ファーストサマーウイカ – 歌手・女優・タレントと超マルチに活躍! BiS出身アイドルの経歴や魅力を徹底解説

ファーストサマーウイカ – 歌手・女優・タレントと超マルチに活躍! BiS出身アイドルの経歴や魅力を徹底解説

今回は、ラジオ「ファーストサマーウイカのオールナイトニッポン0(ZERO)」でのコテコテ関西弁の自由な発言や、バラエティで人気のファーストサマーウイカさん特集です。

最近でこそバラエティタレントとして認知されているファーストサマーウイカさんですが、関西を中心に人気の劇団レトルト内閣の所属女優で、以前はアイドルグループBiSの第一期メンバーでもあり、A BATHING APEHUMAN MADENIGO®さんがプロデュースしていた音楽グループBILLIE IDLE®の中心メンバーでした。

その歌唱力は折り紙付きで、「2021FNS歌謡祭 夏」にてTHE ALFEEの高見沢俊彦さんを伴って、Ado「うっせぇわ」を披露した直後には、Twitter上には歌声と鬼気迫るパフォーマンスを絶賛するツイートで溢れていました。

SNSでもプライベートはほとんど明かしていない為に、2015年に一般男性と結婚していたと告白した際にも大きな話題に。

高いお笑いスキルはダウンタウンとの絡みにも発揮され、11月14日放送の「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の「どうせお前こんなん似合うんやろ選手権」にも出演しています。

ファーストサマーウイカとは?


https://firstsummeruika.com

  • 生年月日 1990年6月4日
  • 出身地 大阪府大阪市

本名は完全には公表されていませんが、芸名のファーストサマーウイカは、下の名前の初夏(ういか)が由来です。

イベントの楽屋で挨拶に行った初対面の野生爆弾のくっきー!さんに弟子入り志願し、その場で付けられた肉糞亭恥骨子の名前も持っています。

物心ついたときから演劇を作っていたほど、幼い頃からステージやエンタメが好きでした。

最初に買ったCDはウッチャンナンチャンの南原清隆さんの音楽ユニットブラックビスケッツで、中学生で吹奏楽部に所属しドラムを担当。

母親からの影響もあり、UNICORN、THE YELLOW MONKEY、THE BLUE HEARTS、エレファントカシマシ、ウルフルズなどの他に、Queen、The Who、Deep Purpleなどの邦洋ロックバンドと、チューリップがルーツです。

高校生になりバンドを始めるなど、この頃は音楽に傾倒していました。

MEMO

このバンドではソウル・フラワー・ユニオン、東京事変、THE YELLOW MONKEY、RADWIMPS、BUMP OF CHICKEN、ASIAN KUNG-FU GENERATION、GO!GO!7188などをカバーしていました。

高校卒業後には再びステージへの憧れが復活し、オーディションを経て劇団レトルト内閣に入団すると、劇団最年少ながら初舞台でヒロインを演じるなど、「恐るべき二十歳」と呼ばれるほどの天性のセンスと存在感を披露します。

劇団に所属しながらアルバイトや派遣OLとして働く生活を続けていましたが、本格的に女優を目指す為に上京。

BiSに加入する以前のこの頃に、映画「月震のかずみ」(BiS解散後の2014年公開)で主演を務めていました。

アイドルグループBiS時代

音楽事務所や所属劇団はもとより仕事など何の当てもないまま上京し、偶然Twitterで見つけたアイドルグループBiSの新メンバーオーディションに応募、2013年5月から第一期BiSに加入しました。

BiS加入後にファーストサマーウイカに改名すると、ファンからはウイぽんと呼ばれ、特技のドラムとメンバーを盛り上げる太鼓持ちをかけて自ら発案した太鼓持ち担当に。

MEMO

BiSのプロデューサー渡辺淳之介さんによると、オーディションを受けた300人の中でも、関西弁で話し、自信あります!といった堂々とした態度はとにかく目立っていたそうです。

そのBiSは、メンバーが富士の樹海をほぼ全裸で走るMVをはじめ、水着で客席ダイブや、ライブ→○○会→トークかゲームで1セットを24回繰り返した24時間耐久ライブなど、アイドルグループでは前例の無い試みを次々と行いました。

