チェンソーマン【主題歌全曲解説】OP・ED主題歌全曲を徹底解説

チェンソーマン【主題歌全曲解説】OP・ED主題歌全曲を徹底解説

エンディングテーマ・Part.2

インザバックルーム/syudou

デンジら公安一行が、出口のないホテルの中に閉じ込められる第5話。エンディングテーマは、社会現象を巻き起こしたAdo「うっせぇわ」を手がけたことでも知られるsyudouによる「インザバックルーム」です。

無限に続くオフィスの空間が存在するというネットミーム「The Backrooms」をモチーフにした本楽曲。冒頭と最後が同じメロディーになっており、デンジが閉じ込められたホテルと同じくループしているという凝った構成で、物語の不穏な展開とシンクロしています

自身はデンジに近い精神性を持っているのではないかと思うと語っているsyudou。「ジャンクで汚れたこの声で うるせぇ外野を黙らせる」「愛だかなんだか知らねぇが 望み通り深く堕ちてやるんだ」などのフレーズは、感情や衝動に素直なデンジの心情や、憧れのマキマへの思いを見事に表現しています

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大脳的なランデブー/Kanaria

第6話のエンディングテーマを担当するのは、2020年から活動を開始し、2作目「KING」がYouTubeで再生回数6000万回を突破する大ヒットを記録するなど、新世代のボカロPとして注目を集めるKanaria

「大脳的なランデブー」は、これまでボカロ曲のみで活動してきたKanariaにとって、初の本人歌唱の楽曲です。その中性的な歌声と軽やかで心地良い歌唱には、「曲作りだけでなく歌も上手いなんて!」と、多くの反響が寄せられました

ホテル内に無限迷宮を作り出した永遠の悪魔とデンジ達が対峙する第6話。本楽曲の歌詞は、無限ループに陥る状況を描きながら、作品の重要なテーマでもある、人間の欲望や傲慢さについて歌っています

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ちゅ、多様性。/ano

アイドルグループ・ゆるめるモ!の元メンバーで、現在はバンド・I’sやバラエティ番組でも活躍するあの。第7話のエンディングテーマである「ちゅ、多様性。」は、そんな彼女がソロアーティスト名義・anoとして元・相対性理論の真部脩一と制作した、キュートなポップナンバーです。

公安メンバーの飲み会で繰り広げられたある”迷”シーンを基にした、サビの「Get get get on! Get get get on! Get on chu!」のリフレインは中毒性抜群一方で、anoならではの言葉選びも光っており、マキマやパワー、姫野らに翻弄されるデンジの姿が個性的な表現で描かれています

これまでのエンディングテーマの中でもとびきりキャッチーな本楽曲は、TikTokでも大バズり。MVで披露される「ゲロチューダンス」はSEKAI NO OWARI「Habit」の振付でもブームを巻き起こした3人組ボーイズグループ・パワーパフボーイズが考案し、TikTok内でダンスコンテストも開催されました。

90年代アニメ風のノスタルジーなタッチで描かれたエンディング映像にも、ファンから好評が寄せられています。

first death/TK from 凛として時雨

バンド・凛として時雨としては「PSYCHO-PASS サイコパス」オープニングテーマの「abnormalize」、ソロでは「東京喰種トーキョーグール」オープニングテーマの「unravel」など、数々のアニメタイアップでその独特なサウンドを響かせてきたTK from 凛として時雨。物語が大きなターニングポイントを迎える第8話のエンディングに満を持して登場しました。

「記憶がなくなるくらい作り込んだ」という、疾走感と浮遊感が共存するTKならではのキラーチューン。彼のハイトーンボイスは、クライマックスに向けて展開される衝撃的なストーリーの緊張感を大いに高めています。

第8話の終盤と密接にリンクした歌詞も要注目。公安の先輩・後輩である姫野と早川アキの互いへの想いが、オリジナリティ溢れる言語感覚で綴られています

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