LUCKY TAPES – 洗練されたスウィートなサウンドを鳴らすバンドの経歴とは…?

歌が良くて音も良い、そんな音楽あったらなー

それならシティポップだね

シティポップ?

楽しくてキラキラしてる音楽だよ

ファンクやソウル、R&Bなどのブラックミュージックを日本的な感性で解釈したシティポップ。

「勿忘」のAwesome City Clubが今大ヒットしていますが、洗練されたサウンドの男性3人のバンドLUCKY TAPESもシティポップシーンの中心にます。

メンバー全員が鎌倉市出身のLUCKY TAPES(ラッキーテープス)の曲は、サポートにブラス隊もいるゴージャスなブラックミュージックでありながら、どことなく湘南の海も感じさせてくれます。

フロントマン高橋海さんは、多くのアーティストへの楽曲提供もしているサウンドプロデューサーとしても活動。

今回は、甘いブラックミュージックを聴かせてくれるセクシーな大人のバンドLUCKY TAPESをご紹介します。

LUCKY TAPESとは?

LUCKY TAPESのバンド名は、居酒屋で飲みながら、たくさん挙げたオシャレな単語の中から字面や雰囲気で選んだので、特に意味はないそうです。

取材やインタビューで答えるうちに、聴いた人が幸運になれる音楽(テープ)を作っていきたいっていう意味を後から付け加えました。

LUCKY TAPESのメンバーは、元々SLOW BEACHというトロピカルな雰囲気の曲を作っていたインディーバンドを組んでいました。

SLOW BEACHは2014年に解散しましたが、その翌月に同じメンバーの高橋海さん、田口恵人さんと、ドラムの濱田翼さん(2016年脱退)の3人でLUCKY TAPESを結成。

サポートギタリストで参加していた高橋健介は、約半年後に正式メンバーとして加入しています。

MEMO
SLOW BEACH解散後に3人で食事に行った時に、マイケル・ジャクソンの「Love Never Felt So Good」の話で盛り上がり、『マイケルのような踊れて歌に芯がある音楽をやりたい』とLUCKY TAPESを始めました。

2015年4月のインディーズデビューシングル「Touch!」は発売前からレーベル在庫が無くなり、ライブチケットも完売するなど大いに注目されました。

FUJI ROCKやTAICOCLUB、BAYCAMPといった大型フェスへの出演や、YouTubeでLUCKY TAPESを知った1,500人ものファンを集めたタイなどをまわるアジアツアーも敢行。

二階堂ふみさんと山崎賢人さんが主演した映画「オオカミ少女と黒王子」の劇中歌も担当しました。

2017年のメジャーデビュー後も、作品をリリースする毎に着実に評価を高め続けており、他のアーティストとのコラボも積極的に行っています。

フロントマンの高橋海さんは、iriさんや元NMB48の山本彩さん、eillさんなどのプロデュースや楽曲提供だけでなく、東京メトロやIKEAをはじめCM音楽も数多く手掛けています。

メンバー

高橋海(Vo/Key)

読み方は、たかはしかいです。

ヴォーカルであり、作詞作曲やアレンジもする、バンドのフロントマン。

両親が洋楽好きだった為に、幼少期からマイケル・ジャクソンやEarth, Wind & Fire、プリンスなどのブラックミュージックを聴いて育ちました。

LAに遊びに行った時に、現地のラジオから流れていたR&Bやヒップホップが音楽の原体験です。

エレクトーンを小学生から習っており、吹奏楽部でサックスを吹き、高校生ではMr.Childrenやコブクロなどをアコギでカバーするなど、学生時代から様々な楽器に触れていました。

大学に入学する頃にASIAN KUNG-FU GENERATIONの「ソラニン」を聴いて、『バンドがやりたい!』と軽音サークルに入り、DTMも始めています。

常に『自分には、自分なりの生き方があるはず』と思っていたそうで、学生時代から『ちょっと変わっていた』と高橋海さんは言っています。

プロデューサーとしてはiriさんや山本彩さんやeillさん、向井太一さん、Charaさんらを担当。

アーティストやクリエイターとしての活動だけでなく、LUCKY TAPESの「ワンダーランド」がテーマソングに起用されたWEBドラマ「MATCH girls」に俳優として出演もしています。

田口恵人(Ba)

