしまうような、まさにジャンルレスなサウンドは感動モノ。
<傷心に touch lazy dance/踊れ 踊れ/童心回帰 鬼さん/手の鳴る方へ>と日本語と英語が織り混ざった歌詞も、またいい意味で複雑です。
2022年はさらに様々な楽曲で我々を楽しませてくれることでしょう!
メンバーは全員ブラックミュージック好き。
そのため「Black」を日本語に直した「黒い」も、バンド名に由来するそうです。
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Penthouse
「Penthouse(ペントハウス)」は2018年から活動を始めた男女6人組。
かの名門大学・東京大学の音楽サークルで出会ったという高学歴なアーティストです。
- 浪岡 真太郎(なみおかしんたろう)/ボーカル、ギター
- 大島 真帆(おおしままほ)/ボーカル
- 矢野 慎太郎(やのしんたろう)/ギター
- 大原 拓真(おおはらたくま)/ベース
- 角野 隼斗(すみのはやと)/キーボード
- 平井 辰典(ひらいたつのり)/ドラム
彼らのコンセプトは「日常をちょっとおしゃれに彩る音楽」。
自らを「シティソウルバンド」と名乗り、キャッチーでパワフルな楽曲をリリースし続けています。
休みの日の午後に聴きたくなるような開放感のあるサウンド、そしておしゃれな雰囲気が印象的。
メンバーが楽しそうに演奏するMVにもなんだか癒されます。
現在、メンバーの一部は社会人として働きながら活動中。
キーボードの角野隼斗はピアニストとしても頭角を現し始めています。
2021年にはビクターエンタテイメントからメジャーデビューも果たしているため、今後ますます活動の幅を広げていくことでしょう。
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PEOPLE1
「PEOPLE1(ピープルワン)」は2019年に活動を始めたバンド。
大学の同級生2人とその後輩1人による3人組のようですが、素顔は謎に包まれています。
- Deu(ドイ)/ボーカル、ギター、ベース
- Ito/ボーカル、ギター
- Takeuchi/ドラム
それぞれの担当を見るとわかる通り、構成がやや複雑なのがポイント。
楽曲ごとにメインボーカルが入れ替わるため、彼らの楽曲はどれも印象が全く違うのです。
アーティスト名を見ずに曲を聴くと、同じバンドのものなのか判断できないなんてことも…。
まずは彼らの2枚目のシングル「常夜灯(じょうやとう)」をチェックしてみましょう。
キャッチー&ポップなメロディーが印象的な同曲のメインボーカルはIto。
スマートフォンで見ることを意識した縦長のPVも話題になりました。
意味深でエモーショナルな楽曲タイトルと歌詞が印象的なこちらは、彼らの3枚目のシングル。
ハスキーな歌声の持ち主がDeuです。
この通り、2曲をピックアップしただけでも「PEOPLE1」は曲の系統が全く違うのが魅力。
「別のアーティスト?」なんてうっかり見落としてしまうこともあるかもしれませんので、ぜひ彼らの公式HPでリリース情報をチェックしましょう!
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にしな
「にしな」は2020年から活動を始めた女性シンガーソングライター。
レコード会社による新人アーティストの養成講座がきっかけで活動の幅を広げ、2021年には音楽ストリーミングサービス「Spotify」が発表した「2021年に活躍しそうなアーティスト10組」に選出されました。
その後2021年3月にリリースした「ヘビースモーク」は、YouTubeでの再生回数が250万回を突破。
翌4月には1stアルバム「odds and ends」でメジャーデビューを果たしています。
同曲はタバコを吸う男性への恋心を歌ったラブソング。
と言ってもハッピーな内容ではなく、届かない思いや都合よく利用されてしまう切なさが歌われています。
特に<彼女ができたらやめるって笑って/言葉が宙に舞った>という歌詞が秀逸。
「彼女ができたら〜」と目の前で言われてしまった複雑な心境や2人のドラマがギュッと詰まっています。
またサビの<ヘビースモーク/口寂しいならば/その口に私がちゅってして拘束する>という歌詞には可愛らしさもチラリ。
しかし、そこに続く歌詞はややゾクッとします。
何が歌われているのか、ぜひチェックしてみてください。
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K-POPも期待大!
