【全曲レビュー】SixTONES(ストーンズ)- リード曲、カップリング曲、アルバム曲、ユニット曲を完全網羅!

【全曲レビュー】SixTONES(ストーンズ)- リード曲、カップリング曲、アルバム曲、ユニット曲を完全網羅!

2020年1月22日、ジャニーズから華々しくデビューした6人組アイドルSixTONES
パフォーマンス中のワイルドな姿と、愛嬌たっぷりな普段の姿とのギャップが魅力的なグループです。

デビュー以降、アーティストとして活躍の場を広げているSixTONESを支えているのが、ハイクオリティーな楽曲です。
一流アーティスト達とのコラボで生み出された楽曲は、ファンを毎回驚かせると同時に、音楽に精通する業界人からも熱い注目を集めています。

今回は、彼らのデビュー曲から最新曲までを一挙に振り返り、その多彩な魅力を掘り下げていきます!

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1stシングル『Imitation Rain / D.D.』(発売:2020年1月22日)

Imitation Rain

SixTONESの名を世に広く知らしめたのが、デビュー曲の『Imitation Rain』です。繊細なピアノの旋律から展開されるロックバラードが特徴的なこの楽曲。作詞・作曲・編曲を手掛けたのは、X JAPANのYOSHIKIです。彼は怒涛のスケジュールの中、制作に当たったそうで、自身のインスタグラムでは「Imitation rainのMVを見ると涙が…。」と語るほど思い入れの深い楽曲になったようです。

YOSHIKIも絶賛する『Imitation rain』のMVは、SixTONESにハマるのに十分過ぎるほど見所満載です。優美さと力強さを兼ね備えた振り付けは、まるで音楽をそのまま体現したような説得力を持っています。また、実際の水や炎を使った演出は、この楽曲の静と動を見事に表現しています。この映像はクールなSixTONESと、その根底で燃え続ける情熱にも重なります。

この楽曲でも圧倒的な存在感を放つのが京本のソロです。伸びやかな高音が持ち味の彼ですが、実はレコーディングの際にキーを下げるかどうか悩んでいました。彼のソロがある落ちサビでは転調があり、男性が歌うにはかなりキツイ音域。披露する機会が多いデビュー曲で、この高音を歌い続けていけるのだろうかという不安が彼の中によぎります。しかし、京本はオリジナルの良さを優先し、原曲キーのまま歌うことを決めました。『Imitation rain』はSixTONESの覚悟の末に生まれた名曲なのでした。

Telephone

これを聴けばSixTONESに惚れること間違いなしのオススメ曲です。地上波で放送された時には、あまりのカッコよさにSNSでトレンドに上がるほど人気を集めました。
デビュー前後に行われたライブ「TrackONE -IMPACT-」で初披露となったこの楽曲。ギャングスーツに身を包んで登場したSixTONESに、会場は熱狂の嵐に包まれます。まさに上質なワイルドさが凝縮されたステージでした。

Telephone』というタイトル通り、至る所に電話の機械音を模した音が組み込まれています。この楽曲の面白さは、冒頭で繰り返される「Just keep on ringing, ringing now」のメロディーがベースとなって曲全体を支えているところです。よく聴くとサビのベース音にもこのメロディーが組み込まれており、作り手の遊び心に溢れた楽曲となっています。

さらに、SixTONESのラップと歌唱の水準の高さにも注目です。リードラッパーである田中を筆頭に、ジェシー、髙地、森本の息の合った言葉捌きが楽しめます。また、京本のエッジの聞いた歌声が華を添えているのはもちろん、これまで縁の下の力持ちだった松村の艶やかな歌声が堪能出来るのも嬉しいポイントです。可愛いSixTONESも見てみたい!という方には、こちらの動画がオススメです。

NEW WORLD

NEW WORLD』は疾走感にあふれ、ファンも一緒に盛り上がれるアイドルらしい楽曲です。爽やかな音楽からとてもポジティブな印象を受けますが、意外にも歌詞の内容は深く、SixTONESが現在に至るまでの苦節や仲間との絆が描かれています。彼ららしいのは、苦悩した過去の時間も否定せず、全てが今に繋がっていると前向きに捉えられているところです。

Jr.時代からたゆまぬ努力を続けてきたSixTONES。現実は厳しく、後輩達のデビューを見送りながら、気づけば大人になっていました。それでも悔しさをバネに前進し続け、今では「誰でもない 僕らは僕らだ」と胸を張って言えるほど大きく成長しました。この6人で良かったという想いが、1から6までカウントする振付にも込められています。SixTONESの門出を祝うに相応しい楽曲となりました。

