ボカロ名曲【楽曲解説】2023年上半期を彩ったボカロ名曲14選

ボカロ名曲【楽曲解説】2023年上半期を彩ったボカロ名曲14選

2023年上半期のボカロヒット曲14選 Part.5

ライアーダンサー / マサラダ

『ライアーダンサー』は、2023年6月15日に投稿された楽曲。
今年の4月1日に発売された合成音声ソフト「Synthesizer V AI 重音テト」を用いた作品で、デビュー作にもかかわらずYouTubeで48万回以上再生されている上半期注目のボカロ曲です。

エイプリルフールの嘘から生まれ、10年越しに製品化された背景を持つ重音テトが“嘘”について歌っているのが本楽曲の特徴。
ノリのいいダンスミュージックアイドルソング的な掛け合いが組み合わさり、一度聞くと忘れられない中毒性を生み出しています。

味のあるMVイラストや映像もマサラダが制作。
聞くだけでテンションを上げられる1曲です。

HERO / Ayase

『HERO』は、大人気アーティストYOASOBIのコンポーザーとしても活躍するAyaseが約2年ぶりに制作したボカロ曲。2023年6月30日に投稿され、YouTubeで270万回再生超を記録しています。

本楽曲はボーカロイドライブ「初音ミク『マジカルミライ2023』」のテーマソングとして書き下ろされたもの。
AyaseはXにて「ありのままのミクへの気持ちを全部込めて作りました。」と述べており、16周年記念を祝う歌詞が描かれています。

ライブのメインビジュアルに似合うかっこいいAメロ・Bメロと“みんなのヒーロー・初音ミク”という概念を表したような透明感のあるサビのギャップもポイント。
ハチ(米津玄師)が過去に発表した『砂の惑星』のアンサーとも受け取れる歌詞も含まれており、話題となった楽曲です。

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まとめ

今回は2023年上半期にヒットしたボカロ曲をご紹介しました。

振り返ってみると、DECO*27、ピノキオピー、なきそ、いよわ、Kanariaなど、昨年から人気のボカロPの新曲が注目されているパターンが多く見られました。
プロセカの書き下ろし楽曲やボカコレ参加曲が話題になる傾向も健在のようです。

また、2023年上半期のヒット曲を見てみると、ボカロP同士のコラボ明るく元気な曲が多いのが印象的。特に、ニコニコ動画ではネタ曲や映像を含めた面白い作品の再生数が伸びており、「ボカコレ 2023夏」では「ネタ曲投稿祭」という専用のカテゴリランキングも設けられています。

すでに下半期のヒット曲も出てきていますが、今後どんなボカロ曲が投稿されるのか注目です!

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