PEDRO(ペドロ) – BiSHのアユニ・Dのソロプロジェクトのメンバーや経歴とは…?

PEDRO(ペドロ) – BiSHのアユニ・Dのソロプロジェクトのメンバーや経歴とは…?

楽器を持たないパンクバンドBiSHのアユニ・Dさんのソロプロジェクトとして、2018年9月にスタートしたPEDRO(ペドロ)

アユニ・Dさんはベース・ヴォーカルを務め、全ての楽曲の作詞や一部作曲もするなどセルフプロデュースをしています。

そのPEDROに、NUMBER GIRLの田淵ひさ子さんと大学生ドラマーの毛利匠太さんも加わり、現在は3ピースバンドとして活動しています。

初ライブではNUMBER GIRLの「透明少女」を演奏したことでも話題に。

アユニ・Dさんが紹介するPEDROグッズも人気です。

また2021年2月13日には、デビューからわずか3年で聖地日本武道館で単独公演も行っています。

今回は、独特な感性を持つアユニ・DさんのバンドPEDROをご紹介します。

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メンバー

アユニ・D(Vo/Ba)

  • 生年月日 1999年10月12日
  • 出身地 北海道札幌市

作詞をするときには、先に曲名を思いついてからイメージを膨らませて詩を書いていきます。

中学生のときからボカロやKANA-BOONが好きで、ボカロP出身のヒトリエをヘビロテしていました。

この頃に、テスト前日のストレスから友達のベースに触ってみたことはありましたが、ベースを弾くのはPEDROを始めるまでほぼ未経験でした。

バンドPEDROを結成してからは、メンバーの田淵ひさ子さんの影響で、NUMBER GIRLやbloodthirsty butchers、ガレージロック系のバンドを好んで聴くようになりました。

BiSHには、2016年8月に最年少メンバーとして加入しています。

PEDROが始まったときから使用しており、もはやアユニ・Dモデルとも言えるベースは、『完全に見た目だけで選んだ』と語る、ほとんど黒のアーニーボール・ミュージックマンのスティングレイです。

田渕ひさ子(Gt)

  • 生年月日 1975年12月9日
  • 出身地 福岡県福岡市

「日本で最もキレのある音を出す」と評されるギタリスト。

飄々とした佇まいながら、エフェクターで歪ませた金属音のようにも聴こえる激しいギターが特徴です。

NUMBER GIRL、toddle、LAMAのメンバーで、bloodthirsty butchers、磯部正文BAND、椎名林檎さんとのバンド発育ステータスに在籍していました。

中学1年生で兄のギターを弾き始め、ガールズバンドのコズミック・チェリー在籍時に、椎名林檎さんNUMBER GIRLの中尾憲太郎さんと出会いました。

クラムボンの原田郁子さんとは被服科の高校の同級生です。

高校卒業後には縫製工場に勤務し、NUMBER GIRL結成当初は働きながら音楽活動していました。

毛利匠太(Dr)

  • 生年月日 2000年2月23日

BiSH豆柴の大群のサウンドプロデューサー松隈ケンタさんが開校した、SCRAMBLES MUSIC COLLEGEの1期生です。

デビュー当時は、コピーバンド経験しかなかった大学生でした。

小学生の頃に聴いたRADWIMPSの「君と羊と青」で邦ロックに目覚めて、サカナクション、ONE OK ROCK、凛として時雨から特に影響を受けました。

ジャズ系の部活に入っていた高校でセッションの楽しさを知り、3年生のときにBABYMETALからメタルやラウド・ロックの世界にハマっていきました。

PEDROとは?

PEDROの名前は、アユニ・Dさんが直感で付けたもので特に意味はなく、『自分の名前のDが付いて、あまり聞かない良い単語だと思った』というのが由来です。

アユニ・DさんのソロプロジェクトPEDROの発端は、サウンドプロデューサーの松隈ケンタさんが軽い冗談のように発した『バンド形式でソロをやらせたら面白いんじゃない?』の一言から。

ギターかベースのどちらかを選ぶ際に、アユニ・Dさんは『弦が4本しかないので簡単そうだったから』との理由もあってベースにしました。

プロジェクトが始まったときから初ライブの日が決められていましたが、数日間スタジオで練習してみるとプレッシャーを感じ始め、BiSHに集中していたこともあり、その後半年ほどベースに触れませんでした。

本格的に練習を始めたのは2018年9月25日の初ライブまで約1カ月を切った頃から。

ドラムの毛利匠太さんと一緒に毎日8時間くらいスタジオに入って、ベースを弾けるようになりました。

MEMO

ライブでは、田淵ひさ子さんが在籍しているNUMBER GIRLの「透明少女」を演奏。このときNUMBER GIRLはまだ再結成前(2019年9月に再結成)でした。

