ガルナ(オワタP)【ボカロP詳細解説】『パラジクロロベンゼン』が大ヒット! 人気ベテランPを徹底解説

ガルナ(オワタP)【ボカロP詳細解説】『パラジクロロベンゼン』が大ヒット! 人気ベテランPを徹底解説

ガルナ(オワタP)の活動歴

“演奏してみた”からスタート

オワタPがニコニコ動画で初めて投稿したのは、2007年10月5日
作品はボカロ曲ではなく『世界樹の迷宮 オリジナルアレンジメドレー』でした。

その後もピアノの弾いてみた動画を複数投稿しており、2008年4月にピアノバラードのボカロ曲『Text…』を投稿。
ここからボカロPとしての活動が始まっていくことになります。
オワタPの楽曲にピアノの音色がよく使われているのも、馴染みのある楽器だからという部分があるのかもしれませんね。

さらに、ボカロPとして活動しながら、オワタPは鍵盤リコーダーという珍しい楽器でボカロ曲の弾いてみた動画を投稿。

タイトルには「なぜ吹いたし」と付けられ、ニコニコ動画ではぴぴぴPというP名も付けられました。
ちなみに、鍵盤リコーダーは鍵盤ハーモニカのリコーダー版で、息を吹き込みながら鍵盤を押すと、リコーダーの音色が流れるというものです。

BPMが速く、息継ぎの少ないボカロ曲を演奏しているため、聞くとすさまじいタンギングが行われているのが分かります。
演奏クオリティ自体は素晴らしいのですが、リコーダーの音色のせいなのか、少しシュールに感じるのもニコニコ動画らしいところ。
気になる方は、ぜひコメント付きで見てみてください。

『パラジクロロベンゼン』が大ヒット!

オワタPの投稿曲の中で最も有名な曲と言えるのが、2009年9月投稿の『パラジクロロベンゼン』です。
2010年6月には、ニコニコ動画で鏡音レンオリジナル曲として2番目にミリオン再生を達成。
現在ではニコニコ動画500万回再生、YouTube 230万回再生以上を誇る人気楽曲となっています。

オワタPは以前にも『ベンゼン』、『ニトロベンゼン』という曲を投稿しており、本楽曲はベンゼンシリーズ第3弾という位置づけ。
ピアノを中心としたダークな雰囲気の音楽に、中二病を感じる歌詞が織り交ぜられています。
概要欄には「破壊系洗脳ソング」と書かれており、不穏な雰囲気も感じる中毒性抜群の楽曲です。

歌詞には「この詩に意味はないよ」とありますが、しっかりと作者の意図は込められている模様。
オワタP本人はリスナーに解釈を委ねると述べており、昔からさまざまな裏解釈が行われています。

また、本楽曲は小説化もされており、最近では「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」(以下プロセカ)や「グルーヴコースター ワイワイパーティー!!!!」にも収録。新たなボカロファンにも親しまれています。

ちなみに、パラジクロロベンゼンとは防虫剤に使われる有機化合物のことです。
どういう意味の歌なんでしょうか……? ぜひ考察してみてください。

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