毎年、星の数ほどのアイドルグループがデビューしているK-POP業界。2020年5月19日、新たなガールズグループが誕生しました。「SECRET NUMBER(シークレットナンバー)」という5人組グループです。
デビューするや否や「怪物新人」という言葉で表現されたSECRET NUMBER。今回は、今後日本での活動も期待されているSECRET NUMBERについて紹介していきたいと思います。
目次
SECRET NUMBERって、どんなグループ?
SECRET NUMBERは、VINE(バイン)エンターテインメントに所属しています。K-POPアイドルグループといえば、SMエンターテインメントやJYP、Big Hitといった大手事務所が有名な中で、あまり知られていない事務所ではないでしょうか。
SECRET NUMBERというグループ名には「誕生日や記念日など、全ての人々が自分だけの特別な数字を持っており、その数字を暗証番号に設定したりしていることから、SECRET NUMBERがその番号のように人々にとって特別な永遠の存在になりたい」という意味が込められています。
また、SECRET NUMBERは日本、韓国、アメリカ、インドネシアと多国籍なメンバーで構成されており、K-POPガールズグループでインドネシア国籍を持ったメンバーがデビューするのはSECRET NUMBERが初となりました。
インドネシアをはじめ東南アジアではK-POPが大人気で、SUPER JUNIORやBTSなど、K-POPアイドルを招待した番組も放送されています。
しかし、メンバーの構成や外見の良さが人気に直接繋がるかと言えばそうではなく、実力も伴わなければ認めてもらえないのがK-POPアイドルの世界です。SECRET NUMBERは、曲の良さやパフォーマンス力の高さでも注目を集めています。
SECRET NUMBER の楽曲には、BTSの「Boy with luv」やジャスティン・ビーバーなどの曲を手がけたメラニー・フォンタナや、KARAの「ミスター」などの振り付けを担当したペ・ユンジョンが携わっているんです。
音楽マニアでなければ誰が作詞しているのか、誰が作った曲なのかということに関心はないかもしれませんが、ヒット曲を産み出してきたスタッフが手がけた音楽は、聞く人の心をうまく捉え、中毒性がある曲調と真似したくなるような振り付けに世界中がSECRET NUMBERに注目しはじめました。
2020年5月19日にデビューシングル「Who Dis?」で待望のデビューを果たしましたが「Who Dis?」のMVが、公開後6時間で100万回の再生回数を突破するなど、想像以上の反応が見られました。
YouTubeのコメント欄には海外からのコメントも見られ、フランスやオランダなどアジア以外の国でも「Who Dis?」が注目されました。その後もMVは再生回数を伸ばし続け、デビュー11日目に1,000万回の再生回数を記録しています。
デビューから異例の記録を作ったSECRET NUMBERは、約半年後の2020年11月には早くも2ndシングル「Got That Boom」をリリースし高速カムバックをします。
「Who Dis?」とはまた違った印象を持った「Got That Boom」は、口ずさみたくなるラップや頭から離れなくなるような楽曲で、すぐさま若者たちの心を奪いました。そして、曲だけではなくMVの衣装やメイクなどにも関心が集まっています。
まさに2020年輝く存在となったSECRET NUMBERは「2020 Asia Artist Awards」で見事新人賞を受賞します。メンバー自身もデビュー当時から「今年は新人賞をもらいたい」と話しており、目標が現実となった瞬間でした。
韓国では賞を受賞する際に、話題性や音源の再生回数や売上だけでなく「ファンによる投票」が重要になってきます。全世界にファンを持つSECRET NUMBERは、グローバル投票獲得率が受賞の後押しになったと感じました。
来年は、海外での活動も視野に入れていると思われますので、ますますSECRET NUMBERの存在が世間に知られていくこととなるでしょう!
メンバー紹介
多国籍なメンバーで構成されているSECRET NUMBERは、同じような性格のメンバーが1人もいません。個性あふれる素敵なメンバーを紹介したいと思います。
LEA(レア)
- 本名:小川美月
- 出身地:日本 東京都
- 生年月日:1995年8月12日
- 身長:169cm
- 血液型:B型
- 担当:リーダー、ボーカル
なんとSECRET NUMBERのリーダーは日本人なんです!!しかし、韓国語が流暢で「初めて会ったときに日本人だと思わなかった」とメンバーに言わせたほど。SECRET NUMBERでは本名の「美月」ではなく、ギリシャ神話の女神の名前である「レア」という名前で活動しています。
レアはSECRET NUMBERとしてデビューする前には「SKarf(スカーフ)」というアイドルグループでデビューしています。SKarfでは「ハナ」という名前で活動しており、こちらもシンガポール出身のメンバーがいるなど、多国籍なグループでした。
SKarf解散後はYGエンターテインメントが主催したオーディション番組「MIX NINE」にも出演しています。
レアは、K-POPアイドルになりたいと思って韓国へ来たわけではなく、子供のときにスカウトされたことがきっかけで韓国へ来たそうです。当時は今のように日本人が韓国でアイドルとしてデビューするのは珍しい時代だったので、言葉の壁や習慣の違いでたくさん悩んだはずです。
それでも諦めず次々と挑戦してきたレアは、ついにSECRET NUMBERのメンバーとして再びデビューすることになります。グループの中で最年長ということもありますが、メンバーをまとめるスキルや経験も豊富で、リーダーは適任だと感じます。
性格は明るくメンバー思いの性格です。グループの魅力や特徴を把握しており、メンバーが自信のない部分を口にすると「それはあなたの魅力だよ!」とポジティブな言葉をくれます。
今後は日本での活動もあるかもしれません。アイドルとして成功したレアの姿が日本で見られたらファンとしては最高ですよね!
