2022年5月から8月まで韓国で放送されたオーディション番組「青春スター」から誕生したn.SSign(エヌサイン)は、2年という限定された期間で活動する7人組ボーイズグループです。
番組では審査員さえも「完璧だ」と称賛をおくるほどのパフォーマンスを見せてきたn.SSignは、正式デビューしていないにもかかわらず、日本でのコンサートツアーが決定するなど、新人アイドルとしては異例の反響を受けました。
今回はn.SSignの頼れるリーダー、カズタを紹介します。「青春スター」で見せたパフォーマンスはもちろん、人間性や努力家な姿が評価され男性K-POPアイドルグループ史上初の日本人リーダーに選ばれました。
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目次
カズタって、どんな人?
- 本名:知念 和汰(ちねん かずた)
- 生年月日:1997年12月31日
- 出身地:日本 沖縄県
- 身長:177cm
- 血液型:O型
カズタは小学生時代バスケットボールに打ち込んでおり、キャプテンを務めるほどの腕前だったそうです。しかし、以前から芸能活動に憧れがあり、高校卒業後にEXILEの所属事務所LDHが開業したダンススタジオEXPG STUDIO(イーエックスピージー スタジオ)に通いはじめました。
カズタの目標は歌って踊れるアイドルで、友人から勧めてもらったBTSの動画を見てK-POPに興味を持ったそう。その後、家族の反対を押し切り21歳で単身韓国へ渡ることを決めたカズタ。韓国では10代で練習生となる若者が多く、20代でのアイドル挑戦はかなりの勇気と覚悟が必要だったのではないでしょうか。
渡韓後、芸能事務所n.CHエンターテイメントの練習生となったカズタは朝から晩まで練習漬けの日々を過ごします。しかし、韓国語も一切わからない状態で韓国に来たため、言葉が理解できず、練習が終わってから寝る時間を削って韓国語の勉強をしました。
カズタは当時の生活を振り返り「精神的にきつかった時はたくさんあったが、今となっては、この経験があったから、今の自分があるんじゃないかと思う」と語っており、韓国語に至っては死ぬ気で覚えたそう。
韓国での練習生期間は3年で、その間に何度かデビューの機会をもらいましたが、カズタがデビューすることはありませんでした。韓国では1日のうちにデビューが白紙になることも珍しくなく、練習生たちは出口の見えない日々を何年も過ごしているのです。
また、K-POP業界ではアイドルの低年齢化が進んでおり、25歳だったカズタは、今後何度もチャンスが巡ってくるわけではないと考えていたそう。そんな時に「青春スター」出演の話が飛び込んできたのです。
カズタは「これが最後のチャンスだ」と出演を決め、悔いを残さないように毎日練習に励み、予選に臨みました。もちろん、参加者全員が「デビューしたい」という思いを持ちながら番組に出演しているとは思いますが、カズタの覚悟は他のどの参加者より大きなものだったと考えられます。
「青春スター」でカズタは、審査員さえも驚くほどのパフォーマンスを見せ、予選から決勝まで安定した順位をキープして見事デビューメンバーに選ばれました。