幾田りら – YOASOBIのikuraのシンガーソングライターとしての顔とは…?

幾田りら – YOASOBIのikuraのシンガーソングライターとしての顔とは…?

「夜に駆ける」「ハルジオン」「群青」などを収録した、初CDの1st EP「THE BOOK」をリリースしたYOASOBI。

YouTubeの再生回数は「夜に駆ける」が1.9億回、「怪物」が4,500万回、「ハルジオン」が4,500万回、「たぶん」が2,600万回を超えるヒットを記録しています。

今大注目の小説を音楽にするユニットYOASOBIは、サウンド面を担っているコンポーザーのayaseさんとヴォーカルのikuraさんのユニットです。

ikuraさんはYOASOBIと並行して、本名の幾田りら名義でアコースティックセッションユニットぷらそにかと、ソロのシンガーソングライターとしても活動中です。

幼少期はシカゴに住んでいたことがあり、表現力はミュージカル劇団で培いました。

今回は、幾田りらさんのプロフィールや経歴をご紹介していきます。

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幾田りらプロフィール

  • ・生年月日 2000年9月25日
  • ・出身地 東京都
  • ・影響を受けたアーティスト YUI、aiko、テイラー・スウィフト

両親の影響でシンガーソングライターを目指す

本名の由来について公表したことはありませんが、花のライラックのフランス語Lilas(リラ)にちなんで付けられたとも言われています。

両親の仕事の関係で3歳までアメリカ・シカゴに住んでいた幾田りらさんは、常に音楽に囲まれながら育ちました。

小学1年生でピアノを、6年生でギターを始めて、小学校にはギターを持って通っていたそうです。

同時に3年生から6年生まではミュージカル劇団に所属し、ディズニーチャンネルの番組「ハイスクールミュージカル」の曲を英語でコピーして歌っていました。

MEMO

この頃にボイストレーニングを受け、クラシックのコンコーネという練習曲を1番から50番まで歌ったり、音感や音の幅などスパルタにヴォーカルの基礎を学んだことにより、広い音域を歌えるようになりました。

将来シンガーソングライターになりたいと思ったのも6年生の頃です。

バレンタインかお母さんの誕生日に、フォークソング好きなお父さんが自作の曲をお母さんにプレゼントしているのを聴いて、自分で作った曲を歌うことに魅力を感じたそうです。

また、離れ離れになってしまう友人に曲を贈ろうと、ギターを弾きながら初めて作曲したのもこの頃でした。

音楽に没頭した学生時代

お父さんからの影響で、中学生までは特にフォークやカントリーを好んで聴いていました。

MEMO

中学生までは、周りとずれているのではないかと悩んでいました。この頃に、宮下奈都さんの「ふたつのしるし」糸井重里さんの「ボールのようなことば。」を読んで、自分は自分のままで良いと思えるようになったそうです。

また中学生から高校生までオーケストラ部でトランペットを吹きつつ、文化祭の為にバンドを組んでエレキギターを弾きながらヴォーカルをしていました。

バンドもやってみましたが、やっぱり自作の歌を歌うシンガーソングライターになりたいと思ったそうです。

高校生の頃聴いていた音楽は、文学的な歌詞やファンタジー系のRADWIMPSやSEKAI NO OWARIなどです。

文系のイメージもある幾田りらさんですが運動神経も良く、いつもリレーの選手に選ばれていました。

MEMO

中学と高校は都内にある明星学園に通っており、卒業生には小栗旬さん、宮崎あおいさん、土屋アンナさんなどがいます。中学生からの同級生が女優の小野莉奈さんで、歌手と女優になるとお互い約束していたほどの大親友。小野莉奈さんの初主演映画「アンナとアンリの影送り」は、二人の関係が原案になっています。

アコースティックユニットぷらそにかに加入

中学3年生の頃からオーディションを受け始めましたが、いくつ受けたか覚えていないほど多くに応募し、全てに落選していました。

MEMO

この経験から、『見つけてもらうのを待っているのではなく、自分から動かないと夢はかなえられない』と意識を変えて、自分で売り込みしたり、ストリートライブの映像をSNSにアップし始めました。

転機は、2015年のSony Musicのオーディション「SINGIN’JAPAN」でファイナリストに選ばれたことです。

オーディションで『どんなことをやりたいの?』と聞かれて、『シンガーソングライターになりたいです』と答えると、Sony Musicが行っているシンガーソングライター育成講座のthe LESSONを教えてもらいました。

そしてthe LESSONの4期生として3か月間受講し、ぷらそにかに加入します。

YOASOBIと並行して現在も所属しているぷらそにかでは、シンガーソングライター達がセッションしたり、Official髭男dismやLiSAさんなどのカバー動画やインタビューをYouTubeに投稿しています。

ぷらそにか出身アーティストは他にも!

