2007年はWonder Girlsや少女時代など、大ヒットを飛ばしたK-POPガールズグループがデビューした年でもあります。その勢いは日本まで届き、第2次韓流ブームを巻き起こしました。また、この頃からYouTubeやSNSが一般的に利用されるようになり、韓国国内だけではなく世界の人々もK-POPに触れる機会が増えたのです。
今回は、当時K-POPに馴染みのなかった日本で次々とヒット曲を発表し、音楽だけではなくファッションやメイクなどでもファンを魅了したKARA(カラ)の楽曲を集めました。彼女たちの楽曲は世代を超えて様々な層から支持を集めているので、ぜひこの機会にKARAの楽曲を聞いてみてください!
目次
KARA(カラ)って、どんなグループ?
KARAは2007年にデビューしたガールズグループです。デビュー後からメンバーの入れ替えが行われ、一時は事実上の解散とも報道されましたが、現在は過去に脱退したメンバーも合流し、5人で活動中。
また、2019年には、メンバーのハラが自らの命を絶つといったショッキングなニュースが世界を駆け巡りましたが、2022年11月に発売された「WHEN I MOVE」では、5人のメンバーに対し6本のマイクスタンドが映し出されるなど、ハラと共に活動していることを印象付けました。
KARAは日本にK-POPブームを起こした火付け役とも言われています。今までアジア圏の音楽は日本ではなかなか受け入れられず、特に韓国は政治的な問題も含め、近くて遠い国とされていました。
しかし、KARAは日本の音楽番組だけではなくCMやバラエティ番組にも積極的に出演。日本語を使って話す彼女たちの人柄もあり、音楽ファン以外からも注目を集めるように…。そして2011年にはNHK紅白歌合戦に出演するほどの認知度を獲得しています。
当時、NHK紅白歌合戦にはKARAの他に少女時代や東方神起も出場しており、KARAと少女時代はK-POPガールズグループとして史上初の紅白出場となりました。
メンバーの脱退と新メンバー加入
韓国でも多くのファンを獲得し、日本と韓国を往復しながら忙しい毎日を送っていたKARAでしたが、2014年にニコルとジヨンが所属事務所との契約を更新しないことを発表し、グループからも脱退することが明らかになりました。
その後、KARAはヨンジを新メンバーとして迎え入れ4人体制で活動を続けますが、2016年にはギュリ、スンヨン、ハラの3人が所属事務所との再契約を行わないことが発表され、KARAは事実上の解散状態になってしまったのです。
3人はグループ解散を否定しましたが、結局ヨンジ1人では活動を継続できず、実際にKARAとしての活動は2015年以降、行われていません。
7年半ぶりのカムバック
2022年9月、KARAがデビュー15周年を記念してスペシャルアルバムが発売されることが伝えられました。この活動には以前KARAを脱退したニコルとジヨンも参加することがわかっており、完全体でのカムバックとなっています。
15周年記念アルバム「MOVE AGAIN」は、メンバー自ら楽曲制作に参加するなど、ファンに感謝を伝えるアルバムとなりました。タイトル曲「WHEN I MOVE」は、韓国の音源配信チャートで1位を獲得すると、音楽番組でも1位を記録。変わらぬ人気を証明したのです。
また、2023年には日本と韓国でファンミーティングを開催し、日本ではチケット発売直後に全席完売を達成するなど、大きな反響を呼びました。会場には昔からKARAを応援していたファンはもちろん、15周年をきっかけにファンになったという観客も駆けつけ、改めてKARAの偉大さを感じさせるファンミーティングになっています。
日本開催のイベントにも参戦
KARAが2016年に活動休止となってから、メンバーはソロで楽曲を発表したり、ドラマやミュージカルといった音楽以外の活動も精力的に行っており、日本にも個人で来日することがありました。
そして2022年の再集結後は、KARAとして来日することも増え、情報番組に出演したりモバイル商品や飲料商品のCMに出演するなど、以前日本で活動していたときを彷彿とさせる姿が見られるように…。
また、2023年7月に開催されたWATERBOMB(ウォーターボム)の愛知公演に、ギュリ、スンヨン、ニコル、ヨンジが参加。WATERBOMBは、毎年韓国で夏の時期に開催される「水の音楽祭」とも表現されているイベントで、日本では初開催ということもあり、多くの観客が駆けつけています。
KARAは初日のトリを務め日本語でファンに挨拶すると、最新曲「WHEN I MOVE」をはじめ「ミスター」や「STEP」といった日本でも大ヒットした楽曲を披露し、会場は大盛り上がりとなりました。
特に今回のイベントでは10代〜20代の観客も多く、リアルタイムでKARAの活動を見たことがなかったファンも…。しかし曲が流れた瞬間、観客から大歓声があがったのです。この歓声の大きさがKARAの人気を表しているかのようにも感じられ、いかにKARAが日本で高い認知度を獲得していたかが窺えました。
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