新井和輝 – King Gnuのベーシスト|その才能と魅力とは…?

新井和輝 – King Gnuのベーシスト|その才能と魅力とは…?

音楽やベースへの並々ならぬ愛情とこだわりをもち、King Gnuのサウンドを支え続けている新井和輝さん。

King Gnu以外にも、常田大希さん率いるmillennium paradeや、ジャズトランペット奏者・佐瀬悠輔さんのセッションバンドに参加するなど、精力的に音楽活動を行っています。

また、彼の魅力は音楽的なものだけではなく、優しく穏やかな人柄にもあると評判です。

今回はそんな新井さんのプロフィールや経歴、活動内容などを紹介します。

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新井和輝のプロフィールや魅力

  • 名前:新井和輝
  • 生年月日:1992年10月29日
  • 出身地:東京都福生市
  • 血液型:O型

ベース、そしてブラックミュージックとの出会い

新井さんの出身地は、米軍基地があることでも知られている東京都福生市。
アメリカのグルメや雑貨を販売する店が多く、独特の雰囲気が観光客に人気です。

ヒップホップやブラックミュージック好きな母親をもつ新井さんは、中学生のときに初めてベースと出会いました。

ベース・マガジンのインタビューでは、ベースを始めたきっかけについて「部活をサボって近くのゲーセンに行く最中に友達から“バンドやらないか”と誘われ、そのときベースしか余っていなかったため」と語っています。

人と楽器の出会いはこんな偶然から生まれることもある、と感じさせてくれるエピソードです。

その後、東京都立青梅総合高等学校に進学した新井さんは軽音楽部に入部。
「アジカン」の略称で親しまれているASIAN KUNG-FU GENERATIONや、RADWIMPSのコピーバンドを主に行っていたのだとか。

部活の先輩にジャズ喫茶へ連れて行ってもらった新井さんは、そこでジャズの面白さに目覚め、ブラックミュージックの魅力にのめり込んでいきます。

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King Gnuの前身バンドSrv.Vinciを結成

高校を卒業した新井さんは、東京経済大学に進学。
スガシカオさんやたんぽぽの川村エミコさんなどを輩出した、国分寺にメインキャンパスを構える大学です。

高校生の頃からジャズの世界に惹かれていた新井さんは、国立音楽大学のビッグバンドサークルに参加。
当時はバンドの一員として活動するより「ベーシストになろうとしか思ってなかった」のだとか。

そんなある日、新井さんはライブを楽しめる西荻窪のバー「CLOP CLOP」で、現在King Gnuのドラマーを務める勢喜遊さんと出会います。

勢喜遊さんを通じ、常田大希さんや井口理さんらとも知り合った新井さんは、何度か共に演奏する機会を経て本格的に4人での音楽活動を開始。King Gnuの前身バンドであるSrv.Vinci誕生の瞬間です。

実は、King Gnuが2021年12月にリリースした「BOY」のMVに、Srv.Vinci時代のポスターがさり気なく映り込んでいます。

気になる方は、ぜひ探してみてください。

穏やかで面倒見の良い性格も人気の理由!

2022年3月26日に結婚を発表した新井さんですが、以前はボーカルの井口さんとルームシェアをしていました。

家賃の支払いに洗濯、食事作りから食器洗いまであらゆる家事を率先してこなしていたというエピソードは、ファンに「理想の彼女」と言わしめるほど。

また、新井さんの愛称として有名な「新井先生」も、彼の面倒見が良く優しい人柄がうまく表現されています。
学生時代に生徒会長をやっていたとインタビューで語っているので、当時の経験も影響しているのかもしれません。

2021年10月・Fenderから新井和輝モデルのベースが発売

アメリカに本社を構えるFenderは、ギターやベースの経験がある人はもちろん、多くの音楽好きが一度は見聞きしたことがあるであろう楽器メーカーです。

2021年8月、同社は新井和輝さんのシグネイチャー・モデル「Deluxe Jazz Bass V, Kazuki Arai Edition」を発売すると発表し、ベースファンを熱狂させました。