『バンドに安定感をもたらし、LUCKY TAPESに欠かせない要素』と高橋海さんが語るベーシスト。

演奏中は誰もかなわないほどの色気溢れるプレイをしますが、普段は愛嬌のあるムードメーカーです。

父親がベーシストで、幼い頃から車の中でスイング・アウト・シスターズやインコグニートなどのアシッドジャズ系を聴いていました。

小学生からの憧れの存在は、ラルク アン シエルのtetsuyaさんです。

シンガーソングライターのKeishi Tanakaさんのサポートメンバーとしても演奏しています。

高橋健介(Gt/Cho)

高橋海さんによると、『一見クールでオシャレですが、実は不器用な頑張り屋さん』というギタリストです。

SLOW BEACH解散後は、就職しようと内定をもらっていましたが、メンバーからの『これからも弾いてくれない?』『 内定? 蹴ろう!』という言葉で、LUCKY TAPESに加入しました。

当初は前進バンドSLOW BEACHの大阪ライブのドライバーとして参加しましたが、『せっかくだからギターも弾いちゃえば?』と、ギターとして参加するようになりました。

MEMO
同じ苗字の高橋海さんは健介さんのギターが好きで、人としてもメンバーで一番話していたほど仲が良かったので、ずっと一緒にバンドをしたいと思っていたそうです。

ギターを始めたきっかけは、中学生の頃好きだった女の子がゆずのファンだったので、弾き語りをする為です。

LUCKY TAPESに夜の雰囲気をもたらしているのは、夜遊び好きな高橋健介さんの影響ではないかと目されています。

LUCKY TAPESの経歴

デビュー前からレーベル在庫が無くなった

LUCKY TAPESは2014年6月に結成されました。

2015年3月に「Touch!」のMVを公開し、4月にCDをリリースしてインディーズデビュー。

先行シングル「Touch!」が発売前にレーベル在庫が完売するほどの人気を受けて、1stアルバム「The Show」をリリース。

MEMO
デビューアルバムのタイトル「The Show」は、現実的なライブよりもファンタジーや多幸感のあるショーをしたいという思いからです。

キラキラしたサウンドの「The Show」の次には、落ち着いたトーンのシングル「MOON」を発表。

「MOON」は、バンドとサポートメンバーも含めて富士山近くのコテージで作曲合宿をして制作しました。

MEMO
『向こうでバーベキューやサッカーをしよう』とコテージに行きましたが、合宿中は起きてから寝るまでずっと音楽漬けだったので、気楽に遊ぶ時間はありませんでした。

デビューから高い評価を得ていた音源だけでなく、ショーを意識した魅せるライブステージも好評で、FUJI ROCKやTAICOCLUBなどの大型フェスにも多数出演。

次第に王道ポップソングを歌うバンドに

2016年5月に公開された、二階堂ふみさんと山崎賢人さん主演の映画「オオカミ少女と黒王子」の劇中歌として書き下ろした「With You」「Get Back In My Life」の2曲により、 早耳の音楽リスナー以外にも洗練された楽曲を作るLUCKY TAPESが知られるようになりました。

7月には、高橋海さんが学生の頃に聴いていたMr.Childrenやaikoさん、YUKIさんなどのキャッチーな王道ポップソングを目指し、歌を意識した2ndアルバム「Cigarette & Alcohol」をリリース。

結成当初は英語で歌っていた歌詞は、次第に日本語が多くなり始めました。

「Cigarette & Alcohol」からわずか2か月後には、EP「Virtual Gravity」をリリース。

2018年5月にEP「22」でメジャーデビューしています。

MEMO
「22」には、夜の時間になる22時と大学生が社会へ出る22歳の意味合いがあります。高橋海さんがLUCKY TAPESを結成した年齢も22歳です。

活動当初は意味よりも聴いたときの心地よさを優先して歌詞を書いていましたが、メジャーデビュー以降は歌う時に感情が入るように自分の内面を書くようになりました。

元々トロンボーンを加えた5人編成だったライブは、さらに音の厚みと広がりを追及してパーカッションやバイオリンを含めた9人に増員することもあります。

10月にリリースした、「Virtual Gravity」と「22」収録曲を含む1stフルアルバム「dressing」は、製作期間が1、2カ月しかなかった為にすでにある曲を詰め込んだので、結果的にカラフルで多様性のある作品に仕上がったそうです。

