目次
エンディングテーマ・Part.3
Deep down/Aimer
激しい戦闘シーンに新たな謎を呼ぶ展開など、濃密な内容の第9話。エンディングテーマは、昨年末の紅白歌合戦に初出場し、「鬼滅の刃 遊郭編」のオープニングテーマ「残響散歌」を披露したことでも話題になったAimerが担当しました。
彼女の最大の特徴である、憂いを帯びたハスキーボイスを堪能できる、12曲のエンディングテーマの中で唯一のスローテンポなバラード曲。重厚なストリングスが、圧倒的な歌唱力を引き立てています。
「チェンソーマンへ ではなく 彼女へ 彼女たちへ この曲を捧げます。」とコメントを寄せているAimer。第8話に続き姫野の思いがテーマとなっており、胸が締め付けられるような切ない一曲です。
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DOGLAND/PEOPLE 1
2019年に結成され、ネクストブレイクとして大きな注目を浴びている3ピースバンド・PEOPLE1。第10話のエンディングテーマ「DOGLAND」は、彼らにとって初のアニメタイアップ曲となりました。
怪しげなサウンドとリズミカルなラップから始まる本楽曲。がなり立てるボーカルで更に緊張感を高めますが、サビでは一転、多幸感に満ちたメロディーと開放的なバンドサウンドが広がります。そのコントラストは、理不尽な現実の中でもその先の希望に向かおうとするデンジの姿と重なります。
実写映像とアニメを組み合わせた生々しく泥臭いエンディング映像は、楽曲と作品の世界を巧みに結びつけています。
音楽シーンの最前線で活躍するトップランナーを起用するのみならず、これからの飛躍が期待される若手アーティストもフックアップしたチェンソーマン。
Billboard JAPANによる新人アーティストチャートであるHeatseekers Songsでは、ano「ちゅ、多様性。」とPEOPLE 1「DOGLAND」の2曲が首位を獲得しています。
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バイオレンス/女王蜂
第11話のエンディングテーマは、ボーカル・アヴちゃんの圧倒的なカリスマ性と、洗練されたビジュアル、様々なジャンルを織り交ぜた音楽性を武器に、ロックシーンで独特の存在感を放つ女王蜂が担当。
「バイオレンス」という曲名とは裏腹な、四つ打ちのキックが小気味よいスタイリッシュなダンスナンバーです。幅広い音域を誇るアヴちゃんは、本楽曲では中低音を中心に響きの豊かな発声を披露。ベースとボーカルのみという、無駄を削いだBメロのアレンジも聴きどころです。
ドロドロとした感情が込められた女王蜂らしい歌詞は、デンジへの支配欲に満ちたマキマの心情とも解釈できそうですね。
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ファイトソング/Eve
全12話を締めくくる最終話のエンディングテーマを担当したのは、いちファンとしてチェンソーマンのアニメ化に心を躍らせていたというEve。ニコニコ動画で歌い手として活動を開始し、「呪術廻戦」のオープニングテーマ「廻廻奇譚」がストリーミング累計再生数3億回を突破するなどの大ヒットを果たしたことでも知られています。
長い旅を振り返るような、爽やかなギターロック・チューン。どこか儚げな歌声が、幕引きにふさわしい余韻を残します。デンジ・パワー・早川アキの3人による共同生活の模様を描いたエンディング映像は、ここまで彼らの姿を見守ってきた視聴者にとってグッとくること間違いなし。
「契りを交わした少年」に、「気楽にいこうぜ」と歌いかけるEve。「ファイトソング」というタイトルの通り、デンジをはじめとする、残酷な世界の中を生き抜こうとする登場人物達へ送る応援歌のような一曲です。
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最後に
アニメファンのみならず、音楽リスナーも巻き込み、一大旋風を起こしたチェンソーマン。原作第1部の途中にあたる場面で終了したため、アニメ第2期の制作も期待されています。
今後の展開に注目しつつ、主題歌を改めて聴き直して、お気に入りの楽曲を見つけてみてください。