「富豪刑事のOP曲かっこいけどクレジットがない!誰が歌ってるの!?」
「この声SixTONES(ストーンズ)っぽいと思ったらやっぱり!富豪刑事ってどんな作品なの?」
「なになに、アニメとジャニーズがどうしたって?」
今この記事を見ている方には、このような疑問を持っている方が多いかもしれません。
この記事では、アニメ「富豪刑事 Balance:UNLIMITED」がどのような作品なのか、OPに隠された謎とその真相、そして今回正式に発表されたOP曲「NAVIGATOR」の魅力について解説していきます!
目次
「富豪刑事 Balance:UNLIMITED」
2020年4月から放送されているアニメ「富豪刑事 Balance:UNLIMITED」。
「PSYCHO-PASS」、「約束のネバーランド」、「BANANA FISH」に「東のエデン」など数多くの名作を世に生み出し、「animation」を逆から読んだことに由来するの通り、まさに「アニメの常識を壊しにく」超名門制作会社ノイタミナの新作として放送前から注目を集めていた本作品。
原作は人気作家の筒井康隆さんの小説「富豪刑事」であり、物語はある日警察署刑事課捜査一課に配属された大富豪の息子であり、その莫大な資金力で破天荒に捜査を進める「神戸大介(かんべ だいすけ)」と、そんな神戸の行動や思想を快く思わない所謂「情に厚い」タイプでの警察官警察庁犯罪対策本部準備室所属「加藤春(かとう はる)」がバディを組んでともに事件に挑んでいく様を、その圧倒的な文才で痛烈かつコミカルに描いた作品です。
今までもアニメ本編のクオリティはもちろん、その作画やサウンドエフェクト、劇中歌まで細部にこだわった演出で名作を次々に生み出しているノイタミナ作品ですが、今回もあの人気アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズや「PSYCHO-PASS」などといった作品でサウンドを手がけた菅野祐悟さんを音楽チームに迎え入れたりと、多くのファンを期待させる布陣に。
その前評判にたがわず、放送直後から作品の面白さのみならず、劇中のサウンドやOP、EDなどの音楽が「とにかくおしゃれでかっこいい」と話題に。
しかし、話題になったのはそれだけではありませんでした。
なんと今回の「富豪刑事」では、1話の時点でOPのクレジットが全く明かされない超異例の”謎”状態。
本来アニメやドラマなどはOP・EDともに曲名、歌手名、作詞作曲者名などの「クレジット」があって当然ですので、今回の出来事はまさに青天の霹靂でした。
ただ、今作品はあの「ノイタミナ」が製作する「刑事アニメ」。我々視聴者に「OP曲を捜査(予想)しろ」というメッセージを暗に感じ取ったファンも多くいました。
そんな謎に包まれた1話が公開されてから、視聴者の中ではある一つの「噂」が流れます。
それは、「富豪警察のOPはSixTONESが歌っているのではないか」というもの。
SixTONES(ストーンズ)といえば、2020年にジャニーズ事務所からデビューしたての男性アイドル。
「イミテ〜イションレ〜イン」という歌の部分を耳にしたことがあるという方も少なくないのではないでしょうか?
デビュー曲の「Imitation Rain」はX JAPANのYOSHIKIさん作詞作曲という難易度の高い曲で、そんな難曲を完全に自分たちの曲として消化して歌いこなすなどアーティスティックな分野で非常に強いことで有名であり、「今までにないジャニーズ」という呼び声の高いグループです。
後述する3つの大きな理由などもあって、日に日にこの噂は真実味を増していき富豪刑事ファンもSixTONESファンも公式からの発表を首を長くして待っていました。
そして第1話放送から1週間後、多くの予想通り正式にSixTONES(ストーンズ)が富豪刑事のOP曲である「NAVIGATOR」を歌っていることが判明しました!
またこの「NAVIGATOR」は、SixTONESの2ndシングルとして6月3日にCD発売が決定していますね!
※ 4月20日 追記
本日の発表により、コロナウイルス蔓延の影響でアニメ「富豪刑事 Balance:UNLIMITED」」の第3話以降の放送が延期になったことを鑑みて、SixTONES2ndシングル「NAVIGATOR」の発売も延期されることが決定しました。
変更後の発売日に関しましては、ジャニーズ事務所オフィシャルサイトで決定し次第案内されますが、こちらでも随時情報を更新していきます。
今業界全体、特にアニメ業界が苦しむ中、アニメ「富豪刑事」が2話まで放送して私たちにエンタメを届けてくれたことに敬意を表しつつ、この作品に携わる全ての方の安全を願いながらアニメ、新曲ともに心から楽しめる日を待っていましょう!