MEMO
「dressing」に収録されている「ワンダーランド」は、ルミネのクリスマス限定ドラマ「MATCH girls」のテーマソングになりました。

2019年は、FUJI ROCKをはじめ、ROCK IN JAPANやARABAKI、GREENROOMと大型フェスに次々出演。

「MOOD」と「Actor」のシングル2曲をリリースし、タイや香港など6会場をまわるアジアツアーと全国ツアーも行っています。

フロントマン高橋海が多彩な活動を始める

2020年はコロナの影響からスタジオに集まることができなくなり、主に高橋海さんが自宅で制作する宅禄がメインに変わりました。

ヴィジュアル・モデルとオリジナルムービーに新曲「Mars」が起用されたメガネ・ブランドZoffの、配信ライブ「Zoff Rock 2020 HOME SESSION」が開催された10月まで、メンバー同士が会うことはなかったそうです。

高橋海さんは、6月にソロで自宅から配信ライブ「LIVE IN (personal) SPACE」を行い、7月にライヴ音源と映像を配信リリース。

11月にリリースした2ndアルバム「BREND」も、華やかなイメージとは違って、よりパーソナルでエモい曲が多くなっています。

「BLUE feat.kojikoji」や「Happiness feat. ハル」などゲストヴォーカリストを迎えた曲も増えて、「ランドリー」のMVは高橋海さんが初めて監督・演出・編集も手掛けています。

またアルバムリリース記念として、アパレルブランド「メゾンスペシャル」から高橋海さんがデザインしたセットアップも発売。

2021年からライブバンドLUCKY TAPESが再始動

2020年12月には観客を入れたワンマンライブを開催し、2021年5月のGREENROOMフェスに出演が決定、6月の東名阪ワンマンツアーも発表されました。

今年からまた、華やかで楽しいLUCKY TAPESのショーが再開されます。

LUCKY TAPESオススメ人気曲

元々内向的な性格のフロントマン高橋海さんによると、誰かが突出することなく3人が横並びにいるのがLUCKY TAPESのバンドイメージだそうです。

曲も誰か1人が前に出過ぎることなく調和を保ち、大事にしているのはバランスやハーモニー。

歌詞は英語も日本語も空想の物語を書いていており、作曲も頭の中ににぼんやりと浮かんでくるシンセの波形やギターのエフェクトの音の揺れ方などを具体化していく制作方法です。

わかりやすさよりも、複雑で面白く聴こえるように制作しています。

BLUE feat.kojikoji

Instagramを中心に人気のシンガーソングライターkojikojiさんをゲストに迎えて、2020年8月に配信リリースされた「BLUE feat.kojikoji」。

コロナにより自宅で過ごすことが多かった為に、いつものライブを意識した曲作りとは違って、普段の高橋海さんのリズムがダイレクトに入っています。

筋書き通りにはいかないから
少しでもマシな方を選びたいよ

「一瞬で物事が大きく変わることはないけど、少しずつでも良い方向に向かって欲しい」というフラットな目線から希望を込めた歌詞が印象的です。

Happiness feat. ハル

憂鬱な気持ちを歌った「BLUE」のアンサーソングのような、もやもやが晴れて光が差してきた「Happiness feat. ハル」を11月に発表。

この曲でハーモニーを聴かせてくれたのは、ガールズバンドDIALUCKのハルさんです。

宅録メインで制作されたアルバム「BLEND」の先行シングルとなったこの2曲で、バンドアンサンブルにだけ頼らなくてもLUCKY TAPESらしい多幸感とグルーヴを出せることに成功しました。

MOOD

メジャーデビューEP「22」収録曲です。

このEPは1曲目の「22」で22歳の心情を描き、1曲で1年経過していくというコンセプトで、4曲目の「MOOD」は25歳を描いています。

ここまでは上手く生きてきたんだし
金も名誉もないけどさ
好きなことばっか追い掛け回して死にたい
これまでのことばかり気にしていても
誰が為にもならないしさ
常識を超えてみたいから
ほらまたシャワーしてグッドナイト

と、ラップで語っているような人生の回想シーンから始まります。

Trouble

MVの冒頭で、「このビデオは明かりを消してベッドの上でご覧ください」という英語表記で始まる「Trouble」。

森に囲まれた薄暗い湖で、高橋海さんが独りゆっくりとボートを漕いでいる映像そのままの、夜が似合う心地良い1曲です。

ランドリー

年々音楽以外にもこだわるようになっている高橋海さんが、MVの出演だけでなく監督・演出・編集も手掛けています。

頭の中のイメージをストレートにトータルで表現したことで、短編映画のような仕上がりに。

最後に…

LUCKY TAPESが最もこだわっているのはライブです。

コロナでメンバーと会うこともできなかった宅録期間を経て、改めてライブの楽しさを思い出したとか。

ぜひフェスやライブハウスでLUCKY TAPESのショーを体感してみてください!

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