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Suchmosの経歴(歴史)
硬派なサウンドが魅力的な個性派ロックバンドSuchmos。
一見、おしゃれで格好良い印象の強いロックバンドですが、実は結構紆余曲折も経験されているバンドでもあります。
では、改めて、Suchmosの経歴(歴史)を振り返りながら、彼らがどのような紆余曲折を経験してきたロックバンドなのか見ていきましょう。
前身バンド結成経緯
実は、Suchmosのメンバーは、
- HSUさんとTAIKINGさん:ママ友経由のつながり、小学校が同じ
- TAIKINGさんとOKさん:幼稚園時代からの幼なじみ
- KCEEさんとOKさん:兄弟(OKさんが兄はKCEEさんが弟)
- TAIHEIさんとHSUさん:音楽大学の先輩後輩関係(HSUが先輩TAIHEIが後輩)
- YONCEさんとOKさん:高校時代のバンド活動にて知り合う
といったように、ロックバンドを結成するまで、それぞれで交流を持っています。
そんな彼らは、それぞれが音楽に携わっていて、2007年、
- HSUさん(ベース)
- OKさん(ドラムス)
- TAIKINGさん(ヴォーカル(当時))
にギタリストのAYUSTAT(アユスタット)さんを加えた4人組ロックバンド『Ivory』を結成し、インディーズながら音楽活動をスタートさせます。
そして、2年後の2009年には、とある楽器店が主催したバンドコンテストで全国優勝し、音楽プロダクションのスカウトを受けてプロのロックバンドとして活動しますが、この音楽プロダクションがかなりのブラックだと後で気づくことに・・・
というのも、彼らの音楽性を伸ばすためのマネジメントはせずに、儲け重視のマネジメントしかしなかったらしく、そのことに憤りを感じたOKさんが脱退したことをきっかけにバンドは事実上の解散。
純粋に音楽が好きでロックバンドを結成しただけなのに、プロダクションに悪用利用されたためにバンドから遠ざからなければならなかった屈辱を考えると、本当に心が痛みますね。
ロックバンド再開・Suchmos結成
『Ivory』が事実上の解散となり、OKさんのように何もせずフラフラするメンバーもいれば、音楽大学に進学するメンバーもいて、完全にバンドから離れて個々の生活を送るようになっていくメンバーたち・・・
そんな中、OKさんがライブハウスや学園祭に訪れ、『OLD JOE』というロックバンドで活動していたYONCEと知り合います。
そして、YONCEさんとの交流を機に、HSUさんをはじめとする仲間たちとの交流が深まり、ギタリストAYUSTATさんを誘い新たなロックバンドを結成!
とはいえ、まだこの時点ではヴォーカルが不在でした。
そこで、HSUさんが作曲した『Miree』をスタジオで収録する一方、その楽曲の譜面をOKさんと親交のあるYONCEさんに見せてバンド加入をオファーし、心を動かしたYONCEさんが加入する形でロックバンド『Suchmos』が、2013年に誕生するわけです。
クールで格好良いロックバンドという印象を受けるSuchmosですが、一度は音楽を諦めかけるも人との繋がりのおかげで、なんとか苦労しながら結成にたどり着いたロックバンドだったのですね。
バンド名『Suchmos』の由来
ロックバンド『Suchmos』というネーミングは、すごくスタイリッシュで格好良い彼らにぴったりなバンド名ですが、その由来はどこにあるのでしょうか?
皆さんもなんとなく想像できているかもしれませんが、その由来は、あの偉大なアーティスト『ルイ・アームストロング』の愛称『サッチモ(Suchmo)』が由来です。
そもそも、彼らはバンド名が決まる前にライブ出演が決まっていました。
しかも出演間近に控え、バンド名を決めなければいけない事態となり、たまたまルイ・アームストロングの映像を見ていたYONCEさんを見かけたHSUさんが
「ルイ・アームストロングは、サッチモと呼ばれている」
と話し、YONCEさんが『サッチモ』の響きをいたく気に入り、そのままサッチモに複数形の『S』を付け加えた『Suchmos』としたのだとか・・・
まさに、音楽好きな彼らにとっては、最高にふさわしいバンド名となりましたね。
音楽の方向性の違い、AYUSTATの脱退
2014年、FUJI ROCK FESTIVAL「ROOKIE A GO-GO」に応募し、結果としてトリを務めることとなったSuchmos。
しかし、徐々にメジャーとしてブレイクしていきたいと考えていたメンバーと、アンダーグラウンドの世界で活動を続けたいAYUSTATさんとの間で音楽に対する方向性が大きくなり、2015年5月にAYUSTATさんが脱退。
新規メンバー加入、現在のSuchmos
AYUSTATさんが抜けたSuchmosですが、元々、OKさんたちと繋がりのある
- TAIHEIさん
- KECCさん
- TAIKINGさん(Suchmosではギタリストとして加入)
をメンバーに加え、さらに、ライブを見に来ていたこともあるSPACE SHOWER MUSICの金子悟さんとの繋がりもあり、正式にマネジメント契約を結んだSuchmosは、ライブやCDリリース、メディア配信など様々な活動を続けていきます。
その後、「F.C.L.S(エフ・シー・エル・エス)」という自主レーベルも発足し、一方では、紅白歌合戦への出場、『VOLT-AGE』などのヒット曲のリリースなど、めまぐるしい活躍を見せ現在に至るわけです。