V6 – 隠れた名曲が多数! 攻めた”アルバム曲”を一挙紹介!

V6 – 隠れた名曲が多数! 攻めた”アルバム曲”を一挙紹介!

2021年11月1日をもって「完結」することを発表したV6。
ここまで、彼らの知られざる魅力をお伝えすべく、攻めきった表題曲カップリング曲をご紹介してきました。

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第3弾となる今回は「攻めたアルバム曲」にフォーカスしてお届けします!
V6のアルバム曲には、なんといってもファンの支持率の高い楽曲がたくさん収録されています。

また、2021年10月26日にV6の最後のベストアルバム『Very6 BEST』がリリースされました。このベストアルバムで初めて音源化された楽曲もご紹介していますので、最後までお楽しみください。

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V6【アルバム曲】

SILENT GALAXY(発売:2010年3月31日)

『SILENT GALAXY』は、V6の11thアルバム『READY?』の通常盤(初回プレス盤)に収録されたボーナストラック。シングル曲としてリリースしても遜色ない程、ハイクオリティな楽曲です。

作詞したのは、ミュージシャンのKOMU。彼が手がけたV6の楽曲は20曲にも上り、代表曲には『LIGHT IN YOUR HEART』『will』『Bouquet』『タカラノイシ』等があります。作曲は『Voyager 〜ボイジャー〜』『WALK』『Cloudy sky』等を手がけたHIKARIが担当しました。このタッグは『I give smile to you』で作詞作曲を務めており、共にV6を支え続けたコンポーザーです。『SILENT GALAXY』では、想像を掻き立てる詩的な歌詞と、それらを包み込む壮大なオーケストレーションが、神秘的な銀河の世界へと誘います。

『SILENT GALAXY』がリリースされたのは2010年ですが、ライブで正式に披露されたのは、2020年の配信ライブ「For the 25th anniversary」でした。この楽曲に対しては、メンバーのみならずスタッフも並々ならぬ思い入れがあったよう。ついに解禁されたライブパフォーマンスは、フライングを盛り込んだ豪華な演出で話題となりました。

will(発売:2010年3月31日)

ファンの絶大な人気を誇る楽曲の1つが『will』です。こちらの楽曲も、V6のアルバム『READY?』に収録されています。作詞は『SILENT GALAXY』でご紹介したKOMU。そして作曲したのはQuadraphonicです。これまでの代表作には、EXILEのアルバム『愛すべき未来へ』に収録された『夢見るようなクリスマス』KinKi Kids『J album』に収録された『I will』等があります。

Quadraphonicは、日本語・英語・スペイン語を使いこなすトライリンガルで、様々な楽器を弾きこなすなど才能に溢れた音楽家です。彼が作曲家を志してrhythm zoneにデモテープを送った際には、それを聴いた担当者が5分でアーティスト契約を決めたという逸話が残っているほど。しかし、彼の非常にシャイな性格から、本人の意思でデビューは見送られ、その間は作曲活動に専念しました。2010年には、自身が手掛けたアルバム『Quadraphonic』でデビューを果たしています。

V6の『will』でも、Quadraphonic日本人離れした音楽センスが光っています。まるで音で集中線を引くようにズームした先には、森田、そして岡田繊細なソロが待ち構えます。Aメロに入ると井ノ原の低音ボイスで空気が一気に引き締まり、ガラリと変わった雰囲気を長野三宅が受け継ぎます。坂本と井ノ原伸びやかに美しくハモるとボルテージは最高潮に達し、つづくサビではダイナミックかつスタイリッシュなV6が放出されます。

注目していただきたいのが、スイッチボーカルハモリスピード感と正確性です。めまぐるしく入れ替わるパートを、踊りながら当然のようにこなしていくV6。彼らは同様のことを、コンサートでも生歌で披露しています。常に聞こえる心地の良いハモリが『will』の持つ清涼感に繋がっています。

Air(発売:2010年3月31日)

『Air』『will』に並ぶほどファンからの人気が高い楽曲です。この楽曲も同じく、11thアルバム『READY?』に収録されています。

作詞したH.U.B.は、東方神起の楽曲を中心に様々なアーティストの作詞を手がけてきました。代表曲として東方神起『Share The World』Crystal Kay『恋におちたら』Nissy(西島隆弘)『GIFT』等があります。作曲を担当したDaisuke”D.I”Imaiは、これまでにDA PUMP倖田來未、鈴木雅之、AIといった人気アーティストに楽曲提供してきました。

『Air』は、身近な存在の大切さに気づかせてくれるラブソングです。仕事にかまけていた主人公は、恋人の話をあまり聞いてあげられない日々が続いていました。彼女とすれ違いを通して彼は、今まで「空気」のように側にいるのが当たり前だった恋人の大切さを実感します。想いをきちんと言葉にすることで、お互いの「見えない不安」を失くそうと自分を省みた主人公は、愛しい彼女を迎えに行くのでした。

