CRAVITY(クレビティ) – 2020年K-POP界最高のスーパールーキーとは…?

CRAVITY(クレビティ) – 2020年K-POP界最高のスーパールーキーとは…?

K-POPアイドルのメンバーは、歌が上手いだけではなくダンススキルやスター性など、さまざまな要素を持っていなければなりません。

そして芸能事務所に所属して練習生として経験を積んだ後、念願のデビューが待っているわけですが、韓国では練習生同士が切磋琢磨して成長する過程をファンが見守る「オーディション番組」「サバイバル番組」が人気を博しています。

今回紹介する「CRAVITY(クレビティ)」は、韓国でも大人気となったオーディション番組に出演したメンバーが在籍していることで、デビュー前から大きな期待が集まっていたグループです。

CRAVITYって、どんなグループ?


CRAVITYはSTARSHIPエンターテインメントから2020年4月14日にデビューした9人組ボーイズグループです。STARSHIPエンターテインメントからボーイズグループがデビューするのはMONSTA X以来、約5年ぶりということもあり、各方面から注目を集めていました。

CRAVITYというグループ名は「Creativity(創造性)」と「Gravity(重力)」が融合した言葉であり「独創的な魅力で、人々を私たちの宇宙へ引き込もう」という意味が込められています。

また「Center of Gravity」の略字でもあり「それぞれ違うメンバーたちが1つに集まったとき、完璧なバランスで最高の舞台を作り上げる」という抱負も込められているそうです。

CRAVITYのファンクラブ名は「LUVITY(ラビティ/ロビティ)」で、事前に行われたファンによる投票の中から選ばれました。LUVITYの意味は「CRAVITYを愛する人たち」という意味が込められており、ファンネーム決定時にはSNSにハッシュタグ「#LuvitySelcaDay」を付けて、メンバーの写真と一緒にファンが自撮り写真を撮影し、SNSに投稿するイベントが行われました。

MEMO

現在でも「#LuvitySelcaDay」イベントは自主的に開催されているので、ぜひメンバーとの写真を投稿してみてください!

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伝説のグループ「X1」


CRAVITYとしてデビューする前に、韓国で放送されたサバイバル番組「PRODUCE X 101」にSTARSHIPの練習生としてジョンモ、ウォンジン、ミンヒ、ヒョンジュンの4人が出演。ジョンモとウォンジンは残念ながら脱落してしまいましたが、ジョンモが13位、ウォンジンが19位と大健闘を見せました。

そして、ミンヒとヒョンジュンはデビューメンバーに選ばれ2019年8月に「X1(エックスワン)」というグループでのデビューが決定します。「PRODUCE X 101」は、社会現象を巻き起こすほどの人気となったWanna One(ワナワン)やIZ*ONE(アイズワン)などを誕生させた番組の第4シーズンということで、世界中から注目を集めた番組です。

X1はデビューするや否や多くのファンを作り、デビューコンサートには18,000人のファンが参加したり、1stミニアルバム「飛翔:QUANTUM LEAP」が初動売上50万枚を超え、韓国の歴代新人グループでは初のハーフミリオンセラーを記録しました。

しかし「PRODUCE X 101」での投票操作が発覚。制作陣が芸能事務所から接待を受け、見返りに投票を操作していたことが伝えられました。その影響でX1は活動休止をせざるを得ない状況になってしまいます。

その後、X1メンバーが所属しているさまざまな芸能事務所同士で話し合いが行われ、2020年1月にX1の活動は終了となりました。わずか3ヶ月という短い活動期間でしたが、X1という存在は間違いなくK-POP界の歴史に名を刻みました。

 

CRAVITY始動


2020年3月、CRAVITYの公式SNSを通じて新人ボーイズグループがデビューするという告知と、そのメンバーが1日に3人ずつ公開されていきました。「PRODUCE X 101」に参加していた練習生や、X1として活動していたメンバーがCRAVITYとしてデビューすることがわかり、その後の活動が気になっていたファンからは歓喜の声があがりました。

