若者から大人まで、幅広い層を魅了するロックバンド・エレファントカシマシ。
そんな彼らの名曲というと、皆さんは何を思い浮かべますか?
「悲しみの果て」「今宵の月のように」「俺たちの明日」…この辺りが多いのではないでしょうか。
しかし、彼らにはまだまだ“隠れた名曲”がたくさんあります。
そこで今回はエレカシの隠れ名曲を10曲厳選してご紹介。
エレカシ通になりたい方、必見です!
目次
エレファントカシマシとは?
「エレファントカシマシ 3月19日有明アリーナ! 「エレファント4参上!」」を、YouTube 「エレファントカシマシ35周年特別チャンネル」にて公開しました!#エレファントカシマシ #エレカシ35https://t.co/0RJD0keTVr pic.twitter.com/beyAmVI3aK
— エレファントカシマシ (@elekashi_ofcl) March 19, 2023
「隠れ名曲」を探しているあなたはすでにご存知かと思いますが、念のために説明しましょう!
エレファントカシマシは、1981年ごろから活動を始めた4人組ロックバンド。
と言っても当時の彼らは中学3年生、今とは違う6人編成でのスタートでした。
ちなみに、現行のメンバーは次の通りです。
・宮本 浩次(みやもと ひろじ)/ボーカル、ギター
・石森 敏行(いしもり としゆき)/ギター
・高緑 成治(たかみどり せいじ)/ベース
・冨永 義之(とみなが よしゆき)/ドラム
現行のメンバーになったのは結成から約5年後の1986年のこと。
この頃には「デーデ」「やさしさ」など今でも演奏されることが多い楽曲が出来上がっていたというから驚きですね。
その後、1988年にEPIC/SONY RECORDSよりメジャーデビュー。
かなりの注目を浴びるものの、契約の打ち切りなど様々な出来事があり、PONY CANYON→東芝EMIと移籍を繰り返します。
そして2007年、今のレコード会社UNIVERSAL SIGMAへと移籍し、名曲「俺たちの明日」をリリース。
今年、2023年はデビュー35周年のアニバーサリーイヤーとして様々な活動が期待されています。
エレカシの隠れた名曲10選 Part.1
今回は「これまでシングルとしてリリースされていない」「ライブではなかなか演奏しない」の2点を基準にセレクト。
知っている曲があるか否か、ぜひチェックしてみてください!
too fine life
「too fine life」は1990年9月にリリースされた4枚目のアルバム「生活」に収録されている楽曲です。
同曲は思わず「エレカシっぽい!」と言いたくなるような、頑張りすぎないけど前向きなナンバー。
「too fine life=素晴らしすぎる人生」というタイトルですでに気持ちが明るくなりますが、特に元気をもらえるのが次のフレーズです。
<この先何がおこるやら/悪いようにはならないさ>
落ち込んでいる時や肩に力が入りすぎている時に聴くと、いい意味でふっと力が抜けそうですね。
楽曲後半に盛り込まれている、宮本浩次らしい独特なファルセットも必聴。
一般的に「うまい」と言われるような美しいファルセットとはまた違いますが、なんだか胸を打たれます。
流されてゆこう
頑張りすぎてしまう人に聴いてほしいエレカシの隠れ名曲といえば、「流されてゆこう」です。
1996年8月にリリースされた8枚目のアルバム「ココロに花を」に収録されています。
同曲は温かみのあるメロディと、心がホッとするような優しい歌詞が印象的な一曲。
<そうさ/このままゆこう/日々の中流されてゆこう>というフレーズは、「頑張りすぎなくても、生きてればなんとかなるぜ!」と言われているようです。
名曲「今宵の月のように」を連想させるような、宮本浩次らしい「Oh Yeah」という歌声を聴けるのもファンとしては嬉しいポイント。
「あの『Oh Yeah』はこの頃からすでに健在だったのか…!」と、思わずワクワクしてしまいます。
ぜひ「Oh Yeah」にも注目しながら聴いてみてくださいね。
月夜の散歩
「月夜の散歩」は、1997年9月にリリースされた9枚目のアルバム「明日に向かって走れ-月夜の歌-」に収録されている楽曲です。
同曲はメロウなメロディーが印象的な、弾き語りのラブソング。
月が出ている夜、川沿いを「君」と2人で散歩する様子が歌われています。
歌詞では時間の流れに対する表現が多く見受けられますが、その中でも印象的なのが<ああ君をそっと抱きしめたくなる/流れ行け時よ/俺達をおいて行け>というフレーズ。
よくある「時間が止まってほしい」ではなく、「時間よ僕たちを置いてってくれ」という表現から「君」への想いの強さを感じます。
ちなみに、直前では<時よ/俺達/連れて行けよ>と歌われているのも見逃せないポイント。
どのような心情の変化があったのか考えながら聴くと、楽曲の世界観にどっぷりと浸ることができますよ。