ご紹介した通り、国内には今後の活躍が期待されるアーティストがたくさんいますが、それは海外も同じ。
ここ数年で再ブームを見せ始めているK-POPシーンからも2組ご紹介します。
Kep1er
「Kep1er(ケプラー)」は日中韓合同のオーディション番組「Girls Planet 999:少女祭典」から誕生したガールズアイドルグループ。
韓国人6人、日本人2人、中国人1人の9人で活動しています。
- チェ・ユジン
- キム・チェヒョン
- キム・ダヨン
- ヒュニン・バヒエ
- ソ・ヨンウン
- カン・イェソ
- マシロ
- ヒカル
- シャオティン
オーディション番組が2021年8月にスタートし、2022年1月に1stミニアルバム「FIRST IMPACT」で正式にデビュー。
つまりまだまだ生まれたてのグループです。
こちらは1stミニアルバム「FIRST IMPACT」のタイトル曲としてMVが公開された「WA DA DA」という楽曲。
キュートな見た目もさることながら、クールなラップやクオリティの高いダンスに魅了されます。
早速、SNS上にはダンスを真似する動画が続出。
今後も様々な楽曲&ダンスでK-POPブームを牽引していきそうです。
「Kep1er」というグループ名は“自分たちの夢を掴む”という意味の「Kep」、“1つになり最高になる”という意味の「1」を組み合わせたものなんだそう。
だから「l(エル)」ではなく「1」で「ler(ラー)」と読むのです。
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NMIXX
「NMIXX(エンミックス)」は韓国の7人組ガールズグループ。
日本で大人気の「NiziU(ニジュー)」を生み出した「JYPエンターテイメント」から誕生しました。
- リリー
- へウォン
- ソリュン
- ヒュニン・バヒエ
- ジニ
- ベイ
- ジウ
- ギュジン
彼女たちがデビューしたのは2022年2月ですが、デビューが発表されたのは2021年7月のこと。
突如「JYPn」というSNSアカウントが開設され、メンバーの発表前にも関わらず限定盤のデビューアルバムの先行注文が行われました。
すると、同アルバムの注文数は10日間で6万枚を記録。
「J.Y.Park」ことパク・ジニョンの巧みな戦略により、デビュー前からかなり話題になっていたグループなのです。
こちらはデビューシングル「AD MARE(アド マレ)」に収録されている楽曲「O.O(オー オー)」。
K-POPアイドルが持つキュートなイメージを覆すクールなパートから始まり、華やかで可愛らしいパート、そして再びクールなパートへ転調するという斬新な楽曲です。
彼女たちの飛び抜けたダンススキルや歌唱力に注目したいポイント。
まだ公開されている楽曲やMVが少ないので、今後のリリース情報を楽しみに待ちましょう!
「NMIXX」は、「now」「new」「next」未知数を表す「n」の「N」と、「多様性」を意味する「MIX」を組み合わせた言葉。
“新しい時代を担当する最上の組み合わせ”という意味が込められているんだそう。
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まとめ
以上、2022年にブレイクしそうなアーティスト10組をご紹介しました。
気になるアーティストや気に入ったアーティストはいましたか?
今回ご紹介したアーティスト以外にも、活躍が期待されるアーティストはたくさんいます。
特に今はSNS等がきっかけで一夜にしてスターになれる時代です。
様々なところにブレイク予備軍がいると思われますので、ぜひみなさんも探してみてくださいね。
これまでに好きだったアーティストの楽曲も聴き込みつつ、ネクストブレイクを予想や音楽ライフをエンジョイしましょう!