MEMO

CRAVITYの公式SNSは、メンバー公開からわずか3日で12万人ものフォロワー数が登録され、多くの関心が寄せられていたことがわかります。

2020年4月14日、デビューミニアルバム「CRAVITY SEASON1. [HIDEOUT: REMEMBER WHO WE ARE]」でデビューしたCRAVITYは、デビュー日に動画配信を行いトークやパフォーマンスを披露。新型コロナウイルスの影響からオンラインでの開催になりましたが、100万人を超える視聴者がCRAVITYのデビューを祝いました。

デビューミニアルバム「CRAVITY SEASON1. [HIDEOUT: REMEMBER WHO WE ARE]」は、韓国の上半期音楽チャートで、2020年にデビューしたグループの中で最も高いアルバム販売量を記録しただけではなく、iTunesのK-POPアルバムチャートで7の地域において1位を獲得、ビルボードソーシャル50では12位にランクインしています。

CRAVITYは、その勢いを維持したまま8月に2ndミニアルバム「CRAVITY SEASON2. [HIDEOUT: THE NEW DAY WE STEP INTO]」でカムバック。韓国の音楽配信チャートで1位を総なめにし、日本でもタワーレコードのアルバム週間チャートで1位を獲得しています。

さらに「CRAVITY SEASON2. [HIDEOUT: THE NEW DAY WE STEP INTO]」のタイトル曲「Flame」で初の音楽番組1位を獲得しました。デビューから141日での1位獲得という結果に、驚きの表情を浮かべたメンバーは涙ながらにファンへ感謝の言葉を伝えました。

CRAVITYがデビューした2020年は新型コロナウイルスの影響で、音楽番組も無観客で行われていたため、CRAVITYは未だファンと直接会うことが叶っていないグループでした。自分たちへの評価や反応を数字でしか見ることができない中、CRAVITYのメンバーは常に努力を重ねてきたと思うと「早くファンの前で歌わせてあげたい」と感じずにはいられません。

韓国国内でもCRAVITYの注目度は高く、デビューした2020年には「2020 SORIBADA BEST K-MUSIC AWARDS」「MelOn Music Awards 2020」「2020 THE FACT MUSIC AWARDS」「2020今年のブランド大賞」といった大規模な授賞式で新人賞を総なめにし、まさに「大型新人」の存在感を見せつけています。

2021年2月にはアメリカのトーク番組「Good Day New York」にリモート出演し、司会者と通訳を介さず英語でコミュニケーションをとり、自分たちのために準備されたコーナーを盛り上げました。

デビューしてまだ1年経っていないにも関わらず、国内や海外で大きな評価を受けているCRAVITY。順調すぎる経歴にも思われがちですが、アイドルだけではなく「アーティスト」としての姿も見せたいと努力を重ねてきた結果だと感じます。

丁寧に作り上げられたコンセプト


CRAVITYが注目されているのは楽曲だけではありません。デビューしてすぐに自主制作番組「CRAVITY PARK」を作ったり、作品を発表するたびに様々なコンセプトを見せるなど、自分たちから発信する力を持っています。

特にコンセプトに関しては、毎回「個人」「ユニット」「団体」のコンセプトフォトを公開し、デビューミニアルバムから3rdミニアルバムまでを通じて「HIDEOUT:アジト」という1つのテーマを展開しました。このテーマには、異なる存在だった「彼ら」が共感を通じて「僕たち」になっていく過程が描かれています。

また、テーマに沿った「プロローグフィルム」「エピローグフィルム」がアルバムごとに準備され、次の作品に繋がる映画のようなストーリーも話題となりました。また、至る所に物語の鍵となるシーンが盛り込まれているため、独自の考察を繰り広げるファンも現れました。

K-POPアイドルグループにはLOONA(今月の少女)や、DREAM CATCHERのような独自の世界観を持ったグループも多数存在しており、CRAVITYも今後、多様なコンセプトを作り出していくと予想されます。

MEMO

プロローグフィルムやエピローグフィルムには日本語字幕もついているので、ぜひ楽曲と一緒にCRAVITYの世界観を楽しんでみてください!

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