Supernova(発売:2013年2月20日)

『Supernova』は、大人の格好良さ溢れ出す色気といった、V6のあらゆる魅力を凝縮した楽曲。V6の12thアルバム『Oh! My! Goodness!』に収録されており、発表当時から根強い人気を誇っています。

「Supernova(スーパーノバ)」とは日本語の「超新星」にあたり、恒星の寿命末期に起こる大規模な爆発によって輝く天体のことを意味します。タイトル通り爆発力のあるこの楽曲では、情熱的に燃え上がる「一夜限りの愛」を描いています。

作詞したのは、マルチユニットCREAMで、ラッパー兼トラックメイカーとして活躍するStaxx T。彼は、V6の13thアルバム『The ONES』では『DOMINO』という楽曲の作詞も担当しています。Staxx Tが書き下ろすリリックの持ち味は、自然で美しい韻律想像を超越した世界観です。

作曲したAndreas Johanssonは、スウェーデン生まれの作曲家です。彼はこれまでに、『Calling』『Tell me why』や、KAT-TUN『ULTIMATE WHEELS』等を手がけてきました。編曲を手掛けた鈴木雅也は、V6の編曲に数多く携わってきた作・編曲家です。これまでに手がけた編曲作品にはV6『HONEY BEAT』『ラヴシエスタ』『ROCK YOUR SOUL』や、20th Century『ちぎれた翼』等があります。

『Supernova』が初披露されたのは、2011年に開催されたライブ「V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!」。V6のコンサートにおける見所の1つは、ファンの間で「変態照明」と称されるほど素晴らしい照明と演出です。センターステージには白幕が掛けられ、そこに投影されるのは超新星爆発の瞬間。その後『Supernova』「it’s gotta be you…」というフレーズと共に幕が下ろされ、黒装束を身にまとったV6が登場すると、会場の熱気は最高潮に達します。当時、まだ音源化されていない楽曲だったにもかかわらず、確かなパフォーマンス力で観客を圧倒させるV6は、流石としか良いようがありません。

大人Guyz(発売:2013年2月20日)

三宅健がプロデュースした『大人Guyz』は、V6史上最もファンキーといっても過言ではない楽曲です。V6の12thアルバム『Oh! My! Goodness!』に収録されています。

作詞・作曲を手掛けたのは、音楽プロデューサーの大河内航太。彼は、JUJU柴崎コウ、三代目J Soul Brothersといったアーティストに楽曲提供してきました。特に作詞で制作に参加したJUJU『また明日…』は、第44回日本有線大賞有線音楽優秀賞を受賞するなど、華やかな経歴の持ち主です。大河内と共に作曲、そして編曲を担当したのは、木村篤志です。彼はこれまでに、中川翔子『RAY OF LIGHT』乃木坂46『走れ!Bicycle』等の作曲に参加してきました。

『大人Guyz』のテーマは、ズバリ「大人買い」です。MVでは、カラフルな洋服や装飾に囲まれながら、V6がショッピングカートを乗り回しますカミセン捲くし立てるようなラップパートと、トニセン特徴的なメロディーラインの対比が楽曲の面白さを引き立ています。所々にレジの効果音を挟むことで、コミカルに演出しました。

MVを一目見ていただければ分かりますが、『大人Guyz』のMVには、とにかく可愛いV6が凝縮されています。トニセンとカミセンに分かれた時だけに見せるメンバーの意外な表情からも目が離せません。

Maybe(発売:2013年2月20日)

『Maybe』は12thアルバム『Oh! My! Goodness!』に収録されているミディアム・バラードです。メンバーの森田剛が監修し、大人の男性心理をリアルに表出しました。

この楽曲を作詞・作曲したUNISTは、GAKU・TAMATE BOX・ZENからなるシンガーソングライターユニットです。2016年にこのユニットは解散していますが、ジャニーズグループを中心に様々なアーティストへ楽曲提供をしながら、それぞれ意欲的に活動を続けています。V6関連でご紹介すると『君が思い出す僕は君を愛しているだろうか』に収録されているComing Century『キミノカケラ』TAMATE BOXが書き下ろしています。

『Maybe』では、幾度となく傷つき擦れてしまった男性が、ある女性との出会いをきっかけに”愛するということ”を思い出していきます。

プロデュースを務めた森田は、GAKUと何度も打ち合わせをしながら、メンバーの歌割りや歌詞の言葉回し等、楽曲の細部までこだわって制作しました。実は、2番のサビ直前で岡田が歌っている「これほどたまらなく “会いたい”と思える」というフレーズを考えたのは森田でした。森田の絶妙な言葉選びが、『Maybe』をさらに味わい深い楽曲へと仕上げました。こちらの制作秘話は、アルバム『Oh! My! Goodness!』初回生産限定盤Bの特典DVD「アルバム完成打ち上げ!」に収録されています。

 

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