5弦ベースだけでも、King Gnuのメンバーが若干の恐怖を感じるほど大量にコレクションしている新井さん。
並大抵ではない楽器への愛情とこだわりは、初の試みであるシグネイチャー・モデルでも存分に発揮されています。

ビジュアルは2020年に数量限定で復刻した「Made In Japan Deluxe Jazz Bass V」を基調とし、より楽器本来の音色に近いパッシブと力強いアクティブの切り替えスイッチや最新プリアンプの搭載など、ベース好きにはたまらない工夫が盛りだくさん。

ネックプレートは新井さんのサインが刻まれたものと、ノーマルバージョンの2種類が用意されています。

King Gnuや新井さんのファンはもちろん、ベースを愛する全ての人に刺さること間違いなしの魅力的なモデルです。

新井和輝のおすすめ曲3選

King Gnuをはじめ、ジャンル問わずさまざまな形で音楽活動を行っている新井さん。

そんな彼が演奏に参加した楽曲のうち、厳選したおすすめ曲を3つ紹介します。

King Gnu – Teenager Forever

2020年1月15日に発売された3rdアルバム「CEREMONY」の収録曲。
「白日」や「飛行艇」に並ぶKing Gnuのヒットナンバーです。

MVは「100万円を各々好きなように使う」というユニークな設定のもと撮影されています。

タンクトップ姿で異国の街を全力疾走する井口さんに意識を奪われがちですが、100万円の使い道として「母親に車を買ってあげる」ことを選んだ新井さんの愛情深さも注目ポイント。
King Gnuの父親的ポジションと言われるのも頷ける温かいシーンです。

サウンドに注目して聴いてみると、ベースは時に激しい跳躍を繰り返しながら、爽やかで疾走感溢れる楽曲を支えています。
特に、BPM159のハイスピードで駆け抜けるラスト4小節は必聴です。

millennium parade – Fly with me

2020年5月13日に発売されたシングル曲「Fly with me」は、アニメ「攻殻機動隊」シリーズに含まれる「攻殻機動隊 SAC-2045」のOP主題歌。ジャンルという型にとらわれない圧倒的なサウンドはもちろんのこと、完成度の高いMVも話題を集めました。

「人間が電脳世界で生きる近未来」を舞台とするアニメの世界観に合った、混沌としていながらも革新的で耳に残る楽曲です。

水面下で怪しく揺らぐような新井さんのベースラインにもぜひ耳を傾けてみてください。

甲田まひる a.k.a Mappy – クレオパトラの夢

「クレオパトラの夢(Cleopatra’s Dream)」は、アメリカ出身のジャズピアニスト・Bud Powellの楽曲です。

甲田まひるさん(Piano)・新井さん(Bass)・石若駿さん(Drums)の3人によるこのカバー曲は、2018年5月23日に発売された甲田まひるさんのデビューアルバム「PLANKTON」に収録されています。

高校生の頃からジャズを愛し、ビッグバンド経験もある新井さんならではの色気溢れるウッドベースは、一度聴いたら虜になってしまうこと間違いなし。
ドラムと共にサウンドの基盤を担いながら、前へ前へと音楽を引っ張っていくような演奏は必聴です。

ロックシーンとはまた違った新井さんの魅力を味わえます。

2022年4月5日からラジオ番組でナビゲーターを担当!

FMラジオ局J-WAVEにて、毎週月曜日から木曜日に放送中の「SPARK」
新たな火曜日ナビゲーターとして新井さんが選ばれ、記念すべき第1回目が2022年4月5日にオンエアされました。

音楽談義を行うコーナーや、来世の職業について考えるユニークなコーナーなど、趣向を凝らした内容でリスナーを楽しませてくれます。

初回の放送では、あるキャラクターがモノに擬人化してクイズを出題する「擬人化Q」をはじめとするバラエティ豊かな企画が行なわれました。
優しく理知的な新井さんの声やトークに癒されること間違いなしの番組です。

最後に

ベーシストとしての腕前はもちろんのこと、トークや人柄でもファンの心を鷲掴みにする新井さん。

King Gnuを筆頭にさまざまな音楽シーンで活躍する彼が、今後どのような驚きをリスナーに届けてくれるのか期待が高まります。

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