DITA(ディタ)
- 本名:アナク・アグン・アユ・フースパ・アディチャ・カラン
- 出身地:インドネシア ジャカルタ市
- 生年月日:1996年12月25日
- 身長:166cm
- 血液型:O型
- 担当:メインダンサー、ボーカル、ラッパー
インドネシア出身のディタ。本名が長いことから発音しやすいディタという名前を使っているそうです。インドネシアや東南アジアでもK-POPが人気で、ディタも2NE1に憧れて歌手を目指したとか。
インドネシアではディタがデビューしたことが話題となっており、デビューに関した記事やSNSで応援するファンが現れたりと、様々な人の期待を背負っていると実感したそうです。
ディタの特技はダンスです。SECRET NUMBERでもメインダンサーとして高いパフォーマンススキルを披露しています。体の柔軟性があるのか、しなやかなダンスを得意としています。韓国で有名なダンススクールに通っていたという情報もあります。
SECRET NUMBERのハッピーウィルスと言ってもいいくらい、常にニコニコしているディタは、好奇心旺盛なメンバーだと感じます。ダンスを学ぶために海外へ留学したり、インドネシアではチアリーダーとしても活躍していました。
また、几帳面な性格で、コンビニに商品が綺麗に並んでいるのを見ることで幸せな気分になると話していました。買うものがなくてもコンビニへ行って商品を見て回ることもあるので、一緒に行ったメンバーは「買わないのにコンビニに行くんだよ!」と、ディタを可愛くいじる姿も見られました。
ディタは美容に関することに興味があるようで、メンバーにネイルを塗ってあげたり、髪を切ってあげたこともあります。SECRET NUMBERはガールクラッシュの外見が特徴で、女性の理想のアイコンとしても注目を浴びていますから、今後は美容関係の仕事をする機会があるかもしれません。
JINNY(ジニ)
- 本名:박진희(パク・ジニ)
- 出身地:アメリカ合衆国 ロサンゼルス
- 生年月日:1998年1月19日
- 身長:164cm
- 血液型:B型
- 担当:メインラッパー、ボーカル
ジニは、韓国とアメリカの2つの国籍を持っています。2NE1やBIG BANGに憧れており、同じ事務所のYGエンターテインメントの練習生だった経験もあります。
アメリカで育ったので英語が堪能なメンバーです。英語と韓国語を使ったラップが魅力です。
過去にはオーディション番組「PRODUCE48」へ参加したこともあります。そのときは途中で脱落してしまったものの、7年という練習生生活を送った後SECRET NUMBERとしてデビューの座を掴み取りました。
先が見えない練習生生活を送っていたときには、何度も挫けそうになったことがあったそうです。しかし「自分は何のためにここまで来たの?」と、自分を奮い立たせていました。ジニは「諦めないこと」が大切だとしていますが、実際に諦めなかった経験があるからこそ伝えられる言葉ですね!
