FIFTY FIFTY(フィフティーフィフティー) メンバーや経歴を徹底解説!

FIFTY FIFTY(フィフティーフィフティー) メンバーや経歴を徹底解説!

所属事務所Attraktが起こした「中小の奇跡」

FIFTY FIFTYが所属するAttraktは、2021年に設立された事務所。元々はコンテンツ制作を専門とした企業であり、FIFTY FIFTYが初の所属アーティストとなりました。

K-POP業界は、SMエンターテインメント、YGエンターテインメント、JYPエンターテインメント、HYBEの4大事務所をはじめとする大手事務所に所属するグループが中心を占めており、中小事務所のグループは成功することすら難しいと言われています。

事実、FIFTY FIFTY以前にビルボード「Hot 100」入りを経験した5組(Wonder GirlsBTSBLACKPINKTWICENewJeans)は、いずれも4大事務所出身。これまで、チャートで好成績を残すためには、大規模な宣伝の実施や、強力なファンダムによるバックアップが欠かせないものとされてきました

しかし、「Cupid」以前は、デビューEP「THE FIFTY」が評論家やメディアから一定の評価を得ていたものの、まだ巨大なファンダムを築けていなかったFIFTY FIFTY。

Attraktは、アメリカ向けの戦略を考えてはいたものの、資金が足らず十分なプロモーションを行うことはできませんでした。CEOのチョン・ホンジュンは、ビルボードのチャートに入るなんて思ってもみなかったと語っています。

彼は、自家用車を売り、食費も削って賄った費用で「Cupid」を制作。レコーディングも、知り合いのスタジオを借りて行いました。

ビジュアルやパフォーマンスを抜きにしても聴きやすい音楽が1番だという思いで生まれた「Cupid。その耳馴染みの良いメロディーが、TikTokを中心としてアメリカの若者を惹き付けました。

無名の事務所から世界を動かした異例の大ヒットは、巨額の投資や革新的なビジネスアイデアではなく、純粋な音楽の力で成功を掴めることを証明したと言えるでしょう

MEMO

2023年は、FIFTY FIFTY以外にも中小事務所のグループが活躍し話題に。

2022年1月5日にデビューした4人組ガールズグループ・H1-KEYは、2023年3月10日に楽曲「Rose Blossom」で韓国の配信サイト「Bugs」リアルタイムチャート1位を獲得。彼女達の所属事務所・GLGが、Attraktと同じく2021年に設立されたばかりであることも大きな反響を呼びました

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