アナログ感がありつつも新鮮なサウンドと柔軟に形を変える2ボーカルスタイルで、唯一無二の存在感を放つego apartment(エゴアパートメント)。
1998年生まれ、関西在住の3人組ユニットで、今じわじわと注目度を増しています。
本記事では、そんなego apartmentを徹底解説。
彼らは今後のミュージックシーンを賑わせていくこと間違いなしですよ!
目次
ego apartmentとは?
ego apartmentの魅力
Laptop/Bass担当のリーダーDyna、Guitar/Vocal担当のPeggy Doll、同じくGuitar/Vocal担当Zenの3名からなるego apartmentは、“エゴアパ”の愛称で親しまれています。
彼らの大きな魅力は、ロック、ソウル、R&B、エレクトロニカ、ヒップホップ、ボサノヴァなど、メンバーそれぞれのバックグラウンドが色濃く反映されたジャンルごった煮のサウンド。
あらゆるサウンドを絶妙なバランスでミックスすることで、新しい音楽へと昇華させる彼らのセンスは、昔の音楽から現在進行形のアーティストまでとにかく音楽を発掘するのが好きで、趣味も作曲だと語る彼らならではのもの。
ハスキーでビターな低音が特徴的なZenの歌声と、ソウルフルで高音が美しいPeggyの歌声という、全く声質の異なる2ボーカルスタイルも、彼らの音楽に広がりをもたらしています。
そして、ローファイな雰囲気のトラックは、悲しさや儚さ、楽しさまでをも豊かに表現。
たくさんの要素が混ざり合いながらもグルーヴ感溢れる彼らの音楽には、どこか哀愁が漂い、聴き手を虜にする美しさがあります。
そして、3つの個性が融合して生まれる新しい音世界は、無限の可能性をも感じさせてくれるのです。
歌詞・作曲の特徴
彼らの強みは、3名とも作曲や編曲ができるということ。
トラックメイクはDynaが、メロディや歌詞はPeggyとZenが中心となることが多いものの、作曲の進め方はそれぞれ持ち寄ったデモに応じて柔軟に決めていると言います。
DAWを駆使して巧みにイメージを音へ落とし込むDyna、様々なものを感覚的かつダイナミックにアウトプットするZen、メロディや構成を精妙に作り上げるPeggy。
”飽きさせないこと”をモットーに生み出される楽曲の数々は、聴き手の心を踊らせると同時に、悲しみや社会への不満といったネガティブな気持ちにもそっと寄り添ってくれるように感じられます。
歌詞は英語詞がメインですが、しばしば日本語が織り交ぜられることも。
まずトラックやメロディがあり、その音やリズムを大切にしながら紡がれた言葉たちは、聴き手の中にすっと入り込んでくる心地良さがあります。
日本でウケる楽曲はこうだというイメージを破り、国内外問わず自然と聴いてもらえる楽曲を作りたいと考える彼ら。
そういったグローバルな眼差しは、新しい時代を切り開いていくはずだと感じずにはいられません。
バンド結成の経緯
元々、インストのクラブ・アンビエントミュージックを作るトラックメイカーとして活動していたDyna。
そんな彼が、歌ものをつくりたいと考えたことがバンド結成のきっかけでした。
自身の妹が通っていた高校の先輩、Zenの存在を教わったDyna。
ZenがInstagramにアップしていた歌の動画や音源を通じてその声に惚れ込んだことから、DynaはDMを送ります。
Dynaの家に集まった2人は、いきなり「NEXT 2 U」と「SUN DOWN」の2曲を作曲。
その後1年間程度、ゲームで遊ぶような感覚で作曲して過ごしていたと言います。
「NEXT 2 U」の発表を視野に入れつつも決定打に欠けていた中、DynaはInstagramでPeggy Dollを発見。
その歌声を一聴して感銘を受けたDynaは、ここでもInstagramのDMでコンタクトを取りました。
当初はフィーチャリングという形での依頼だったものの、3人は作曲しながら遊ぶうちに、自然とバンド結成の流れに。
そうして2020年冬、ego apartmentは結成に至りました。
一見上手く馴染まないように思える3つの自我が、音楽によって1つの場所に集まり、1つのものにまとまる。
バンド名にはそんな意味が込められているそうです。
現在までの活動 〜配信リリースからレコード発売、ライブ情報まで〜
2021年より本格的に始動したego apartment。
3月に初ライブ、5月に1stシングル「1998」を配信リリースします。
その後、翌月に2ndシングル「SUN DOWN」、8月に3rdシングル「NEXT 2 U」、9月に4thシングル「Wrong with u」とコンスタントに配信リリースを重ねていった彼ら。
2022年には、Spotifyが発表するネクストブレイクアーティスト”RADAR:Early Noise 2022”にも選出される他、リリースした楽曲は国内外の数多くのプレイリストにも追加され、着実に注目を集めていきます。
そして配信リリースを重ねてから約1年後、2022年6月に1stフルアルバム「EGO APARTMENT」をリリース。
ego apartmentのジャンルレスな音楽が存分に味わえる、まるで彼らの自己紹介のようなアルバムは、タワーレコードバイヤーのおすすめ”タワレコメン”に選出、更には第15回CDショップ大賞2023にもノミネートと、リスナーだけでなく音楽関係者からも大きな反響を呼んでいます。
このアルバムは、2022年12月のレコードの日特別企画として、Spotifyサポートの元でレコードでも発売。
生音の響きを存分に味わえる上に、声ネタも追加収録されてトラックメイクも楽しめる作品となりました。
2023年に入ると、日本テレビ系番組『バズリズム02』の”今年コレがバズるぞ!BEST10”で10位にランクイン。
ライブ活動も精力的に行う彼らは、今年3月から東名阪を巡る初の全国ワンマンライブツアーも控えています。
お待たせしました🎅
#エゴアパ 初の国内ワンマンツアー決定✨– #TRANSIT –
🐙3/9(thu) Osaka@Umeda_Zeela
🐓3/11(sat) Nagoya
ell.FITS ALL🗼3/12(sun) Tokyo@TOKIOTOKYO_
🎟Ticket
¥4,200(Dr別・スタンディング)先行受付はコチラ👇https://t.co/ylhCmASpu1 pic.twitter.com/pFOjRILjug
— ego apartment (@egoapartment) December 25, 2022
勢いを増すego apartmentの今後の活動から、ますます目が離せませんね。
▼あわせて読みたい!