「KーPOP界で最高のメインダンサー」「最高のボディを持つアイドル」「世界で最もハンサムな顔100人」などに選ばれ、パーフェクト男子として知られるEXO(エクソ)兼SuperM(スーパーエム)のカイ。
今回はダンス・バラエティ・俳優・ソロアーティストといった様々な角度から彼の魅力をお伝えします。
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目次
EXOのメインダンサー
- 本名:キム・ジョンイン
- 生年月日:1994/1/14
- グループ:EXO(2012年~) SuperM(2019年~)
- ポジション:メインダンサー
- 身長:182cm
事務所の先輩BoAも「ダンスが上手い後輩はEXOのカイ。強弱の調節が本当に上手い」と語るほど、手足を素早く動かすキレの良さ+素早い動きにも対応できる体幹+首や骨盤をしなやかに動かす柔軟さ+まるで何かが憑依したような表現力を全て備え、トップクラスのダンス力を誇るカイ。
まずは、ダンスを始めたきっかけとダンスへの情熱、ダンスが繋いだ友情についてご紹介します。
ダンサー・カイの原点は亡き父
カイは幼少期から絵画・ピアノ・テコンドー・スポーツ・書道と様々な習い事を経験していますが、その理由は家族からの反対により画家の夢を諦めた父の「息子には何でも経験させたい」という思いがあったからです。そんななか7歳の頃初めて自分からやりたいと思うものに出会います。
それが、TVから流れてきたダンスでした。父に思いを伝えると翌日にはジャズダンススタジオに連れて行ってくれ、毎日のようにスタジオに通うようになったカイ。ここまで夢中になれたのは、踊る度に自由を得た気分になれたからだといいます。
今でもダンス好きは変わらず、母親と出かけたときも無意識に踊りながら歩いてしまい「踊るのやめて!恥ずかしすぎる!」と言われたほどです。
カイは小学6年生の頃、初めて現事務所SMエンターテインメントのオーディションに挑戦するのですが、このときも審査のためのダンス動画を撮影してくれたのは父でした。まさに二人三脚で歩んだ入所までの道のりでしたが、2018年カイの父親は他界してしまいます。
2019年コンサート「EXO PLANET #5 – EXplOration – in JAPAN」のDVDインタビューでも「こんなに大きな会場でパフォーマンス出来るのは全て父のおかげ。僕の身体に父の夢と僕の夢が刻まれている」と語りました。
ダンスへの情熱が凄まじい
幼少期は父の仕事の影響で転校も多く、非常に大人しく無口な子だったカイ。視力が悪く目つきが鋭かったEXOディオが入所したときも、人見知りのせいで一緒に食事すら出来ませんでした。
カイとディオはこの日から2日も経たぬうちに打ち解け、寮室も同じでした。今ではカイも「ディオの歌声が一番好き」ディオも「恐らく数年はカイに追いつけるダンサーは出てこないだろう」と語るほど仲良しな二人です。
カイの場合1人の時間も全てダンスの練習に当てるタイプで、5年間に及ぶ練習生時代は毎日のように練習室に籠っており、誰よりも早く練習を開始し、誰よりも遅くまで練習を続け、総練習時間は1~2万時間にまで及びます。
その熱量は事務所に入所するとき、SNSの使用がアイドルとして成功する道のりの障害となるかもしれないと、アカウントを削除したほどです。
現在はInstagramの公式アカウントを所持しており、ダンスの練習風景をアップしたりインスタライブを配信したり、ファンとの交流の場になっています。
同時期に練習生時代を過ごした親友のSHINeeテミンも「カイは黙々としていて、寡黙な男らしさが羨ましい」と語っていました。
ただ、膨大な練習量ゆえに2016年には足首を負傷し、活動に参加できなくなったことも。また、2018年「平昌オリンピック」の閉会式前日には足底筋膜炎を患い、歩くのも困難な状態にも関わらず完璧なパフォーマンスを披露しました。
周りからは「死ぬほど努力している」「大変じゃないの?」と思われることもあるそうですが、ここまで熱量を注げる原動力は歌って踊る瞬間が幸せだから。
