国内外からの支持を得ている人気ボカロP、稲葉曇(いなばくもり)。
哀愁とリズム感を併せ持つ曲調から、音MADやTikTokが流行するなどさらに知名度を上げています。
そこで、本記事では稲葉曇の魅力やおすすめ曲をご紹介していきます!
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目次
稲葉曇とは?
■ お知らせ
稲葉曇 2nd Album
『ウェザーステーション』
2022.03.23 Releaseよろしくお願いします
inabakumori 2nd Album
WEATHER STATION
03/23/2022 Release pic.twitter.com/g8Zt7qhcam— 稲葉曇 (@inabakumori) February 22, 2022
- 名前:稲葉曇
- 誕生日:2月25日
- 出身:福岡県
稲葉曇は、2016年に「秘密音楽」を投稿して活動を開始。独特な曲調で人気を集め、最近では「ラグトレイン」が流行するなど、さらに勢いに乗っているボカロPです。
リズムや音の中毒性の高さから海外のTikTokでも流行り、海外リスナーからの人気も絶大。YouTubeのコメント欄には、英語のコメントが多く投稿されています。
稲葉曇として活動を始める前は、視長Pなど複数の別名義で曲を投稿していました。しかし、曲を作っていくうちに自分の作りたい曲が見えてきたため、歌愛ユキの歌声と出会ったのをきっかけに稲葉曇としての活動をスタートしたのです。
稲葉曇の魅力
歌愛ユキを使用
今日は歌愛ユキの誕生日なので聴きましょう〜 おめでと🎈
稲葉曇『ひみつの小学生』Vo. 歌愛ユキ https://t.co/49tmP6fppP #sm36042320 #ニコニコ動画 https://t.co/lllwK6eBKL— 稲葉曇 (@inabakumori) December 3, 2021
稲葉曇が主に使用しているボカロは歌愛ユキ。その他に鳴花ヒメ、弦巻マキ、初音ミクも使われています。
メインで使用している歌愛ユキは、小学生の女の子の声をサンプリングしたボカロ。初音ミクなどと比べるとそこまでメジャーではないものの、暗くて少し幼いダウナーな声は稲葉曇の曲とよくマッチしています。
淡々とリズムに乗って進んでいくような独特の雰囲気は、歌愛ユキだからこそ出せるものでしょう。機械感を生かした調声も、曲の良さを引き立てています。
また、歌愛ユキ以外のボカロも、それぞれ違った声質でありながら、纏う空気はやはり稲葉曇で、どこか寂しさを感じさせる歌声が魅力的です。
中毒性の高い曲調
稲葉曇の曲の特徴は、不安定さを感じる独特のメロディーと、耳に強烈に残ってクセになる不協和音に、テンポ良く進むリズム。wowakaをリスペクトしており、随所にその影響が表れています。
初期の頃は、比較的シンプルで歪んだギターをかき鳴らすロック調のサウンドでしたが、最近の曲ではそこにシンセサイザーなど使われる音の種類が増えて、儚げな雰囲気がグッと増しているように感じられます。
気が付いたら何度もリピートしてしまうような、その不思議な中毒性を持つ世界が、稲葉曇の曲にハマる人が続出する理由でしょう。
特徴的なMV
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— 稲葉曇 (@inabakumori) January 23, 2022
稲葉曇のMVは、一目見て稲葉曇の曲だとわかるほど個性的。7作目までは自作のイラストで、8作目以降はぬくぬくにぎりめしのイラストを用いてMVを制作しています。すべてのMVの背景が灰色で、気だるそうな女の子のイラストが描かれているのが特徴です。
アニメーションのあるMVでは、女の子が曲に合わせてシンプルな動きを何度も繰り返すだけなのに、時々トリッキーに色々なパターンを見せてくれるのが楽しくて、思わずじっと注目してしまいます。
ぬくぬくにぎりめしが描くMVの女の子は「おさげちゃん」といいます。音に合わせて動く姿や表情がとてもかわいいです。
稲葉曇のおすすめ曲3選
ラグトレイン
2020年に投稿された稲葉曇の代表曲で、YouTubeでは2000万回再生を越えています。
曲とMVのリズム感の良さからニコニコ動画で音MADが流行した影響もあり、この曲で一気に知名度を伸ばしました。
MVは四つ打ちのリズムに合わせてぴょこぴょこと動くおさげちゃんが印象的で、次はどんな動きをするのかとつい目で追ってしまいます。
各駅停車に揺られているようにミドルテンポで進んでいく空気感と、哀愁のある歌愛ユキの声と歌詞は、ずっと聴いていられる心地よさです。
ロストアンブレラ
YouTubeで3000万回再生越えの人気曲。ぬくぬくにぎりめしが初めてMVのイラストを担当した曲です。
この曲がTikTokを通して海外に広まったのが、海外ファンを増やすきっかけとなりました。
ニコニコ動画の曲紹介では「傘を間違って持ってかないでください。」と一言。タイトル通り雨の曲で、歌詞には寂しい雰囲気が漂っています。
呟くように始まる歌愛ユキの声でスッと灰色の世界に引き込まれ、気づいたら耳に浸み込んで離れない中毒性。歌愛ユキの魅力が詰まった一曲です。
パスカルビーツ
2016年に投稿された稲葉曇の5作目。この曲で、ニコニコ動画で初の殿堂入りを果たしました。
まだ稲葉曇本人がイラストを描いていた頃のMVで、リズムに合わせて何度もこちらを振りむく女の子がいい味を出しています。
独特な不安定感のある音と歌詞がクセになるこの曲は、歪んだギターの印象が強いロック調のアレンジ。メロディーの不思議な跳躍感は、wowakaを髣髴とさせるものがあります。聴けば聴くほどハマってしまう、かっこいい曲です。
まとめ
独自の世界観で流行曲を生み出した稲葉曇。
強烈な個性を持ったボカロPとして、今後も活躍していくこと間違いなしです。
これからどんな楽曲を聴かせてくれるのか楽しみですね!
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