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TOMOOの楽曲5選
ここからはTOMOOの楽曲を5つ紹介します。
ネリネ
秋頃に咲く花・ネリネを偶然見かけ、別れた相手を思い出す主人公の気持ちを繊細に描き出したバラード。
ネリネが持つ「また会う日を楽しみに」という花言葉は、主人公と元恋人が今はもう会えない現実をより一層際立たせます。
1番はピアノの演奏とTOMOOの透き通るような歌声で静かに進み、2番になるとサウンドにギターやドラムが加わり、歌い方もより感情を乗せたものへと変化。
込み上げる感情が伝わってくる歌唱が切なく、聴き手の胸をしめつけます。
らしくもなくたっていいでしょう
何かやってみたいことがあっても、自分らしくないことだから一歩踏み出せない。
そんな時に優しく心をほぐしてくれるのが本楽曲です。
自分らしさにこだわらなくてもいいし、その時々で抱く気持ちを大切にしたらいいと、TOMOOは明るく元気に歌います。
軽快なメロディが心地よく、優しく背中を押してくれる楽曲で、聴き終わった後には自然と心が軽くなることでしょう。
2021年7月開催のライブ「TOMOO one-man live “SPIRAL”」で、ピアノの弾き語りを中心に生ライブを行ってきたTOMOOが初めてハンドマイク姿を披露したのがこの楽曲。
ロマンスをこえよう
聴き手の置かれた状況によって、思い思いの受け取り方ができる楽曲。
多くを語らない歌詞でありながら、余白を持たせた言葉の数々が想像力をかきたてます。
作中に登場する2人の具体的な関係はわかりませんが、それでも伝わるのは、お互いがどれだけ大切な存在であるかということ。
幻想的でゆるやかなサウンドとメロディが美しい楽曲で、うっとりするような歌声が響き渡ります。大切な相手と過ごす時間のどれもが愛おしく思える、普遍的で温かいメッセージがこめられた名曲です。
編曲を手掛けたのは、TOMOOと同世代でBREIMENのボーカルを務める高木祥太。
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HONEY BOY
女の子が気になる男の子と過ごすキラキラした瞬間を切り取った可愛らしい楽曲。
1曲の中にいくつものドラマがあり、聴き手は女の子に感情移入すること必至。彼女が抱く切ない心の揺れ動きが痛いほど胸に伝わってきます。
口ずさみたくなるメロディとTOMOOの中性的な歌い方が印象的で、極上の映画を観たかのような感覚が味わえる楽曲です。
MVではジャケットを羽織ったボーイッシュな出で立ちのTOMOOがダンサーと共に踊る姿に目を奪われます。
酔ひもせす(えいもせず)
「いろは歌」に登場する「酔ひもせす」のフレーズを取り入れた、簡単に恋に酔ったりしないと宣言する気持ちを歌う趣深い楽曲。編曲はmabanuaが担当。
開放感のあるサビは爽やかさ満点で、TOMOOのエネルギーを発散させるかのような歌声が高揚感をもたらします。
簡単に恋なんてしないと言いつつも、時には恋をしたい。そんな気持ちの揺れ動きも感じさせる、春にふさわしい明るくポップな作品です。
最後に
メジャーデビューに対して、力を貸してくれる人が増えた一方、今まで歩んできた道と地続きにあると考えるTOMOO。
自身の信じる道を着実に歩んできた彼女の前には、大きな可能性が広がっています。
楽曲を発表する度に新たな魅力を開花させるTOMOOの一挙手一投足から、今後も目が離せません。