『Imitation Rain / D.D.』


2020年1月22日に発売されたSixTONESとSnow Manのデビューシングル。ジャニーズ史上初となる2組同時デビューを飾ったことでも大きな話題になりました。初週売り上げは132.8万枚を突破し、オリコン史上初となるデビューシングルでの初週ミリオンヒットを達成しました。

 

2stシングル『NAVIGATOR』(発売:2020年7月22日)

NAVIGATOR

この楽曲は、2020年にフジテレビ系・ノイタミナ枠で放送されたアニメ「富豪刑事 Balance:UNLIMITED」のオープニング曲です。
実は、アニメの第1話が放送された時点では、アーティスト情報が伏せられていました。楽曲のクオリティーの高さも相まって、SNS上では様々なアーティスト予想が繰り広げられました。
こだわり抜かれたMVでは、照明のみで構成されたシンプルな空間と、CGで作られた架空都市が登場します。無機質な世界観にSixTONESのエネルギッシュな歌声が乗ることで、両極端な要素が見事に共存しています。

この楽曲からSFっぽさや機械的なイメージを感じる理由の1つは、和音のつながりにあります。ボーカルのハモリではユニゾンやオクターブを多用し、機械音のような雰囲気へ意識的に近づけています。また、冒頭のストリングスからも分かるのですが、あえて和声的に綺麗とは言えない和音を連続させることで、聴き手に独特な違和感を感じさせます。この違和感が、架空とリアルを融合させた『NAVIGATOR』の絶妙な世界観を支えているのです。

You & I

You & I』は次から次へとボーカルが切り替わり、メンバーの歌声を満遍なく楽しめる楽曲です。柔らかいエレクトリカルな音質と重なり合う歌声が心地よく、贅沢なサウンドが軽快なテンポで流れていきます。

作詞を担当したのは『RAM-PAM-PAM』や『Telephone』を手掛けたONIGASHIMAです。彼の他の作品と同様『You & I』も、歌詞の大部分が英語詞で構成されているため、歌手にとって決して容易な楽曲ではありません。しかし、SixTONESの歌いまわしに注目して聴いてみると、英語パートでも歌詞の意味を深く落とし込んで歌っていることが伝わります。何より、彼らのナチュラルな歌声が、楽曲の魅力を最大限に引き出しています。

歌詞を読み解くと『You & I』は、SixTONESからファンに向けたラブソングであることが分かります。どんな時でも音楽を通してファンを笑顔にさせてあげたいという、SixTONESの真摯な想いが滲んだ楽曲です。

love u…

シンプルかつダイレクトに愛の言葉を紡いでいる『love u…』。とにかくオシャレなこの楽曲は、甘く溶けるチョコレートのような深い味わいがあります。

この楽曲は、ダンサー兼DJとして活躍する女性プロデューサーTOMOKO IDAと、姉妹デュオ「SOULHEAD」のTSUGUMIが共作しました。R&Bやヒップホップに精通した彼女たちが織りなすサウンドは、SixTONESの楽曲に新たなエッセンスを加えました。『love u…』を皮切りに、このタッグは何度もSixTONESに楽曲提供をしてくれています。

こちらも『You & I』と同様、英語詞の割合が多い楽曲です。特徴的なのは、日本語と英語詞の韻を掛け合わせたり、単語を繰り返して生まれる独特なリズムを利用するなど、発語の面白さを活かしている点です。SixTONESのレガートな歌い方が、曲全体に甘く柔らかな印象を与えています。

『NAVIGATOR』


2020年7月22日に発売された2ndシングル。SixTONES初となるアニメ主題歌への起用で、ジャニーズファン以外からの注目度も上がりました。表題曲やカップリング曲の充実度はもちろん、CD特典では盤毎にJr.時代の楽曲が1曲ずつ収録されている選り取り見取りなシングルです。

 

3rdシングル『NEW ERA』(発売:2020年11月11日)

NEW ERA

SixTONESのさらなる挑戦が浮き彫りになったのが『NEW ERA』です。「新時代」という意味のこのタイトルは、常に道を切り開き続けるSixTONESにピッタリです。1度聞けばヘビーローテーション間違いなしの中毒性を持った楽曲です。

この楽曲は、読売テレビ・日本テレビ系で放送された「半妖の夜叉姫」のオープニングテーマに起用されました。このアニメは2000年から放送された大人気アニメ「犬夜叉」の子供世代の物語。作中で現代と戦国時代を行き来する主人公たちになぞらえ、『NEW ERA』では音楽を通して時代を超越するような構成になっています。冒頭の和楽器に始まり、印象的なスキャットに導かれた先には王道のロックチューンが待ち構えています。