その初ライブより先に、1stミニアルバム「zoozoosea」でデビュー。

BiSHのメンバーのセントチヒロ・チッチさんとアイナ・ジ・エンドさんのソロデビュー作に合わせて、事前告知なく突然のリリースでした。

「zoozoosea」は、オリコン週間アルバムチャートで10位を記録。

アルバムタイトルは、映画「図鑑に載ってない虫」のセリフ『お前は動物園、動物園、海な奴だな』(ズー、ズー、シー)をモチーフにして、アユニ・Dさんが付けました。

2019年7月から全国ツアーを行い、8月にはROCK IN JAPAN FESTIVALに出演と、1stフルアルバム「THUMB SUCKER」をリリース。

2020年4月1日に、突然お笑いコンビのアインシュタインの稲田直樹さん『本当のペドロ始まります。』のコメントと共にヴォーカルとして加入し、アユニ・Dさんがベースに専念することが発表されました。

同時に、新体制第1弾として「自律神経出張中」稲田直樹さんが参加したバージョンのMVを公開。

ですが翌日に、『メンバーと反りが合わなかったです。おつかれした。』と、稲田直樹さんが脱退します。

実はこれはエイプリルフールの企画。

直後にアユニ・Dさんのヴォーカル復帰作「無問題」のMV公開と、配信がスタートしました。

コロナの影響により、全国ツアー「GO TO THE BED TOUR」全10公演が中止になりましたが、CAMPFIREでクラウドファンディングを行い、無観客ライブ「GO TO BED TOUR IN YOUR HOUSE」をYouTubeで配信しています。

そして2021年2月13日には、デビューから約2年半で日本武道館にてワンマン公演「生活と記憶」を開催。

アユニ・Dさんと毛利匠太さんだけでなく、数々の猛者バンドに在籍し数えきれないほどフェスやライブに出演している田淵ひさ子さんにとっても、初の武道館公演でした。

MEMO

アユニ・Dさんは、日本武道館は東京ドームよりも夢のまた夢のステージと思っていたので、『開催を聞かされた時に泣きそうになった』と話しています。

PEDRO人気オススメ曲

アユニ・Dさんは、以前は他にはない独特なワードを使って詞を書くのがかっこいいと思っていたそうですが、今は伝わりやすさを重視しています。

できるだけ何も考えずに出てきた言葉や、声に出した時に自然に出てきたワードを用い、衝動的でストレートな歌詞を意識しています。

浪漫

2ndアルバム「浪漫」のタイトル曲です。

事前にコンセプトを決めることなく、出てきた言葉とメロディーを繋げて制作したので、アユニ・Dさんも想定していなかった曲に仕上がったそうです。

ベースラインから作ってメロディを合わせた為に、疾走感のあるタテ揺れが多いPEDROには珍しく、揺れる感じの心地良い曲に。

自律神経出張中

告知なしで突如リリースされた「自律神経出張中」でPEDROが始動。

MV撮影日に、初めて田淵ひさ子さんと会いました。

ネットの名もなき批評家達に向けて、アユニ・Dさんが思っていたことを書いた曲です。

アインシュタイン稲田直樹さんのヴォーカルバージョンのMVも制作されています。

無問題

エイプリルフール企画の翌日にリリースされました。

一歩を踏み出せない人や、つい逃げ道を探して諦めてしまう人に向けたメッセージソング。

米津玄師さん、菅田将暉さん、水曜日のカンパネラなどを手掛ける映像作家山田健人さんによるMVは、ほぼアドリブのワンカットで撮影されました。

撮影当日ロケバスで移動中に思いついた橋で撮影し、アコーディオンを持ったアユニ・Dさんと踊っている牛とのセッションもその場で思いつき、背後に立って怪訝そうに見ているおばあさんと、飛んでいる飛行機も、全て奇跡的なハプニングです。

感傷謳歌

高校生の頃は友達が少なく、セルフのガソリンスタンドでほとんど立っているだけのアルバイトだったので、毎日が楽しくなかったと語るアユニ・Dさんが、「生きていればいつかきっと良いことがあるらしいが 良いことは生きていないと起こらない やってやろうじゃないか」と前向きに歌っている曲です。

女優の高畑充希さんがハイテンションで踊るチョコレートのCMタイアップになりました。

東京

2021年2月リリースの2ndシングルです。

自分の判断で上京してBiSHに加入し、PEDROに繋がっていることから、『東京は世界を広げてくれる街だと思った』と、タイトルを東京にしました。

『武道館でこの歌詞を歌いたい』と思いながら制作したそうです。

NIGHT NIGHT

ライブで一番最後に演奏されることも多い、とても人気のある曲です。

以前は「誰も近寄らないで欲しい」と思うこともあったアユニ・Dさんでしたが、『チームPEDROとして活動することで、人と打ち解けられるようになったことを書いた』という歌詞が印象的です。

最後に…

楽器を持たないパンクバンドBiSHのメンバーであるアユニ・Dさんのソロプロジェクトとして始まったPEDRO。

ベースを弾けないままスタートしましたが、現在はロックファンからも支持される人気ロックバンドです!

パンクなアユニ・Dさん率いるPEDROの今後に大注目です!

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