なぜ「富豪刑事 Balance:UNLIMITED」のOPがSixTONES(ストーンズ)だと噂されたか
それでは、なぜSixTONES(ストーンズ)のファン、いわゆるスト担達がアニメ「富豪刑事」のOP曲をSixTONES(ストーンズ)が担当していることに気づいたかについて説明していきます。
「富豪刑事の曲はSixTONESが担当しているのではないか」という噂がたったのには、大きく分けて3つの理由があります。それは、
- 富豪刑事のOPの曲の声がSixTONES(ストーンズ)に似ている
- SixTONES(ストーンズ)を彷彿とさせるような宣伝画像
- SixTONES(ストーンズ)の2ndシングル発売日とアニメの放送クールのタイミングが合致する
というものです。
富豪刑事のOPの曲の声がSixTONES(ストーンズ)に似ている
まず、実際に曲を聴けばわかりますが、曲の声質、特徴がSixTONES(ストーンズ)にとても似ているんです。これが「SixTONESが富豪刑事のOPを歌っている」という説が浮上したいちばんの理由ですね。
ジャニーズの中でもSixTONESは歌唱力に定評のあるグループ。特に、メインツインボーカルのジェシーさんと京本さんの歌唱力は多くの歌番組で支持を得ています。
いわゆる王道のアイドル曲ではなく「アーティスティックさ」に全面的にフォーカスし、その歌唱力、表現力を前面に押し出した楽曲が彼らの魅力ですが
今回の富豪刑事のOP曲は京本さん、ジェシーさんの特徴的な歌声、歌い方を彷彿とさせる部分が多く、曲調のおしゃれさも今までのSixTONESの楽曲に合致する部分が多いのです。
またメンバーのジェシーさんは日本人とアメリカ人のハーフで英語の発音にとても達者なんですね。そんな彼の発音の癖が今回の曲の英語部分の歌唱とマッチしていました。
アニメのOP版のサイズでは頭とラストに英語でのセリフ的な歌詞が存在しますが、その部分の声と発音の癖がジェシーさんとよく似ているんです。
具体的に述べると、ジェシーさんは英語の母音の「a」や「i」を「e」音の成分を多めに発音する傾向があります。彼らのデビュー曲である「Imitation Rain」もカタカナで表現するなら「エメテイションゥレイン」と発音しています。そして今回の楽曲のラストにある「unlimited」の発音も、「エリミィテッド」と聞こえる部分があります。これは、先ほどのジェシーさんの発音の特徴と一致していますね。
SixTONES(ストーンズ)を彷彿とさせるような宣伝画像
次に、富豪刑事の音楽面をサポートしているソニーミュージックですが、その公式Instagramアカウントで投稿された本アニメの宣伝画像では、「型破りの御曹司」や「バディ」などの富豪刑事の特徴を表すキャッチーなフレーズが「×」印で掛け算のように並んでいました。
この「×」印は6色に塗り分けられていたのですが、実はこの6色はSixTONES(ストーンズ)6人のメンバーカラーなんです!
それだけだはなく、さらにその順番にも注目すべきポイントが。
2020年は、2月頃からコロナウィルスが日本のみならず世界中で蔓延し外出や娯楽などを自粛せざる得ない状況になっており、多くの人々が今まで経験したことのないような危機的状況にったいあっています。そんなファンの人たちに元気を与えるべく、すでに2ndシングルの発売が決定していたSixTONESはそのレコーディング風景の写真を1日につき1人ずつ公式インスタグラムにアップしていました。
そして先ほどの「×」印の色の順番が、この投稿をしたメンバーのメンバーカラーの順番と完全に一致するんです!
6色の並びが完全に一致する確率は「720分の1」。すでに歌声で「この曲はSixTONESではないか?」と考えていたファンから見ればその説を補完するものとして見えますよね。
極め付けは、この連日投稿の6人目最後の順番である田中樹さんが投稿した日がちょうどアニメ「富豪刑事」の第一話の放送日だったことから
「あのSixTONESの投稿は実はアニメ開始へのカウントダウンだったのではないか!?」
という声も上がっていました。
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SixTONESのメンバーについてはこちらの記事で詳しく解説しています!