現在も大学に通いながら音楽活動をしている

高校卒業後は大学に進学し、現在も大学に通いながら音楽活動をしています。

MEMO

幾田りらさんは大学名を公表していませんが、音楽理論や作曲の授業を受けていることを明らかにしています。

いつも笑顔で穏やかな雰囲気がありますが、歌うことに対しては学生の頃からストイックで発声練習は毎日欠かさず取り組んでいます。

本番前には蜂蜜のど飴をなめながら柔軟をして体をほぐし、腹式呼吸でリラックスするように心掛けているそうです。

幾田りら経歴

the LESSONを卒業後に、本格的にシンガーソングライターとして活動を始めました。

2016年8月に1stデモアルバム「15の想い」をリリースしています。

ぷらそにかには2017年7月に加入し、ヴォーカル・ギター・トランペット・キーボードを担当。

2018年2月に、バラエティ番組「今夜、誕生!音楽チャンプ」に出演し、秦基博さんの「ひまわりの約束」を歌いましたが、惜しくも1回戦で敗退しました。

2019年7月放送開始の東京海上日動あんしん生命保険テレビCMで、スキマスイッチの「全力少年」をカバー。

2019年10月よりYOASOBIとしても活動を開始し、11月にYouTubeでMVを公開した1stシングル「夜に駆ける」が、1.9億回再生を超える大ヒットを記録。

MEMO

YOASOBIは、「monogatary.com」の小説コンテスト「モノコン2019」で選ばれた小説を音楽にするプロジェクトとして誕生しました。プロデューサーがAyaseさんのInstagramにDMを送り、AyaseさんもInstagramでカバー動画を上げていた幾田りらさんに声を掛けてYOASOBIを結成しています。

2020年3月にソロの2ndミニアルバム「Jukebox」をリリース。

次第に音楽以外の活動も増え始め、ラジオ「YOASOBIのオールナイトニッポン0(ZERO)」のパーソナリティや、テレビ「関ジャム 完全燃SHOW」などに出演しています。

MEMO

トークも好評で、2021年3月より1年間、YOASOBIで「オールナイトニッポンX(クロス)」の火曜パーソナリティを担当します。

Netflix映画「フェイフェイと月の冒険」の日本語版エンド・クレジット・ソング「ロケット・トゥ・ザ・ムーン~信じた世界へ~」の歌と邦題も担当。

YOASOBIで出演した大晦日のNHK紅白歌合戦では、角川武蔵のミュージアム本棚劇場で3万冊の本が並ぶなか「夜に駆ける」をテレビで初めてパフォーマンスしました。

2021年になるとYOASOBIは、CDで1月に1stアルバム「THE BOOK」と3月に1stCDシングル「怪物/優しい彗星」をリリース。

YouTubeチャンネルTHE FIRST TAKEで歌った「夜に駆ける」「群青」「優しい彗星」は、どれも大きな反響を呼んでいます。

ソロの3rdシングル「Answer」が東京海上日動あんしん生命のCMソングに起用されるなど、シンガーソングライター幾田りらも着実に評価を高めています。

幾田りら人気オススメ曲

オススメ曲は、YAOSOBI・ぷらそにか・ソロからそれぞれご紹介します。

どんな時に曲のインスピレーションが涌くのかについて、『夜中から段々と白んで朝になる様子や、夕日を見ながら歩いたり電車に揺られている時など、空気や太陽のうつろいを感じると曲を作りたくなります』と、幾田りらさんは語っています。

生活の中にあることや身近な出来事をテーマにしてリアリティーがある歌詞を意識し、作詞作曲する際にはアコースティックギターの弾き語りをベースに制作。

ライブでは、なるべくオーディエンス一人一人と目を合わせて歌を届けることを大事にしています。

夜に駆ける(YOASOBI)

2020年を代表する曲「夜に駆ける」は、YOASOBIのデビュー曲です。

小説の登場人物によって歌い方を変えていますが、男性目線の物語であるこの曲では中性的な声を意識しています。

ハルジオン(YOASOBI)

恋する女の子の物語である「ハルジオン」では、柔らかい声で歌うことを心掛けました。

主人公の心情に寄り添うように、曲によっては途中からドラマチックな歌い方に変えることもあります。

Y(ぷらそにか)

ぷらそにか大阪の葉音さんの歌声に一耳惚れした幾田りらさんからオファーし、C&Kの「Y」のカバーを歌っています。

神のような存在と語る幾田りらさんから声をかけられた中学3年生の葉音さんは、大好物の唐揚げが喉を通らないほど嬉しかったそうです。

透明感がありつつ芯の強さも感じられる幾田りらさんと、波のような声の揺らぎを持つ葉音さんのコントラストが美しい一曲。

怪獣の腕のなか(ぷらそにか)

きのこ帝国の「怪獣の腕のなか」を、にしなさんとカバーしています。

2人の声のハーモニーが絶妙で、ぷらそにかのセッションで1位にあげる人も多い名作です。

ロマンスの約束

2019年にライブ会場限定で発売していた2ndアルバム「Jukebox」の全国流通版リリースに合わせて、震災から10年目の2021年3月11日にMVが公開された「ロマンスの約束」。

MVは福島県会津若松市の20代、40代、60代の3組の夫婦を撮影したものです。

ロマンスは日常の中に自然にあると、等身大の幾田りらさんの想いが詰まった曲です。

通り雨

過去を思い出した時に完全には消えていなかった感情や想いに気が付き、心が痛んだことを歌にしました。

より聴きやすく心に響く歌になっているのは、幾田りらさんが特にこだわっているアコギの弾き語りだからこそ。

最新情報

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幾田りら|新曲「レンズ」- 上野樹里主演のTBS系火曜ドラマ「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」主題歌に決定

幾田りらの新曲「レンズ」が4月19日放送開始のTBS系ドラマ「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」主題歌に決定しました!

同作品は上野樹里主演の火曜ドラマで、幾田りらの楽曲がドラマ主題歌へ起用されるのは初となります。

最後に…

幾田りらさんが目指しているのは、武道館でライブができるような多くの人に聴いてもらえるアーティストです。

共感できる歌詞で、聴いた誰もが「良い曲!」と思える曲を作り続けたいと語っています。

親しみやすくて聴きやすい心に響く歌を届けてくれる、シンガーソングライター幾田りらさんにも注目です!

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