週刊少年ジャンプで第一部完結した記憶も新しい藤本タツキによる漫画、『チェンソーマン』。
全11巻絶賛発売中の本作は、ジャンプ+に場所を移して第二部の始動も告知されており、ファンの熱狂はとどまるところを知りません。
本作はラスボス兼ヒロインのマキマや虚言癖の角っ娘パワーなど魅力的な女性キャラクターに事欠きませんが、中でも正統派の薄幸ヒロインとして人気を集めているのが、単行本5~6巻に登場するレゼです。
この記事ではレゼの魅力や生い立ち、名シーンなどをご紹介していきます。
目次
レゼが初登場したのは?
#チェンソーマン【公式】Twitterのフォロワーが27万人を突破しました!
応援ありがとうございます。
【フォロワー27万人突破記念】として今回はデンジが恋した爆弾少女 #レゼ のアイコンをプレゼント!
次は、28万人突破であたらしいアイコンをプレゼントします。 pic.twitter.com/PvfmcE7nQe— チェンソーマン【公式】 (@CHAINSAWMAN_PR) April 19, 2021
レゼの初登場は第40話、「恋・花・チェンソー」。
マキマとムフフなデート帰り、どしゃ降りから逃げたデンジが雨宿りしていた電話ボックスに駆け込んできた美少女がレゼでした。
一房伸びた前髪が顔を横切るショートヘアと艶ぼくろが印象的なスレンダーな少女で、大人びた色香を漂わせています。
デンジは口から花を出す手品を見せ、その花をレゼに贈ります。するとレゼはキュートな笑顔を見せ、近くの喫茶店「二道(ふたみち)」でアルバイトしてるから来てくれたお礼をする、と伝えました。
甘酸っぱいボーイミーツガールの王道な幕開けですね。
年齢は不明(外見から推察するにデンジと同じ高校生程度)、身長も不明、出身はソ連。ロシアでないのはチェンソーマンが第二次世界大戦の悪魔を食べた事で、歴史が改変されたせいかもしれません。喫茶店「二道」では看板娘として愛されていました。
ところがレゼにはとんでもない秘密がありました。
デンジと縁日デートへ
約束通り「二道」に寄ったデンジはレゼと距離を縮め、彼女への好意をハッキリ自覚します。
前提としてマキマに恋愛感情を抱いていたものの、異性に免疫のないデンジは自分に優しくしてくれた女の子に即オチする傾向があり、レゼにときめいてしまうのは必然でした。
デンジが学校に行ってないと知ったレゼは、彼に青春させる計画を立て縁日デートに誘い、二人して夜の学校に忍び込みプールで泳ぐなど大胆な行動に出ました。
そして遂に屋上で対峙し、自分がデンジを幸せにするから一緒に逃げようと持ちかけます。
しかし公安の仕事にやりがいを見出し始めていたデンジが躊躇ったため、恐るべき本性をさらけだしました。
レゼの正体とは?
#チェンソーマン【公式】Twitterのフォロワーが28万人を突破しました!応援ありがとうございます。
【フォロワー28万人突破記念】として今回はレゼの変身した姿(ビームいわく #ボム ) のアイコンをプレゼント!
次は、29万人突破であたらしいアイコンをプレゼントします。 pic.twitter.com/t9uHcwSs9S— チェンソーマン【公式】 (@CHAINSAWMAN_PR) April 28, 2021
彼女の正体はソ連が送り込んだ刺客、チェンソーマンと同じ生身の人間にしてボムの悪魔と融合した存在だったのです。
首に巻いたチョーカーのピンを引き抜く事で対象を爆発させる能力を持ったボムは、チェンソーマンたちを翻弄します。作中で明らかにされたボムの能力は下記のとおりです。
・指を弾いて散らした火花で対象を爆破
・体の一部の自爆に敵を巻き込みダメージを与える
・導火線を操って腕の先端を爆弾に変えて相手を殴る
火力の高さは『チェンソーマン』の中でも屈指と言えます。
彼女の狙いは最初からデンジの心臓でした。喫茶店の看板娘は仮の姿、デンジにハニートラップを仕掛けたのです。
レゼの最期は?
レゼは台風の悪魔と手を組んでチェンソーマンたちを追い詰めますが、最終的には戦いに破れました。
ところがデンジはレゼにとどめをささず、公安に手配された彼女と駆け落ちする決断を下すのでした。
そして第52話、二道で待機するデンジのもとへ急ぐレゼの前にマキマと天使の悪魔が立ち塞がります。
裏路地でレゼを待ち伏せしていたマキマは、天使の悪魔に命じて作り出した槍で彼女を貫きました。
デンジに青春させたいと言ったレゼ自身、実は学校に行った経験がありませんでした。
レゼの生い立ちは同52話にて岸辺に言及されました。
ソ連の弾薬庫には秘密の部屋があり、そこに押し込められた親のいない子供たちはモルモットと呼ばれ、死ぬまで実験に使われます。
一種の都市伝説として流布したこの話は、アメリカのジャーナリストの潜入取材によって事実と判明。
レゼはソ連にモルモットとして養成された子供の生き残りで、上の人間にはチェンソーマンを狩る道具とみなされていました。
学校にも行かせてもらえず、実験台として苦痛を与えられ続けたレゼにとって、初めて自分に手をさしのべてくれたデンジはかけがえのない人となりました。
最初は演技でしたが、デンジが逃避行を持ちかけた時には本気で惚れていたと思われます。
レゼ編は『チェンソーマン』において大変人気のエピソードであり、多くの読者に支持されています。
レゼ編はレゼの悲劇的な死によって完成したともいえ、デンジを思いながら死んでいった切なすぎる最期には、涙を搾りとられた読者も大勢いました。
喫茶店で待ちぼうけしたデンジが、レゼの死を知らないまま日常に復帰していったのもやるせない感傷をかきたてます。
レゼの名言・名シーン
#チェンソーマン【公式】Twitterのフォロワーが27万人を突破しました!
応援ありがとうございます。
【フォロワー27万人突破記念】として今回はデンジが恋した爆弾少女 #レゼ のアイコンをプレゼント!
次は、28万人突破であたらしいアイコンをプレゼントします。 pic.twitter.com/PvfmcE7nQe— チェンソーマン【公式】 (@CHAINSAWMAN_PR) April 19, 2021
ここからはレゼの名言、名シーンを紹介します。
「私がデンジ君を幸せにしてあげる、一生守ってあげる」
学校の屋上でデンジを口説くレゼ。一途な瞳と言葉にキュンキュンした読者も多いのではないでしょうか。
「デンジくんもハダカなっちゃお。どうせ暗くて見えないよ」
夜のプールで一枚一枚服を脱ぎ、遂には全裸になるレゼ。美しいヌードに大興奮です。お淑やかそうな見た目に反した積極性が魅力ですね。
「私も学校行った事なかったの」
レゼの最期のシーン、デンジを思いながら心の中で呟いた言葉。片腕をもがれた上に鼻血を流し、虚ろな目で横たわったレゼが、事切れる前に明かした真実がやるせないです。
チェンソーマン レゼまとめ
以上、『チェンソーマン』の人気キャラクター・レゼのプロフィールや魅力をご紹介しました。
たった二巻で退場したものの、人生一度の恋に身を捧げた生き様とデンジへのひたむきな思いは強烈な印象を焼き付けました。
未読の方はぜひ本編をご覧になってください。
▼こちらもおすすめ