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新木宏典の主な出演作品
原作の内容を表現するのは難しいといわれる2.5次元作品。
巧みな技術を使ったエフェクトと、迫力のある演技と歌やダンスを舞台上で再現しています。
現在2.5次元作品は、「弱虫ペダル」「MANKAI STAGE A3!」「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」など、さまざまな漫画やアニメ、ゲームを原作とした作品を舞台やミュージカルで楽しむことができます。
そんな人気のコンテンツで活躍する新木宏典の出演作品をご紹介します。
ミュージカル「テニスの王子様」 乾貞治
ミュージカル「テニスの王子様」で2代目乾貞治を務めたことで注目を集めました。
テニスの王子様は、「週刊少年ジャンプ」で連載されていた漫画で、舞台化不可能といわれていた試合を歌やダンスを交えて演じています。
選手たちが繰り出す個性豊かな技を俳優が巧みに表現しており、ファンからは「テニミュ」と親しまれ、長きにわたり愛されている作品です。
若手俳優の登竜門といわれており、テニミュで成長しさまざまな舞台やミュージカルで活躍する俳優を輩出しています。
キャストの選出は、舞台の経験有無に関わらず「原作のキャラクターに近いかどうか」で選ばれています。
公演を重ねて成長していく俳優たちの姿を見守っていくのもテニミュの醍醐味ですね。
新木が演じた乾貞治は、主人公が通う中学校の先輩です。
眼鏡が特徴的で、データ収集し分析した上で相手を攻略していく「データテニス」を得意としています。
普段は冷静沈着ですが、すこしズレた一面もあり劇中ではコミカルなシーンも多いです。
どんな乾も全力で演じる新木の姿に、ファンからの評判は高く、愛される存在になっていきました。
実写映画版にも抜擢され、初めてのお芝居の仕事でしたが結果をしっかり残したことで、その後もミュージカルやテレビドラマの仕事に繋がりました。
のちに、声優としてもテレビアニメで、財前光として作品に関わっています。
ミュージカル「刀剣乱舞」にっかり青江
人気ブラウザアプリゲーム「刀剣乱舞 ONLINE」がミュージカル化され、新木が演じたのはにっかり青江です。
付喪神として人に力を貸してくれる日本古来の刀たちが擬人化し、歴史を改変しようとする敵と戦う物語を舞台上で華麗に演じています。
現在は、チケットの入手困難なほど人気のミュージカルの1つとなりました。
また、ミュージカル「刀剣乱舞 にっかり青江単騎出陣」では一人芝居で全国を巡り、47都道府県で公演を行いました。
にっかり青江は、「にっかりと笑う女の幽霊を切った」という逸話がある脇差です。
見た目は、片目が前髪で隠れており、ミステリアスな雰囲気が魅力的なキャラクターです。
構成がハードだがやりがいがあると意気込んでいた新木は、にっかり青江の再現度・歌やダンスでファンを魅了しました。
また、新木と出演できたことは財産になったと語る俳優も多く、経験豊富な新木がいることで周りの俳優たちも成長できたのでしょう。
テレビドラマ「獣拳戦隊ゲキレンジャー」 理央 / 黒獅子リオ
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第1話 ニキニキ!激獣拳🔽 視聴URLhttps://t.co/Z5eOy44QUA#ゲキレンジャー#スーパー戦隊シリーズ pic.twitter.com/3WZ5lwL44V
— スーパー戦隊オフィシャル (@sentai_official) September 12, 2022
子供たちから人気の高いスーパー戦隊シリーズ「獣拳戦隊ゲキレンジャー」で、敵の首領、理央を演じました。
子供たちはもちろん、いまや大人にも人気が高いスーパー戦隊シリーズ。
若手俳優の登竜門とも呼ぶべき名高い作品です。
新木が演じた役は、物語の重要人物だったこともありこの作品でさらに知名度が上がりました。
また、同じくD-BOYSに所属し特に仲のいい鈴木裕樹と、敵味方に分かれて共演したことも話題となりました。
架空の拳法である「獣拳」を題材にした物語で、新木が演じる理央は悪の組織「臨獣殿」の当主です。
理央は、幼少期に家族を殺されたトラウマがあり、強くなることに固執している人物です。
テニミュで魅せていた顔とは真逆な演技にも注目を集めました。
クールで色気があり、強さにひたむきな理央を演じる新木に魅了されるファンも多かったのです。
この作品を機に、舞台はもちろん映画に出演するなど仕事の幅が広がっていきました。
舞台「文豪ストレイドッグス」坂口安吾
文豪ストレイドッグスは、名高き文豪たちが自身の作品やエピソードにちなんだ異能力を使い戦う物語です。
新木が演じたのは、内務省異能特務課参事官補佐をしている坂口安吾。
ものに残った記憶を読み取ることができる異能力「堕落論」を操ります。
記憶抽出ができる能力と、情報収集や分析に長けており、三重スパイが可能なほど器用に立ち回ることができるタフさを持ち合わせています。
アニメのイベントが開催された際に舞台化が発表され、通称「文ステ」と親しまれています。
キャラの異能力を発揮する場面は華やかに表現され、バトルアクションは見物です。
文豪の名前や作品を使っている物語のため、日本語へのこだわりが伝わる作品となっています。
新木が出演した「黒の時代」はアニメベースで描かれており、アニメファンである彼もまた嬉しい内容だったそうです。
また、新木自身も坂口安吾を演じるにあたり、謎の多いキャラのため今後の作品への影響も考えて「いかに普通を演じるか」を意識したと語っています。
この先続いていく作品に対してしっかり向き合っている姿がうかがえますね。
舞台「D-BOYS STAGE」
D-BOYSは、ワタナベエンターテインメントに所属する男性俳優で結成され、歌や舞台公演、テレビ番組など幅広く活動しています。
個々で俳優として活動しながら、「D-BOYS STAGE」でメンバーが集結し舞台公演をおこなっており、卒業メンバーが参加することもあります。
そのため、D-BOYSのなかでも大きな活動のひとつとなりました。
D-BOYS結成3年目の2007年に、メンバー総出演で挑んだオリジナル作品「完売御礼」は、15分で完売となるほど大盛況でした。
2008年上演の「ラストゲーム~最後の早慶戦~」は、新木宏典と鈴木裕樹が主演を務めた作品です。
大学野球を題材としており、第二次世界大戦期間におこなわれたアマチュア野球最後の試合が描かれた物語で、新木はマネージャー役、鈴木は主将を演じました。
2012年に上演した11作品目以降、今までの「D-BOYS STAGE」を現在の「Dステ」に表記変更しています。
D-BOYSの「D」には、drama(芝居)、dream(夢)、debut(デビュー)、discovery(発見)、development(成長、発達)といったDからはじまる英単語の意味がこめられています。
さまざまな公演を経て、成長していく姿が見られることも人気のひとつだったのでしょう。
最後に
本記事では、新木宏典の経歴や出演作品などを詳しく解説してきました。
キャラや作品を大切にし、全身全霊で舞台や演技に向き合う新木の姿に魅了される人が多いのです。
ファンはもちろん、共演者や後輩からも認められる新木宏典の活躍にぜひ注目してみてください。