声の重ね方も今までに無いほど複雑に構成されています。サビでは主旋律に対し、上ハモ下ハモで挟みこむ重厚さ。そして、1番2番で同じフレーズでもハモリ方を変えているので、楽曲を通して聴いた時に全てが新鮮に感じられます

この楽曲で特筆すべきは、松村の歌声です。彼は、今までグループのために温めてきたボーカル力をこの楽曲でいかんなく発揮しています。低音の安定したハモリに加え、その音域の広さを活かしてリードボーカルでも楽曲を盛り上げています。また、京本と松村の声の相性の良さという点でも、それが今後の楽曲にどう生きてくるのか期待させてくれます。全てを圧倒する壮大なスケールからは、本気で新時代を築こうとするSixTONESの気概がうかがえます。

Life in color

爽やかで可愛いSixTONESが凝縮された『Life in color』。大切な人と過ごす時間が、普段見落としがちな”小さな幸せ”に気づかせてくれるという内容です。

作曲を担当したのは、スウェーデン出身のマルチクリエイターChris Meyerです。Kinki Kidsや嵐、SHINee、少女時代など、国を越えて多くのアイドルやアーティストのために楽曲提供をしています。自身も歌手として活動しているせいか、彼の音楽はボーカルラインや歌詞へのリスペクトが強いように感じられます。

特に『Life in color』では出来るだけ無駄な音を省くことで、素朴で温かみのある日常感を演出しています。冒頭は好きな人への胸の高鳴りが可愛らしく歌われ、続く「Cloudy,Rainy days」に入ると、天気のどんより感や物憂げな心境が和音の中にも表現されています。1人だったらついてないなあと感じてしまう日でも、君と一緒なら最高の1日になる、そんな愛おしさが込められた楽曲です。

SixTONESの楽曲全てに言えることですが、髙地と森本の癖のない歌声は普遍的なフレーズに説得力を持たせることが出来ます。決して押しつけがましくなく、隣に寄り添ってくれるような温かさを感じられるのです。そして田中は、楽曲に合わせて絶妙に声のニュアンスを変える職人っぷりを見せます。ジェシーは、その陽だまりのような歌声で歌詞を優しく包み込みます。楽曲に対して、毎回最大限のアプローチを見せてくれるSixTONES。大切な人と過ごす時間を通して、変化する主人公の心境を繊細に描いていました。

So Addicted

So Addicted』は『NEW ERA』の期間限定盤に収録されているカップリング曲です。「Addicted(夢中になっている、首ったけの)」といったタイトル通り、この楽曲では好きな相手に溺れている男性心理を描き出しています。アイドルが歌っているとは思えないほど、男性の情欲的な面をリアルに映し出したこの楽曲。艶っぽい面を切り出しても、下品になりすぎないのがSixTONESの良さです。女性から見て惹かれる男性像を創り出せているのは、TOMOKO IDAとTSUGUMIによる共作ならではでしょう。

そして最大の注目ポイントは、田中が作詞を担当したラップパートです。2021年4月24日に放送された「SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル」では、この制作過程について本人が詳しく語りました。歌唱パートが全編英語詞だったことから、ラップパートも英語で制作することを決めた田中は、寝ずにリリックを書き下ろします。また、リアルさを追求するため、自分の中で架空の女性を作ってイマジネーションを広げました。前作のカップリング曲『love u…』の続きだと思って歌詞を書いたということで、楽曲の内容を深く掘り下げて制作に挑んだことが分かります。『So Addicted』の「Saying I “love u…” is never enough」という箇所には、田中のこだわりぬいたセンスが光っています。

Lemonade

この楽曲は男女の恋の駆け引きを、酸味と甘みが効いた『Lemonade』になぞらえた楽曲です。余裕があるように見せながら、どうしても手に入れたい相手を前に高揚感を抑えきれません。「Thirsty, so thirsty(喉が渇いた)」という歌詞が、主人公の渇望をハッキリと描いています。

この楽曲も『Life in color』を手掛けたChris Meyerが作曲しました。彼らしいトロピカルなサウンドは残しつつ、注目させたいポイントにエッジを効かせることで、楽曲全体の雰囲気が一気に大人向けに引き上げられています。聴いた後に残る後味の爽やかさは、まさに『Lemonade』そのものです。