オーディション番組『UNDER19』に特別出演したときも、候補生達に「ダンススキルよりも君たちの幸せが重要だ。踊る幸せを忘れた瞬間ストレスになってしまうよ」とアドバイスしていました。
最近は楽曲のコンセプトに合わせて体型を変化させるため、筋トレにも力を入れているカイ。元々は64~65kgですが、SuperM『Tiger Inside』の活動時はワイルドな振りにあわせ67kgまで増量し筋肉をつけ、EXO『Obsession』の活動時は危険な雰囲気に合わせ62kgまで減量しました。
ダンスが繋いだ友情
幼い頃から友達が多い方ではなかったカイも、ダンスがきっかけでかけがえのない親友と出会いました。それは同事務所所属のSHINeeテミンです。出会いは、事務所のダンスレッスン室。ダンスへの情熱が凄まじい二人は、初対面からダンスの振りについて口論になりました。
レッスン室で共に夜を明かしたことがあったほど、切磋琢磨しながら練習生時代を過ごしますが、先にデビューが決まったのはテミンでした。ただカイは「僕はテミンから学ぶ立場だったから嫉妬や競争心も感じなかった」と語り、互いが尊敬心を持った関係であることが分かります。
デビュー後も切磋琢磨し合える関係は続いており、2014年にはテミンのソロデビューアルバムにフィーチャリングとしてカイが参加しましたし、2019年に結成されたグループSuperMのメンバーとしてカイもテミンも選ばれ共に活動することになりました。
一方、プライベートではたい焼きの食べ方で口論になったエピソードにも表れているようにまるで兄弟のような関係性で、サッカーの試合をテミンの家で一緒に観戦したり、箱根温泉に旅行に行ったりなど仲睦まじいエピソードを明かしています。
数々の熱愛をスクープしてきたことで有名な韓国芸能メディアDispatchも2014年「親友の肩を組んで…」というタイトルのもと、散歩する二人の姿をスクープしました。
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ステージ外で見せる新たな一面
EXOは音楽活動に最も力を入れているので、バラエティ番組への出演が多いグループではありません。そんななかでも最近バラエティ番組への出演が多くなっているカイ。
カイ自身は自分が面白いのか正直分からないと謙虚な思いを語りつつ、「音楽番組以外の姿も見たい」というファンの要望に応えるため積極的に出演するようになりました。
少年のような茶目っ気
EXOの一員になってからはメンバーのおかげで人見知りも克服し、苦手だった団体練習も楽しくなり、初めの方は上手く出来なかったファンサービスも自然に出来るようになったと語ります。
人見知りな部分を心配していたカイの姉たちでさえも、デビュー後楽しそうに活動を行うカイの姿を見て「あんなに幸せそうに笑っているのは初めて見た。本当にこの仕事が好きなんだ」と感じたほどです。
現に配信番組やバラエティ番組といったステージ外ではカイの少年のようなユーモアのある姿を度々目にすることが出来ます。例えば、配信番組でメンバーとゲームを行った際EXOディオの愛嬌ポーズが見たくて罰ゲームを提案したものの、結果的には自分が負けて「オットケソング」という愛嬌ソングを披露することになってしまったり。
ラジオに出演したときには、韓国で流行していた「僕夢見たの、おばけの夢見たの」という愛嬌ソングを披露しました。
子供人気が高い
ソロデビュー記念VLIVEではファンからの手紙に涙したり、EXOシウミンの除隊記念VLIVEにも駆けつけケーキを用意したり心温かい部分も見せるカイ。EXOチャンヨルからの誕生日メールに「うん」と短い言葉で返したときも、「少年のようにきれいなカイの心を僕は理解してるぞ」と言われていました。
優しい性格ゆえに、ボランティアで児童養護施設を訪れた際も子供達とサッカーやお手玉をしたり、幼稚園児に「先生と結婚してほしいEXOメンバーは?」という質問をしたときも1番支持を集めていたり、子供人気が非常に高いことが窺えます。バラエティ番組でも多くの子供達と交流してきました。
テオくん(2015年出演『オー!マイベイビー』)
