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新しい学校のリーダーズ、CHiCO、シユイなど、楽曲提供も多数!
ボカロPとして自作曲を発表する一方で、jon-YAKITORYは作曲家としても活動しており、さまざまなアーティストに楽曲提供を行っています。
2023年1月 シユイ『RE RE REPLAY』
2023年3月 新しい学校のリーダーズ『じゃないんだよ』
2023年8月 新しい学校のリーダーズ『マ人間』
2024年 CHiCO『Noise Cancel』
2023年10月には、GLIM SPANKY『怒りをくれよ』のリミックスなども制作。
ボカロPとしても、初音ミクの公式ライブ「初音ミク JAPAN TOUR 2023 〜THUNDERBOLT〜」のテーマソングを担当するなど、近年幅広い活躍を見せています。
また2024年7月には、作詞作曲から歌唱まで担当した楽曲『レクイエム』も投稿されました。
jon-YAKITORYのおすすめ楽曲5選
うぉんちゅーばっど
『うぉんちゅーばっど』は2022年11月に投稿された楽曲です。
YouTubeで290万回再生を超える人気曲のひとつで、歌ってみた動画なども多数投稿されています。
愛が重たい地雷系の女の子を描いた楽曲で、可不の女の子らしいかわいい歌声と低音の効いたビートのギャップが印象的。
地雷系のボカロ曲にしては珍しいローテンポの楽曲ですが、ゆったりとした進行がじわじわ迫ってくる女の子の狂気を表しているようでクセになります。
ヤンデレ的な要素も感じる歌詞で、世界観やストーリーの考察をするのも面白い楽曲です。
街
『街』は、2022年8月に投稿された楽曲。「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」内のユニット・Vivid BAD SQUADに書き下ろされた楽曲で、爽やかながらどこか切なさを覚えるバンドサウンドが魅力的です。
Vivid BAD SQUADといえば、ダンサブルなHipHopやクールな楽曲のイメージが強いですが、こちらは街で生きる彼ら自身に焦点を当てた暖かいもの。楽曲単体で聴いても成立する普遍性を重視して制作されており、聴く人によってさまざまな解釈ができる歌詞となっています。
どちらかと言えばjon-YAKITORYが初期の頃に制作していた楽曲の雰囲気に近く、つい聴き入ってしまう楽曲です。
GHOST
『GHOST』は2015年3月に投稿された楽曲。jon名義の時代に制作されたもので、当時公開されていた楽曲の中では特に再生数の多い人気曲です。
動画の概要欄には「死んだあと、生きていた時の自分の存在が消えた世界――。消えたのには理由がありました。」と書かれており、ストーリー性のある世界観が注目のポイント。
歌詞には、自殺を選んだある少女の物語が綴られています。
MVの演出も相まって、小説やアニメ作品を観ている気持ちになる1曲。
『混沌ブギ』からjon-YAKITORYを知った方にとっては、新たな一面を感じられる楽曲でもあるでしょう。
フェイキング・オブ・コメディ
『フェイキング・オブ・コメディ』は、2020年12月に投稿された楽曲です。
ボカロ版とAdo版の同時投稿が行われた力作で、コメディアンの葛藤が描かれています。
ジャンルは軽快なロック。コメディアンの日常と華やかな舞台の表裏が音楽で表現されており、Aメロ・Bメロとサビでは意図的に楽曲の雰囲気を変えて制作されています。
また、タイトルはアメリカ映画の「キング・オブ・コメディ」をオマージュしたものです。
jon-YAKITORYのブログでは楽曲の背景やタイトルの意図なども詳しく解説されているため、気になる方はこちらもチェックしてみてください。
バグズワイフ
『バグズワイフ』は、2024年9月に投稿された最新の楽曲です。(2024年9月22日時点)
ネットアーティストのEye(すいそうぐらし)に提供した楽曲のボカロ版で、「蟲」をモチーフとした斬新な楽曲となっています。
タイトルのとおり「蟲の妻」になろうとする楽曲ですが、「蟲」とは何を指しているのか、彼女の理想とは何なのかなど考察の余地が多々見られる楽曲でもあります。
一見、恋愛の歌に思えますが、歌声には力強さがあり、強く生きていこうとする主人公の思いが感じ取れます。先に公開されたEyeバージョンともぜひ聴き比べてみてください。
まとめ
今回は、2024年大ヒットしたボカロ曲『混沌ブギ』を手がけたjon-YAKITORYをご紹介しました。
コミカルな楽曲から洋楽テイストのロックまで、幅広い楽曲を手がけているのがjon-YAKITORYの魅力。
楽曲や普段考えていることなどを綴ったブログも公開されており、さまざまなところから楽曲のアイデアを得ているのがうかがえます。
これからもどんな楽曲が投稿されるのか注目です。