TOMORROW X TOGETHER『SWEET』【作品解説】快進撃を続ける5人が日本のMOAと結んだ絆

TOMORROW X TOGETHER『SWEET』【作品解説】快進撃を続ける5人が日本のMOAと結んだ絆

2023年7月、TOMORROW X TOGETHERの『SWEET』がついにリリースされました!

当記事では、韓国を飛び出し世界でも快進撃を続けるTOMORROW X TOGETHER(以下TXT)の最新作を徹底レビューします。

あわせて読みたい!

TOMORROW X TOGETHER『SWEET』収録曲を解説! Part.1

『SWEET』は、2021年に発売された『STILL DREAMING』に続く、待望の日本セカンドアルバムです。

日本語の歌詞で歌われた曲がふんだんに収録され、日本のMOA(TXTのファンの総称)には嬉しい内容です。すでに発売されている名曲はもちろん、アルバムだけのオリジナルトラックも楽しめる大満足の一枚となっています。

「Intro : FLOATING」

「Intro : FLOATING」は、アルバムの導入を飾るのにふさわしい開放的なインストゥルメンタル。「FLOATING」というタイトルが表現しているように、まるで浮遊するような不思議な色合いのシンセサイザーによるサウンドも聴きどころとなっています。アルバムの世界に誘うような曲調になっています。

紫陽花のような恋 (Hydrangea Love)

「ドライフラワー」など、力強い歌声と唯一無二の世界観でJ-POPを牽引するシンガーソングライター、優里。「紫陽花のような恋 (Hydrangea Love)」は、そんな優里がTXTへ特別に書き下ろしたミドルバラードです。

大好きな人とお互いを知っていく過程やともに過ごす日常を、花びらが重なり合って華麗に咲く紫陽花に例えたロマンティックでピュアな恋愛の情景を歌い上げるこの曲。メインボーカルを担当することが多いテヒョンをはじめ、歌唱力が抜群に高いTXTの5人。彼らの柔らかいハーモニーが甘く響く王道のラブソングとなっています。

Sugar Rush Ride [Japanese Ver.]

韓国で発売されたミニアルバム 『The Name Chapter: TEMPTATION』で、TXTは初動ダブルミリオンセラー達成という快挙を成し遂げました。リードトラックとしてMVが1億回再生を突破するなど大ヒットを記録した「Sugar Rush Ride」の日本語バージョンも、『SWEET』に収録されています。

タイトル「Sugar Rush」とは、「甘いものを食べた時のような興奮状態や多幸感」などを意味する英語のスラングです。抗い難い魅力を持つ恋人にハマっていく危うさと、そんな激情に「Ride」=「乗る」、つまり全身を預けてしまおうというメッセージが込められた熱いラブソングとして聴き応えがあります。曲の合間に入る吐息や口笛もセクシーで、TXTの大人っぽい魅力も感じられますね。

「Sugar Rush Ride [Japanese Ver.]」の日本語歌詞の特徴は、原曲の歌詞の意味合いをしっかり踏襲しながらも、上手く楽曲のリズムに乗せている点です。たとえばテヒョンのパート「貧血かもdaze むしろそれがいい」は、韓国版では「貧血のようなこの目眩 daze むしろそれがいい」という歌詞でした。簡潔な言葉を使うことで、「Sugar Rush Ride 」の疾走感とエキサイティングなムードがそのまま表現された日本語曲となっています。

0X1=LOVESONG (I Know I Love You) feat. 幾田りら [Japanese Ver.]

「0X1=LOVESONG (I Know I Love You) feat. 幾田りら [Japanese Ver.]」には、音楽ユニットYOASOBIのボーカルikuraとして活躍中のボーカリスト、幾田りらがフィーチャリングとして参加しています。テヒョンのコーラス「僕を救って 僕の手を取って」は、日本語では「助けてよ 僕をつかんでよ」とより感情的な印象になり、痛切さがよく伝わるようになっています。

幾田りらと言えば、安定感のある澄んだ高音ボイスが特徴です。曲の終盤では、ボムギュ、スビン、ヒュニンカイのボーカルと幾田りらの声が重なり合い、深みあるハーモニーを聴かせてくれます。

あわせて読みたい!

 

この記事をシェアをしよう!

この記事を書いた人

この記事に関連するタグ

関連記事

新着記事