人見知りで最初は懐かなかったテオくん。それでもカイは諦めず踊ったり、マジックを披露したり、アイアンマンの真似をし、テオくんの心を開くことができたのでした。
懐いてからはカイのそばを一時も離れなかったテオくん。テオくんの父も「子供の目線に合わせられる人だ」スタッフ陣も「こんなに早く打ち解けられるなんて!?」と驚いていました。
ナウンちゃん&ゴヌくん(2018年出演『スターパパ奮闘記!スーパーマンが帰って来た』)
2018年になると甥&姪も生まれ、自身を「育児の達人」と称するようになっていたカイ。
ゴヌくんを抱っこした瞬間3秒で寝かしつけてしまうという神業を披露しましたし、後日ZE:Aのグァンヒがナウンちゃんに「カイがかっこいい?僕がかっこいい?」と尋ねたときには、迷わず「カイ兄さん!」と答えていました。
俳優カイとしての活動
カイはこれまで2作品の韓国ドラマで主演を務めてきました。
チョコバンク(2016)
就職浪人生ウネン(カイ)とカフェを営むショコラティエのチョコ(パク・ウンビン)。ある日、チョコをひったくりと勘違いして捕まえてしまうウネン。この一件で無一文となってしまったチョコを助けるため、彼女の店の経営をサポートすることになり…。
カイにとってドラマ本格初出演ながら初主演となった本作。撮影初日は寝付けなかったくらい緊張していたそうです。自分の出番が終わっても次のシーンに備えて台詞練習を怠らず、パク・ウンビンにも演技指導をお願いするカイの姿に、監督も「熱心に取り組んでくれて演技も上達した」と絶賛していました。
アンダンテ~恋する速度~(2017)
学校をサボって遊んでばかりの高校生シギョン(カイ)を更生させようと、両親は引っ越し&転校を決意します。移り住んだ町で出会った同級生と恋に落ちますが、彼女の病気が発覚し…。
カイ自身の純粋でお茶目な日常の姿を主人公を通じて表現できたそうです。架空の人物を実在するかのように演じることが面白く、初めて演技の楽しさを実感した作品だと語ります。
2年越しのソロデビュー
彼がソロデビューの計画について初めて言及したのは2018年12月のこと。EXO『Love Shot』の活動でラジオに出演し「ソロデビューの予定はもちろんある。でもいつやるかは秘密だ」と発言したのでした。
2019年のインタビューでEXOディオから「ソロアルバムが楽しみだ」と言われたときにも、「EXOで見せてきたカイとは違う色んな姿を見せたい。EXOとEXO-L(ファン)と大衆の皆をびっくりさせてみせる!」と意気込みを語っていました。
そして2020年11月30日。1stソロアルバム『KAI』をリリースし、ベクヒョン・チェン・スホ・レイに次ぐ、EXOから5人目のソロデビューとなったのでした。
宣伝映像ではアルバム全曲のコンセプトダンスを披露し、「色んな姿を見せたい」という思いをリリース前から体現していました。カイ自身もMVが公開されている楽曲は『Mmmh』のみですが、どの曲もパフォーマンスが想像できるはずだから、『FILM : KAI』と合わせて聞いてほしいと語ります。
Mmmh
アルバム『KAI』のタイトル曲。「君の心をすべて奪いたくなる」という歌詞があるように、自分のものにしたい異性への思いが綴られた楽曲です。
「境界を越えて」という歌詞やCGを使ったテレポートなど、カイがEXOで担当する超能力(瞬間移動)を彷彿とさせるような部分があったり、MV終わりにはリリース当時除隊を控えていたディオとシウミンの超能力マークが出現したり。
新たな挑戦においても、EXOーLを楽しませることを考えるカイのEXO愛を感じます。
ソロアーティストとしてカムバック
新たな挑戦から1年経った2021年11月、カイは再びソロアーティストとしてカムバックすることが決定しました。
EXOのメンバーが次々と入隊しているなか、カイも今後兵役に就かなければなりません。「歌って踊って演技する今が幸せだ」と語っていたことからも、入隊直前まで精力的な活動ぶりを見せてくれることでしょう。
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