デビュー以来常に刺激的な活動をしていたBiSでしたが、2014年7月に解散してしまいます。

NIGO®プロデュースのBILLIE IDLE®時代

ファーストサマーウイカさんはこれを機に一度は再び女優の道に戻ろうと考えたこともあったそうですが、BiSのメンバーだったヒラノノゾミさんや、渡辺淳之介さんNIGO®さんの4人でユニット作る夢を見たと本人達に話すと、NIGO®さん『じゃあ一緒にやろう』と始まったのがBILLIE IDLE®です。

BILLIE IDLE®はオーディションを合格したヤスイユウヒさんモモセモモさんを加えて、2015年4月にラフォーレミュージアム原宿でデビューライブを開催。

ヤスイユウヒさんの脱退後に、モモセモモさんの妹であるアキラさんと、元BiSのプー・ルイさんが加入し、2018年6月からは5人体制で活動していました。

いわゆるアイドルグループよりも楽曲を重視したアイドルらしさもある音楽ユニット、という独特なポジションが高評価を獲得します。

シングル11作、フルアルバム5作を発表し、2019年5月リリースの10th シングル「僕らまだちっぽけな頃の話」でオリコンチャート3位を記録するなど、順調にステップアップしていたと思われていた矢先、2019年12月のマイナビBLITZ赤坂公演で解散しました。

解散までプロデューサーを務めていたNIGO®さんによると、事業として考えると活動を続けることが困難になったそうです。

この頃からファーストサマーウイカさんはバラエティに出演するほどの人気タレントになっていましたが、メンバーの中でも最もBILLIE IDLE®愛が強く、この仕事は断らないだろうと誰もが思える仕事を断ってまで、ファイナルツアーを優先していました。

ファーストサマーウイカさん本人は『パフォーマーとして、クリエイティブな種を撒いて花を咲かせられる唯一の場所』と、BILLIE IDLE®を語っています。

MEMO

ファーストサマーウイカさんは結婚しています。2020年1月にTwitterとInstagramで、『私はお仕事をさせていただく上で、一人の女性であるプライベートの自分と、ファーストサマーウイカとしての自分とを分けて考えています。…….今後どこからか自分発信ではない形で、私ごとが公になることがあるかもしれない。それならば、応援してくださる皆様に自分の言葉でしっかりお伝えしておきたい』と、2015年に一般男性と入籍していたことを公表しました。

現在はバラエティ・映画・ドラマ・音楽番組とマルチに活動

今のような売れっ子バラエティタレントになったきっかけは、オーディションで合格して出演した2019年1月放送の「女が女に怒る夜2019愚痴始めSP」でした。

上田晋也さんがMCを務め、田中みな実さん、大久保佳代子さん、若槻千夏さんなどが出演していたこのトーク番組で、初出演とは思えないほどの面白トークと強烈なインパクトを残し、ファーストサマーウイカって誰?と大きな話題に。

MEMO

人気のある人は3つの特徴を武器にしている、と分析したファーストサマーウイカさんは、かきあげ前髪関西弁ヤンキーキャラの3つを前面に押し出して、自身のキャラクターを確立しました。

それからは「ワイドナショー」「ヒルナンデス!」「今夜くらべてみました」「トリニクって何の肉!?」など人気番組への出演が激増し、毒舌の関西弁でトークが面白い元アイドルという新たなジャンルを開拓しました。

現在では好感度の高さからファミリーマートミツカンなどのCMにも出演し、女優としてドラマ「凪のお暇」や連続テレビ小説「おちょやん」などで演技を披露し、ソロシンガーとして「カメレオン」「帰り花のオリオン」をリリースするなど、ひとつのジャンルに留まらない活動を展開しています。

主な出演作

元々女優志望で劇団出身、新人とは思えない堂々とした演技で注目され始めたファーストサマーウイカさんなので、映画・ドラマ・舞台と多くの作品やCMに出演しています。

主な出演作は、

映画

  • 月震のかずみ(2014年)主演
  • 約束の時間(2019年)
  • 地獄の花園(2021年)
  • 100日間生きたワニ(2021年)
  • 私はいったい、何と闘っているのか(2021年)