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また、SixTONES(ストーンズ)は過去に「Raugh “xxxxxx”」というコンサートを敢行しています。この「”x”」6つの文字列は「ストーンズ」と読むのですが、これは数学的な慣習から「x」という文字はどんな数でも代入しうる文字であることから、自分たちの無限の可能性を表現するメタファーとして用いたと語っています。
このような背景から、
今回の「×」印がSixTONES(ストーンズ)を暗に表現している考えるファンが多く存在したんですね。
SixTONES(ストーンズ)の2ndシングル発売日とアニメの放送クールのタイミング
そして先ほども述べた通り、SixTONES(ストーンズ)は6月に2ndシングルを発売することがすでに決定しており、。もしSixTONESの新曲が富豪刑事のOPに使用されているとすれば、そのタイミングはバッチリ合います。
また今回のアニメ「富豪刑事」も御多分に洩れずEDに実力派グループ「OKAMOTO’S」の渾身の一作「Welcome My Friend」を採用したように、イタミナ作品は楽曲も作品の世界観と合うような高クオリティのものを迎え入れていることでも有名です。
そしてその歌唱力と表現力でデビュー前から多くの支持を受け、「ジャニーズの新世代」と言われたSixTONESを今回のアニメの主題歌に採用したと考えることは、十分に考え得るものでしたね
またSixTONESはデビュー曲「Imitation Rain」を「ソニーミュージック社」から出しており、今回のアニメ「富豪刑事」もソニーミュージックが音楽面を担当していることも、ファンの期待を高めた一因でしたね。
こうして多くのファンの期待が膨らむ中、満を辞して、4月16日にSixTONESが「富豪刑事」のOP曲である「NAVIGATOR」を担当していることが正式に発表されました!
作詞・作曲・編曲は高木誠治さんと高慶”CO-K”卓史さんが行なっています。
お二人とも以前にジャニーズの楽曲に携わったことのある型で、高木誠治さんは関ジャニ∞の「罪と夏」や「NORSHI」の作詞、高慶”CO-K”卓史さんはSexyZoneの「ロイヤルブルー」の作曲や関ジャニ∞の「友よ」の編曲なども手がけています!
この異例の大抜擢を予想したファンはもちろん、このような盛り上がりを予想し、原作のファンとSixTONESのファンどちらにもアツい演出したノイタミナ社にはさすがの一言ですね。
フジテレビのプロデューサーで、今回の富豪刑事も担当している松尾拓さんも
「SixTONESというクレジットなしでも十分魅力を伝えられる曲になったと思うので、あえて1話目では先入観無く見てもらうためにクレジットなしでの放送を行った。大いに世間がこの謎のOPについて盛り上がっている中で情報を解禁できたのは嬉しい。」
というコメントをしています!
作品の世界観を見事に写し出す「NAVIGATOR」の魅力
SixTONESの歌唱力を最大限に生かした疾走感溢れるダンスチューン
そんな話題となったOP曲「NAVIGATOR」は一体どのような曲なのでしょうか。
曲調としてはまさに「スタイリッシュ」」さと「おしゃれ」さ、そして今までのSixTONESの中でも類を見ないほどの「疾走感」が存分にあふれたものになっています。激しく進むアップテンポの中にうまく外したリズムが存在し、聞けば聞くほど頭に残るメロディーラインが特徴的です。
曲調はロックでありながらもクラシック音楽のような楽器や近代的な音が合わさり、全体的にはダンスチューンのような仕上がりになっています。先日のCDTVで地上波初披露された際も、楽曲そのもののシンプルなかっこよさと、その音にうまくリンクしたダンスに目を奪われましたね。
また、SixTONESは歌のスキルが抜群に高く、生歌がうまいことはジャニーズのファンの間では有名なことでしたが、SNSなどで披露されるたびに今まで彼らを知らなかった人たちからの驚きの声が上がるのが恒例行事になっています。
今回も御多分に洩れず生放送直後から
「なんとなく聞いてたけどSixTONES歌うますぎない…?」
「富豪刑事のOPテレビでやってたけどあんなに踊ってるのに生歌であの上手さてどうなってるの!?」
「ストーンズめっちゃかっこいい最高じゃん」
といった声が多く出ていました。