ジニは、MVでは強そうでクールな感じを受けますが、実際は恥ずかしがり屋で自己主張が苦手な部分も見えます。自分でも「血液型はB型だが、A型のような性格だ」と自己分析していました。
得意なことは作詞や作曲をすることで、ラップ担当のジニはSECRET NUMBERの楽曲制作にも参加しています。経験を積んで、いつの日かSECRET NUMBERをプロデュースする日が来るかもしれません。
SOODAM(スダム)
- 本名:이수담(イ・スダム)
- 出身地:韓国 ソウル特別市
- 生年月日:1999年11月9日
- 身長:167cm
- 血液型:A型
- 担当:サブボーカル、ビジュアル
スダムはグループ唯一の韓国育ちの韓国人です。10年ほど韓国舞踊を習っていた経験を持っており、韓国の伝統的な楽器の演奏もできるそうです。SECRET NUMBERの愛嬌担当をしているほど、愛嬌が得意で自然な愛嬌を披露していました。
スダムの性格はほんわかとしていて、1つハマると、とことんハマってしまう性格のようです。インターネットショッピングにハマっているときは宿舎にスダム宛ての荷物が毎日何個も届いており、他のメンバーは迷惑していたとインタビューで語っていました。
また、掃除や洗濯があまり得意ではないようで、自分の洗濯物はしばらく同じ場所に放置しても気にならないとのこと。可愛らしい外見からはなかなか想像ができませんが、人間らしい部分もオープンにしてしまうSECRET NUMBERには親しみを覚えてしまいます。
しかし、スダムはデビュー直後、過去の問題行動が話題となったことがありました。スダムの過去を知っている人物がSNSに書き込みをしたことから注目を浴びましたが、事務所側は「事実ではなくデマである」とし、誹謗中傷が今後も続くなら法的手段をとることを発表しています。
デマや確かではない情報に踊らせられないよう自分の目でSECRET NUMBERを、スダムを見ていきましょう。
DENISE(デニス)
- 本名:김데니스(キム・デニス)
- 出身地:アメリカ合衆国 テキサス州
- 生年月日:2001年1月11日
- 身長:168cm
- 血液型:B型
- 担当:メインボーカル
アメリカで生まれたデニスは、韓国とアメリカの2つの国籍を持っています。英語が堪能で、ギターでの弾き語りなんかもできちゃう音楽が大好きな女の子です。
デニスは、SECRET NUMBERのマンネ(末っ子)ながらメインボーカルを務めています。ジニと同じくYGエンターテインメントの練習生だった経験を持っており、韓国の大人気オーディション番組「K-POP スター」に出演したこともあります。
SECRET NUMBERではメインボーカルですが、ダンスのスキルも高く、しっかりと練習を積んできたことが伺えます。
普段は明るく元気な性格で、お姉さんたちへのツッコミも遠慮なくできるところが魅力だと感じました。マンネはお姉さんメンバーから可愛がられることが多いのですが、デニスの場合は対等な友達のような雰囲気を作ります。
また、SECRET NUMBERの楽曲はポップやエレクトロニック・ダンスのような曲もあれば、カントリーミュージックやR&B調の曲もあり、ジャンルが幅広いことが特徴です。
しかし、曲がバラバラになることはなく、SECRET NUMBERらしさが垣間見れます。それはどんな楽曲でも自分たちの曲として発信できるデニスの歌唱力の高さが影響しているように思います。
実際に、デニスは好きな歌手にポップスやロックなど様々なジャンルの歌手を選んでおり、仕事だからではなく、普段から音楽に触れていることがわかります。今後、SECRET NUMBERの世界はどんどん広がっていくでしょうから、引き出しが多いことは強みになると考えます。
SECRET NUMBERのおすすめ曲紹介
まだデビューしたばかりのSECRET NUMBERですが、様々な楽曲を展開しています。ガールクラッシュな外見やパフォーマンスも魅力なので、MVと合わせてチェックしてみてください!
Who Dis?
2020年5月に発売されたデビューシングル「Who Dis?」のタイトル曲です。
「私はこのままですごく楽しい」「変えようとしないで自分らしく生きる」という自己肯定感高めの楽曲です。「ママはどうして私を可愛く産んじゃったの?困っちゃうわ」という普通だったら嫌味に聞こえてしまう歌詞があるのですが、強めの曲調にマッチしていて全然嫌味に聞こえません。
曲を聞いた後には、ラップの歌詞にある「이런들 어떠니(イロンドゥル オットニ)」が耳に残ること間違いなし!
Got That Boom
2020年11月に発売した2ndシングル「Got That Boom」のタイトル曲です。
エレクトロニック・ダンスを感じる楽曲で、新しいながらもどこか懐かしさを感じます。パーティーの夜にゲームで賭けながら時間を忘れるくらい遊んでいるような歌詞になっていて、MVのギラギラしたイメージと相まってSECRET NUMBERの自由奔放さを感じさせます。
この曲はジニが楽曲制作に参加しており、ラップパートの作詞を行いました。
PRIVACY
2020年11月に発売した2ndシングル「Got That Boom」に収録されています。
タイトル曲の「Got That Boom」とはガラッと雰囲気が変わった楽曲で、SECRET NUMBERの楽曲はタイトル曲だけではなく全て聞いてもらいたいと感じた1曲です。
ジニのレゲエっぽいラップや、ボーカルラインが柔らかく発声しているなど、曲に合わせた歌い方をしているのにも注目してください。
まとめ
SECRET NUMBERは、新型コロナウィルスという大敵がいる中でのデビューとなりました。コンサートツアーやイベントが行えず、直接ファンと会える機会もありませんでした。
しかし、オンラインコンテンツを利用し、オンラインの利点である「世界中のファンと繋がる」ことができた数少ないグループだと感じます。
特に「Secret TMI」と題した20秒ほどの動画をYouTubeでいくつも投稿するなど、メンバーの「今」がわかる動画をコンテンツとして配信しているところが面白いと感じました。メンバー同士で撮影しているので、素の表情を見ることができます。
逆境に負けず新人賞を手にしたSECRET NUMBERは、この先の困難も諦めることなく突破していくでしょう。世界中のファンに直接会える日が来るのが楽しみですね!
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