K-POPアイドルグループの人気はビジュアルやメンバー同士のケミ(相性やコンビネーション)が影響していることはもちろん、楽曲の良さが大前提だと感じます。サブスクリプションで様々な音楽を聞く機会が増えた今では、楽曲が好きで注目していたらいつの間にかファンになっていたなんていうことも。
今回紹介するOnlyOneOf(オンリーワンオブ)は、独自の世界観を持った音楽やコンセプトが注目を浴びK-POPというジャンルに囚われない楽曲が海外からも高く評価されています。
2020年にはアメリカのビルボードや海外の有力誌で「2020年に最も期待されるK-POPグループ」として紹介されたOnlyOneOfの魅力に迫っていきます!
目次
OnlyOneOfって、どんなグループ?
OnlyOneOfは2019年5月28日にデビューした7人組ボーイズグループで、現在は1人が脱退しており6人で活動しています。グループ名のOnlyOneOfには「誰かのただ1つ」という意味が込められ「ウーバーセクシャル(ubersexual)」がグループのコンセプトになっているそう。
ウーバーセクシャルとは「筋肉質で野生的かつ知的で美しい男性」という意味で、ステージ上で見せるセクシーな演出が魅力となっています。
また、OnlyOneOfはオーディション番組やサバイバル番組から輩出されたグループではなく、練習生時代を共にしたメンバーで構成されていることも注目ポイント!また、メンバーそれぞれが振付や作曲、セルフプロデュースができるほど高い能力を持っており、自作曲も多く発表しています。
OnlyOneOfがデビューするまで
2016年12月、今月の少女(LOONA)が所属しているBlockBerry Creativeは、彼女たちに続く新人ボーイズグループを誕生させようと、2017年にオーディションを行いました。このグループは2018年8月8日にデビューが予定されていて「8X8X8」というグループ名やデビュー曲のタイトル曲まで決まっていたようです。
しかし、デビュー予定日の前日7日に今月の少女がグループデビューとなるアルバムのリードシングル「favOriTe」を発売したことから「8X8X8のデビューは延期されたのでは?」という意見も…。しかし、その後8X8X8の情報が出ることはなく、そのままデビューの話はなくなったようです。
2019年4月、BlockBerry Creativeに所属していたJaden Jeong(ジェイデン・ジョン)が自身のInstagramに「OnlyOneOf」のロゴを掲載し、新たなグループの誕生を知らせました。Jaden Jeongは今月の少女の生みの親であり「グループやユニット活動を経てソロデビューする」という一般的なルートを逆走し「ソロ→ユニット→グループ」の新しい流れで今月の少女をデビューさせた仕掛け人。さらにJYPエンターテインメントや、様々な企業でプロデュース業を行ってきた人物であることから、OnlyOneOfはデビュー前から大きな話題を呼んでいました。
Jaden JeongがBlockBerry Creativeを出た後、8X8X8に選ばれた練習生もBlockBerry Creativeを退所し、8Dエンターテインメントに移籍したと考えられています。
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ファンを巻き込んだデビュー
2019年5月28日、OnlyOneOfはデビューミニアルバム「dot point jump」でデビュー。新人としては異例のダブルタイトル曲や、練習生時代から学んでいたプロデュース能力を発揮した2曲の自作曲、今までありそうでなかったウーバーセクシャルというコンセプトが人々の心を掴み、日本のメディアでも紹介されるなど、注目を集めました。
savanna
さらにデビューミニアルバムが発売される過程も他のグループとは一味違った発売方法をとっています。ダブルタイトル曲が公開された後、Twitterで「#OnlyOneOf」のハッシュタグを付けたツイートをファンが行い、そのハッシュタグが5,555個達成するたびに新たな1曲が公開され、6曲ある全ての楽曲が公開されると、デビューミニアルバムがオフラインで発売されるというもの。
ファンがハッシュタグを使ってツイートしなければいつになってもデビューできないという、ファンを巻き込んだゲームのような発売方式は今まで聞いたことがありません。