累計3000万部超の売上を記録した大人気漫画『七つの大罪』。
2014年に放送開始されたテレビアニメシリーズも多くのファンを生み出しましたが、その主題歌を手がけているのが数々の有名アーティストであることをご存知でしょうか。
本記事では、アニメ『七つの大罪』のテレビアニメシリーズに使用された歴代主題歌・劇場版主題歌(全15曲)を一挙ご紹介いたします。
目次
アニメ『七つの大罪』の概要
アニメ『七つの大罪』は、『週刊少年マガジン』の読み切り作品から始まった鈴木央によるファンタジーアクション漫画を原作にA-1Picturesが制作したアニメ作品。
カトリックの教えにおいて、人間を罪へ導く恐れのある欲望・感情のことを指す「七つの大罪」が物語のモチーフとなっています。
テレビアニメシリーズは2014年10月から2015年3月までの第1期『七つの大罪』に続き、2016年8月から9月まで4週連続テレビスペシャル『七つの大罪 聖戦の予兆』が放送されました。
その後、2018年1月から6月にかけて第2期『七つの大罪 戒めの復活』、2019年10月から2020年3月にかけて第3期『七つの大罪 神々の逆鱗』が放送。
さらに、2020年10月からは第4期『七つの大罪 憤怒の審判』の放送も決定しています。
2018年8月に公開された『劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人』は、鈴木先生によって原作とは別に描き下ろされた完全オリジナルストーリー。
興行収入は6億5000万円を記録しました。
テレビアニメ『七つの大罪』【OPテーマ編】
OP1:「熱情のスペクトラム」いきものがかり(第1期『七つの大罪』)
2014年10月5日放送の第1期・第1話から12月21日放送の第12話まで使用されたテレビアニメシリーズ初代OPテーマ。
※第1話ではEDに使用。
「ありがとう」や「ブルーバード」等、多くの名曲をリリースする音楽グループ「いきものがかり」が歌を務めました。
ギター担当の水野良樹さんが手がけた歌詞には、誰しも共感できるような“怒り”の感情が込められています。
あえて曲名に“情熱”ではなく「熱情」という言葉を用いたのは、より激しく自制できないイメージを生みたかったからだそう。
アニメの世界観に重ねると、ヒロイン・エリザベスに対して主人公・メリオダスが抱く大きな愛が伝わってくる曲です。
冒険の始まりを告げるかのようなOP映像が、視聴者を物語の中へと引き込みます。
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OP2:「Seven Deadly Sins」MAN WITH A MISSION(第1期『七つの大罪』)
2015年1月11日放送の第1期・第13話から3月22日放送の第23話まで使用された2代目OPテーマ。
オオカミの被り物を着けていることで印象強い5人組ロックバンド「MAN WITH A MISSION」が歌を務めました。
彼等の音楽には英語歌詞が多いですが、これについても曲名から『七つの大罪』の英語訳を取り入れています。
“人間は誰しもが抱える業(ごう)と向き合うが故に、生命を感じ取ることが出来る”というのをテーマに制作された曲だそうです。
自分の中にいる悪魔(欲望)との葛藤を描いた歌詞には、七つの大罪として描かれているキャラクターたちの気持ちに通じる部分があると解釈可能。
初回生産限定版シングルに封入された鈴木先生描き下ろしのイラストステッカーが、アニメファンから大人気でした。
▼マンウィズの詳しい解説はこちらから!
OP3:「CLASSIC」MUCC(テレビスペシャル『七つの大罪 聖戦の予兆』)
2016年8月から9月まで4週連続で放送されたテレビスペシャル『七つの大罪 聖戦の予兆』で使用された3代目OPテーマ。
アニメ『妖狐×僕SS』や、『NARUTO-ナルト-疾風伝』の主題歌を手がけたことで知られるビジュアル系ロックバンド「MUCC」が歌を務めました。
3年前から完成していたにも関わらず、作詞・作曲を手がけたベース担当の「YUKKE」が“アニメのテーマソングに使用してもらえると良いな”と長い間 温めていた曲だそう。
まるで『七つの大罪』のために書き下ろしたような歌詞が魅力的。
サビ部分の「罪」や「罰」という言葉を含め、全体を通して本作の世界観にマッチしています。