ぼっち・ざ・ろっく! × アジカン【作品解説】ファンならニヤリのオマージュを徹底解説

ぼっち・ざ・ろっく! × アジカン【作品解説】ファンならニヤリのオマージュを徹底解説

ASIAN KUNG-FU GENERATIONとは

1996年に大学のサークル内で結成された4人組ロックバンド・ASIAN KUNG-FU GENERATION、通称・アジカン

2003年にミニアルバム「崩壊アンプリファー」でメジャーデビューを果たし、以来数々のヒット曲を世に放ち続けてきました。日本の4大音楽フェスとも言われる「FUJI ROCK FESTIVAL」「RISING SUN ROCK FESTIVAL」「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」、「SUMMER SONIC」の全てでメインステージでの出場経験を持つ、日本のロックシーンを代表するバンドの一つです。

WeezerOasiseastern youthNUMBER GIRLといった国内外の様々なアーティストに影響を受けている彼ら。オルタナティブ・ロックやパワー・ポップを軸にしたサウンドと、ボーカル&ギターの後藤正文による社会へのメッセージと詩情を兼ね備えた歌詞が特徴です

また、「鋼の錬金術師」オープニングテーマの「リライト」や、「NARUTO -ナルト-」オープニングテーマの「遥か彼方」など、多くのアニメ主題歌でも知られています。「リライト」は、2019年に発表された平成アニソン大賞にて、2000年~2009年のアーティストソング賞に選出されました。

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ぼっち・ざ・ろっく!とASIAN KUNG-FU GENERATIONの関連性

数々のロックバンドへのリスペクトが捧げられているぼっち・ざ・ろっく!。とりわけ、原作者のはまじあきもファンを公言しているアジカンのオマージュは、作品の端々に散りばめられています

結束バンドのメンバーの苗字は全てアジカンのメンバーから取られており、4人の誕生日もそのメンバーの誕生日を逆から読んだものとなっています


結束バンド
後藤ひとり(Gt) 誕生日:2月21日
喜多郁代(Vo&Gt) 誕生日:4月21日
山田リョウ(Ba) 誕生日:9月18日
伊地知虹夏(Dr) 誕生日:5月29日

ASIAN KUNG-FU GENERATION
後藤正文(Vo&Gt) 誕生日:12月2日
喜多建介(Gt) 誕生日:1月24日
山田貴洋(Ba) 誕生日:8月19日
伊地知潔(Dr) 誕生日:9月25日

また、各話のサブタイトルも、ほとんどがアジカンの楽曲を元にしています


(※「サブタイトル」→「アジカンの曲名」)

#1「転がるぼっち」→「転がる岩、君に朝が降る」
#2「また明日」→「それでは、また明日」
#3「馳せサンズ」→「長谷サンズ」
#4「ジャンピングガール(ズ)」→「ダンシングガール」
#5「飛べない魚」→「飛べない魚」
#6「八景」→「八景」
#7「君の家まで」→「君の街まで」
#8「ぼっち・ざ・ろっく」
#9「江ノ島エスカー」→「江ノ島エスカー」
#10「アフターダーク」→「アフターダーク」
#11「十二進法の夕景」→「十二進法の夕景」
#12「君に朝が降る」→「転がる岩、君に朝が降る」

最終話では、エンディングテーマとして、結束バンドが「転がる岩、君に朝が降る」をカバー。放送後には、アニメ公式Twitterにてアジカンからのコメントも公開されました。

アニメ放送終了後の2023年1月25日には、アジカンの後藤がホストを務めるポッドキャスト番組「APPLE VINEGAR -Music+Talk-」にて本作が取り上げられ、演奏シーンのリアルさやキャラクター設定、結束バンドに至るまでの日本のロックシーンの系譜などが語られました。

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