『NEW ERA』


2020年11月11日に発売された3rdシングル。前作の『NAVIGATION』に続き、表題曲の『NEW ERA』がアニメタイアップに起用されました。カップリングでは性格の異なる楽曲を取り揃え、素朴で爽やかな楽曲から大人の色気溢れる楽曲まで幅広く楽しめます。また、英語詞に力を入れた楽曲が目立ち、SixTONESが本格的に世界進出を目指していることがうかがえるシングルです。

 

4thシングル『僕が僕じゃないみたいだ』(発売:2021年2月17日)

僕が僕じゃないみたいだ

この楽曲は、メンバーの松村と森七菜がW主演を務める映画『ライアー×ライアー』の主題歌に起用されました。”ウソから始まる、ありえない恋”という物語のテーマに寄り添い、恋に悩む男性が、そのもどかしさを隠そうと嘘を重ねていく様を描いています。

MVでは、鏡を何面も用いることで淡く映し出された虚像が、自分らしくいられないことに戸惑う主人公の気持ちを見事に表現しています。また、マジックミラーに投影された鮮やかな色彩に、SixTONESの洗練されたビジュアルが映えます。息をのむほど美しいMVは、映像作品としても高いクオリティーに仕上がりました。爽やかさにどこか甘酸っぱさも覚える王道のポップチューンが、SixTONESのワイルドなイメージに新鮮味を与えてくれました。

Strawberry breakfast

初回A盤に収録されているこちらのカップリング曲。2人一緒なら日常ですら映画の名場面になる、と高らかに歌い上げるラブソングです。

SixTONESの楽曲にありそうでなかったレトロポップな楽曲で、オシャレなのにどこか懐かしさも感じさせます。作詞を担当したのは、J-POPユニット「天才凡人」のMineとAtushi Shimada。彼らはSMAPや嵐をはじめ、多くのジャニーズグループの楽曲制作に携わっている他、過去にSixTONESの『Beautiful Life』を作詞・共作曲した経験も持っています。

公式サイトに掲載された「海外のオシャレなラブコメ映画のような世界観をPOPに表現したラブソング。」という紹介文がこの楽曲の全てを物語っています。SixTONESがキュートに演出する『Strawberry breakfast』を聴けば、毎朝が特別な時間になる事間違いありません。

Bella

初回B盤に収録されている『Bella(ベーヤ)』は、ラテン系らしいパッショナブルな楽曲です。タイトルはスペイン語で「美しい」という意味。スペインと言えば「情熱と太陽の国」。ダイレクトなセリフで女性をセクシーに誘惑する様が描かれています。

「Bella」という歌詞が最も引き立つよう、エキゾチックなリズムとメロディーが印象的に繰り返されます。SixTONESのチョイ悪な一面が引き出されたこの楽曲。特に田中のこなれ感のある歌声が絶妙なアクセントになっています。ユニゾンに被さるフェイクも毎回オリジナリティがあって非常に聴きごたえがあります。

Call me

ここまでご紹介したように、4thシングルには様々な形のラブソングが収録されています。通常版に収録されている『Call me』では、SixTONESの楽曲には珍しく三角関係が描かれています。トロピカルなR&Bも相まって、聴けば聴くほど主人公の優しさと切なさが沁みてくる楽曲です。

一目見た時からヒロインに恋焦がれている主人公。しかし、彼女にはすでに恋人がいました。彼女の中で自分が1番になれないと分かっていても、主人公は愛しい気持ちを消すことが出来ず、複雑な心境を抱えていました。その後、彼女が恋人の不誠実な態度に時折涙していることを知った主人公は「僕はいつでも君を待ってるから」と彼女に伝えます。

Call me, girl(電話してよ)」というフレーズには、物理的に傍にいることは叶わなくても、気持ちだけは君の一番傍にいたいという儚い願いが込められています。あくまで彼女の恋心を否定せず、大切な人の選択を尊重してあげられる主人公の包容力には脱帽です。

全編英語詞の『Call me』は、英語の発音が過去最高のクオリティに仕上がっています。作品のニュアンスを正確に伝えるための工夫が端々に見られ、SixTONESの細やかなこだわりが活かされた楽曲です。

『僕が僕じゃないみたいだ』


2021年2月17日に発売された4thシングル。表題曲の『僕が僕じゃないみたいだ』がSixTONES初となる映画主題歌に起用されました。カップリングでは、パッショナブルなものから失恋ソングまで、様々なテイストのラブソングが並びます。また、通常盤には和楽器の生演奏をMIXした『NEW ERA(Japanized Rearrange)』が収録されています。このバージョンは「ベストアーティスト2020」でも披露され、話題沸騰となりました。

 

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