かいりきベア【ボカロP解説】「ベノム」「ダーリンダンス」が大ヒット! 超人気ボカロPを徹底解説

かいりきベア【ボカロP解説】「ベノム」「ダーリンダンス」が大ヒット! 超人気ボカロPを徹底解説

歌い手のアレンジが光る!かいりきベア楽曲を「歌ってみた」

続いては、特に人気の高い2人の男性歌い手に焦点を当て、歌ってみた作品の魅力を紹介します。

ボーカロイド曲の魅力といえば、オリジナルをそのまま楽しむのはもちろん、さまざまな歌い手が投稿した歌ってみた動画を聴き比べられること。歌い手によって異なるアレンジや歌い方の癖を知っていくにつれ、自分にとっての推しができることもあります。

かいりきベアの楽曲はかなり多くの歌い手やYouTuberがカバーしているため、気になった人はぜひ他の音源も聴いてみてください。

ベノム – まふまふ feat.かいりきベア

圧倒的な歌唱力と特徴的な声質が高く評価されている歌い手・まふまふの歌ってみた動画です。まふまふは2021年の紅白歌合戦に初出場し、カンザキイオリの「命に嫌われている。」を歌唱したことでも話題を集めました。

2020年7月に投稿されたこの動画は、かいりきベア本人がまふまふのためにリアレンジを行っており、非常に豪華です。ジャズのアドリブを思わせるキーボードなど、おしゃれなサウンドがあちこちに散りばめられているのでぜひ注目して聴いてみてください。また、MVのイラストは、かいりきベアとタッグを組みオリジナルMVも担当しているイラストレーター・のうが手がけています。

まふまふの歌い方の大きな特徴といえば、地声のまま跳ね上がる鋭いハイトーン。この「ベノム 歌ってみた」動画でも、彼独特の歌い回しを聴くことができます。

原曲に使用されているボーカロイド・flowerは中性的な歌声が多くのファンに愛されています。まふまふの「可愛い」と「男の子っぽい」が絶妙にミックスされた歌声もflowerと似通うところがあり、原曲の雰囲気にマッチしていると言えるでしょう。

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アイ情劣等生 – かいりきベア -Cover- ウォルピスカーター

ウォルピスカーターは「高音出したい系男子」の異名をもつ男性歌い手。歌ってみた動画の投稿はもちろん、ラジオDJを務めたりTVアニメの主題歌を歌ったりと幅広い活動を行っています。自らを「ウォルピス社の社長」と呼ぶユニークなキャラクター性も人気です。

「アイ情劣等生」の原曲では、少女特有の可愛らしい歌声をもつボーカロイド・鏡音リンが歌唱を務めています。

人工音声であるボーカロイドのために作られた曲は、五線譜を突き抜けた高音や早口言葉のような歌詞など「人間やめないと歌えない」と言われる楽曲も多くあります。

「アイ情劣等生」も叫ぶような高音が登場したり、途中で曲調や音域が大きく変わるなどかなり難易度の高い楽曲です。それをものともせず、男性でありながら原曲キーのまま最後まで歌いきっているウォルピスカーターの歌唱力は、まさに超人レベルと言うべきでしょう。「高音出したい系男子」というよりも「高音出てる系男子」と呼びたくなります。

かいりきベアの十八番である激しいロックサウンドにも負けないパワフルな歌声と、突き抜けるハイトーンをぜひ味わってください。

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かいりきベア×匿名ボーカリストによる音楽ユニット「レトベア」が始動!

2022年6月10日、かいりきベアの公式Twitterから新プロジェクト始動が発表されました。

数多くの歌い手・YouTuberに楽曲提供を行ってきたかいりきベアですが、今回はユニットという形で活動を行うこともあり、一体どのような内容なのかとファンの間で期待が高まっています。

そして何より興味をそそられるのが、ボーカリストの名前は明かされない「“匿名性”音楽ユニットプロジェクト」である点。素顔を見せずに活動するクリエイターは多く存在しますが、名前まで全て秘密という新鮮さは他では味わえないのではないでしょうか。

情報解禁日にTikTokアカウント・YouTubeチャンネルも開設されているので、今後の情報を確実に追いたい人は要チェックです。

最後に

かいりきベアの生み出す音楽は、繰り返し聴けば聴くほど曲の世界に惹き込まれてしまう不思議な魅力をもっています。

最後に紹介した新ユニットをはじめ、今後彼がどのような音楽を世界に発信してくれるのか期待が高まりますね。

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