ぼっち・ざ・ろっく! 【超詳細解説】手に汗握るライブシーンが話題に!音楽ファンも大注目のバンドアニメを徹底解説

ぼっち・ざ・ろっく! 【超詳細解説】手に汗握るライブシーンが話題に!音楽ファンも大注目のバンドアニメを徹底解説

『ぼっち・ざ・ろっく!』の魅力

全てにおいて高い熱量で制作されているTVアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』。ここからはその魅力を深掘りします。

バンドらしさを追求した楽曲

本作の楽曲では「バンドらしさ」が徹底的に追求されており、そのどれもが高いクオリティを誇ります。

結束バンドの楽曲を作る上で原作者およびアニメ制作スタッフが念頭に置いていたのは「下北系ギターロック」です。

MEMO

「下北系ギターロック」とは2000年代に東京・下北沢のライブハウスを中心に盛り上がった音楽を指します。

代表的なバンドには、ASIAN KUNG-FU GENERATION、BUMP OF CHICKENなど全国的な知名度を誇る顔ぶれも多数。

この時代に生まれたサウンドが邦楽ロックに与えた影響は計り知れません。

結束バンドの活動拠点であるライブハウス「STARRY」のモデルは下北沢に実在する「下北沢SHELTER」

下北系ギターロックの一翼を担い、2021年には30周年を迎えた歴史あるライブハウスです。

結束バンドの多彩な楽曲の制作には、下北沢SHELTERや、それに類する場所に馴染みがある才能豊かなアーティスト達が選ばれました。

  • 音羽-otoha-
  • ヒグチアイ
  • ZAQ
  • 草野華余子
  • 谷口鮪(KANA-BOON)
  • 中嶋イッキュウ(tricot)
  • 北澤ゆうほ(the peggies)

そして忘れてはならないのが結束バンドのサウンドに奥行きを与える、ギタリスト・三井律郎(みついりつお)の存在です。

三井は原作への深い理解に基づいた編曲によって、ぼっちがギターで弾きそうなフレーズをはじめ、結束バンドメンバーそれぞれの個性が溢れ出るサウンドを作り上げました。

細部に至るまで妥協のない映像

映像面において、どの場面を切り取っても熱量がほとばしる本作。細部に至るこだわりを見ると、アニメ制作スタッフの身を削る努力の跡がうかがえます。

そのこだわりは凄まじく、ギターとアンプの間に繋ぐエフェクターだけでも、配線はどうするかといった部分まで音楽監修スタッフに確認した上で映像へと落とし込む徹底ぶり。

楽器経験のある人が見ても違和感を抱くことがないよう、どこまでも妥協ない画作りが行われています。

また、キャラクターの何気ない仕草や表情の変化まで丁寧に描かれている点は印象的。

加えてライブハウスや下北沢の街並みが忠実に再現された背景美術、画面に登場する作り込まれた小物も見逃せません。

圧倒的なこだわりの数々がリアリティを高め、観る者を作品世界へと誘います。

声優による迫真の演技

各キャラクターの個性をさらに引き出すのが、声優による熱のこもった迫真の演技です。

陰キャでありつつも表情豊かなぼっち役を絶妙なテンポで演じる青山吉能(あおやまよしの)をはじめ、どの声優もその人以外に考えられない形でキャラクターに命を吹き込みました。

本作では歌唱オーディションも行われており、声優陣の歌唱力の高さは折り紙付きです。

中でも作中で歌声を響かせる喜多郁代(きたいくよ)役の長谷川育美(はせがわいくみ)は、キャラクターを演じながらも、楽曲によって違った表情を見せる表現力の高さを惜しみなく発揮。

楽曲を提供した音羽-otoha-やヒグチアイといったアーティストも長谷川の歌唱に太鼓判を押しています。

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