Yaffle – 謎に溢れた名プロデューサーの経歴や魅力|手がけた作品は?

Yaffle – 謎に溢れた名プロデューサーの経歴や魅力|手がけた作品は?

藤井風の楽曲をプロデュースするYaffleの魅力は?

凄腕プロデューサーとも称されているYaffleの魅力は、時代に合った音楽性を持っていること。Yaffleの手がける楽曲には、J-POPのような聴きやすさと、尖りすぎないユーモアが共存しています。

2021年3月に放送された音楽バラエティ番組「関ジャム 完全燃SHOW」にて、Yaffleと共に出演していたレジェンドプロデューサー武部聡志に「今日本で1番時代に合った最先端のサウンドを作るプロデューサー」と言わしめたほど。

そんなYaffleが2020年にリリースされた藤井風の「青春病」を制作するときに意識したのは、サビの情報量を減らしたことだといいます。
サビで使う音を減らすことで、藤井風の歌唱力がより引き立ち、さらに今っぽいサウンドになるのだとか。
また、声と音域が近いピアノやギターはなるべく単音で使い、声を邪魔しないようにしていることも話していました。

ノスタルジックな雰囲気と今っぽさの両方が楽しめる「青春病」には、Yaffleの音楽性が詰まっているのですね。
ロジックやコード進行をはじめ、幅広い知識と経験があるからこそ、ポップスらしさを保ちつつ、時代に合った新しい音楽が作れるのでしょう。

MEMO

聞き手に心地よい音を感じてもらうために、あえて心地よくない音のあとに綺麗なコード進行を入れる手法を使う場合もあるそうです。音楽の世界は奥が深いですね。

プロデュース作品3選

ここでは数あるプロデュース作品の中から、おすすめの3曲を紹介します。
Yaffleのアレンジが堪能できる作品を選んだので、ぜひ聴いてみてください。

藤井風「優しさ」


幅広い年代から支持され、絶大な歌唱力を持つシンガーソングライター藤井風。
2020年にリリースされた3rdシングル「優しさ」は、藤井風の歌唱力が顕著に現れているバラードです。
本作の制作段階において「Yaffleが2番を全てカットするアイディアを出してくれたことで素敵な作品になった」と藤井風自身がTwitterで話していたことが話題に。
お互いに信頼し合っているからこそ、より良いものが生み出されるのかもしれませんね。

SIRUP「Thinkin about us」


ヒップホップやR&Bをルーツに持ち、抜群の歌唱力で人々を巻き込むSIRUP。
本作はYaffleが編曲・楽曲提供している1stシングル「Synapse」に続いてリリースされた作品です。
2021年発売の2ndアルバム「cure」の収録曲で、温もりや情緒の感じるオルタナティブなナンバーに。
SIRUPの歌声とYaffleのアレンジが相まって、よりメッセージ性の強いエモーショナルな一曲となっています。

iri「渦」


ヒップホップやソウルなどを根底に持ち、唯一無二のスモーキーな歌声で人々を魅了するシンガーソングライターiri。
二人はiriのデビュー当時から数々の作品を共に生み出してきました。
2021年6月にリリースした「渦」は、国際ファッション専門職大学のCMソングに起用されており、
2018年リリースの「Only One」に続いて2作連続起用となった楽曲です。
Yaffleの繊細で洗練されたサウンドや予想できない展開、iriのグルーヴィーな歌声がマッチして先駆的な一曲となっています。

最後に

今回は今注目のプロデューサーYaffleの生い立ちや魅力、プロデュース作品を紹介しました。

さまざまアーティストをプロデュースし、業界からも求められるような存在であるYaffleは名プロデューサーと言えるでしょう。

2021年10月にはELAIZA(池田エライザ)の配信シングル「AYAYAY」を作曲。音楽雑誌「音楽と人」の11月号に堂本剛との対談が掲載されるなど、その勢いは止まりません。

今後もリスナーをより新しい境地へと運んでくれるであろうYaffleを、ぜひチェックしてみてください。

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