ドラマ

  • 凪のお暇(2019年7月)
  • おカネの切れ目が恋のはじまり(2020年9月)
  • NHK連続テレビ小説「おちょやん」(2020年11月)
  • バンクオーバー!〜史上最弱の強盗〜(2021年9月)
  • 恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜(2021年10月)

舞台

  • 哀願ソワレ 〜ハーフビューティな彼女に愛の薔薇一票〜(2009年10月)
  • 油小路の八人(2010年1月)
  • 絶叫ソング 〜あなたと私と言い訳人生〜(2010年7月)
  • 青眉のひと(2010年10月)
  • さらばアイドル、君の放つ光線ゆえに(2011年2月)
  • 猿とドレス〜誰カガワタシヲ盗作スル〜(2011年9月)
  • 夏嵐〜げらん〜(2011年11月)
  • 洗礼者の接吻(2012年4月)
  • 金色夜叉オルタナティブ(2012年6月)
  • ファンファーレ(2012年9月)
  • エレガンスROCK 倦怠アヴァンチュール(2013年2月)
  • 家がわらってる(2016年5月)
  • オタッカーズ・ハイ(2016年6月)
  • ESORA(2016年9月)
  • スーパーストライク(2017年10月)
  • パレード旅団(2017年12月)
  • カメレオンズ・リップ(2021年4月)

などです。

大阪に生まれた女優を目指す少女を描いたNHK連続テレビ小説「おちょやん」の第31回に、ハリウッド帰りの女優ミカ本田役で出演した際には、『大阪で作るNHKの朝ドラに出たいというのは舞台女優を始めた18歳の頃からの夢でした。アイドルやシンガー、バラエティなどいろいろやって、やっとここにたどり着いたと思うと感無量です』と、夢が叶った喜びを語っています。

ファーストサマーウイカのオススメ曲

バラエティなどテレビは『役割を果たしていく仕事なので、おじゃまさせてもらっている』という感覚で、意見やアイデアを反映できる音楽活動は『クリエイションできるので自分の本質を出せる』と、その違いを説明しています。

カメレオン

これまではグループで曲をリリースしていたファーストサマーウイカさんは、2021年2月の「カメレオン」(「バズリズム02」のオープニングテーマ)でソロデビューしました。

高校生の頃から好きでよく聞いていた音楽のルーツとも言える阿部真央さんに作詞作曲への依頼の他に、編曲、スタイリング、MVなど全般にわたってファーストサマーウイカさんの意向を反映した作品です。

最初に2人だけで会ってディスカッションし、アッパーな雰囲気の曲調をオーダーしたそうですが、阿部真央さんが持ってきたのは『ウイカちゃんに歌ってもらうのを思いながら作ると、こうにしかならなかった』と、『ラブソングでもなく誰かを攻撃しているわけでもない、自分の皮を一枚ずつ剥いで観察するような生々しい曲』とファーストサマーウイカさんが語る、「カメレオン」でした。

帰り花のオリオン

ソロシングル2作目で、ドラマ「#コールドゲーム」主題歌となった「帰り花のオリオン」は、自身の音楽レーベルsoshinaを設立したばかりの霜降り明星の粗品さんが手掛けています。

ファーストサマーウイカさんは、元々その音楽性のファンだった粗品さんに制作を依頼。

粗品さんはファーストサマーウイカさんを『プロフェッショナルなアーティスト』と評し、ファーストサマーウイカさんも『予想を遥かに超えてくるパワフルな楽曲を作ってくれた』『音楽に真摯で丁寧、繊細で優しい方』と粗品さんの音楽を高く評価しています。

最後に

BiSではスーパーサブを自覚していたほどタレントらしくない普通の人間だと自覚し、常に俯瞰から見ることで状況や求められているものを冷静に分析できる、そんなプロデューサー的視点がファーストサマーウイカさんの人気の理由です。

興味があることには何でも首を突っ込んで、まわりに流されるタイプだそうですが、だからこそ女優でアーティストでバラエティタレントでもある今に繋がっています。

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