SixTONESのツインメインボーカルの京本大我さんとジェシーさんが抜群の安定感で主旋律を引っ張り、ラップパートでは田中樹さんのバチバチに決めた低音ラップと京本さんの高音パートの掛け合いで視聴者を釘付けにし、曲の最後で、ハンドマイクを持っているゆえに森本慎太郎さんが片手バク転を振りの中で流れるように決めるなどまさに圧巻のパフォーマンスでした。
田中さんは自身がHip Hop文化に傾倒していることもあり、ラップ曲を自作するほどスキルの高いメンバーですが、今回の曲でも遺憾無くその武器を発揮しており、ラップパートの長さが彼に対する信頼の厚さを物語っていると思いますね。
また楽曲の世界観も、作品の本編にうまく寄り添う形となっています。
本作品は大富豪の息子であり新たに警察署に配属となった神戸大介がその莫大な資産を惜しむことなく派手に使い回す規格外のスケールの発想や行動が魅力の一つですが、そんな神戸大介のそのスタイリッシュさ、スマートさ、かっこよさをこの楽曲は見事に表現しています。
様々な音が散りばめられた完成度の高い旋律と、まるでコンテンポラリーダンスを踊っているかのような絶妙のリズムで奏でられる歌声のマリアージュ。さらにジェシーさんの卓越した発音での英語歌詞が神戸の全能感を感じさせるスパイスとして盛り込められた曲がこの「NAVIGATOR」なんです。
そんな歴史あるノイタミナ作品のOPという大役に抜擢され、見事その期待以上に視聴者を魅了した「NAVIGATOR」。原作のファンからも
「富豪刑事のOPめちゃくちゃかっこいい!」
「OP誰が歌っているの?めちゃくちゃオシャレなんだけど!」
という声が出てくるのも頷けますね。
「NAVIGATOR」のMVが6/25にユーチューブで解禁
そして、そんなアニメ「富豪刑事 Balance:UNLIMITED」の主題歌であり、SixTONESの2ndシングルである「NAVIGATOR」のMVは6/25の21:00にSixTONESのオフィシャルYouTubeチャンネルで公開されます!
光だけで6人を照らす何もない一室の場面やCGで作り込まれたまるでSF映画のワンシーンのような場面、そしてSixTONES史上もっとも激しいと言われているダンスにも必見です。
また、初めてMVを見たSixTONESの反応も動画で見られるので、こちらも併せてチェックしたいですね!
最後に、アニメ「富豪刑事」の円盤化とSixTONESの2ndシングル「NAVIGATOR」のCDについて
「富豪刑事 Balance:UNLIMITED」は現在FODやNetflix、ニコニコ動画などでも配信されており、見逃した方でも見られるようになっています。
またアニメ本編はBlu-ray&DVD化、さらにサウンドトラックの発売も決定しており、SixTONESの2ndシングル「NAVIGATOR」も、神戸大介と加藤春がオリジナルイラストのジャケットを飾る特別版が9月30日まで限定発売されるので、是非手に入れたいですね!
また、新型コロナウィルスの影響で一度は販売が延期になりましたが、SixTONESの2ndシングル「NAVIGATOR」は正式に7/22に発売されることが決定になりました!
通常盤にはカップリング曲として新曲「You & I」、「love u…」、そしてジュニア時代の驚異的な人気を誇っていた「Hysteria」が収められています。
前述の神戸大介と加藤春がオリジナルイラストのジャケットを飾る特別版にはカップリング曲としてジュニア時代にMV化もされた「JAPONICA STYLE」の新録バージョンと、「NAVIGATOR」のTV edit版が収録。
そして初回版にはカップリング曲としてこちらもジュニア時代に圧倒的な人気を誇っていた「光る、兆し」が、DVDには「NAVIGATOR」のMV、メイキング映像、ソロアングルバージョンが収められています。
今回カップリングされる楽曲は全て名曲と言えるものとなっているので、どのような曲なのかぜひこちらの記事でチェックして購入していただきたいところですね!
これは全部買うしかないね!ヒュスク、小切手を!
君は神戸財閥じゃないでしょ
以上、「富豪刑事 Balance:UNLIMITED」のOPの謎と、SixTONES(ストーンズ)の「NAVIGATOR」についてまとめました!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
これから進んでいく物語と楽曲の化学反応に、ワクワクが止まりませんね!