BABYMETAL(ベビーメタル) – 日本が誇るメタルアイドル! 歴史と魅力を総まとめ

BABYMETAL(ベビーメタル) – 日本が誇るメタルアイドル! 歴史と魅力を総まとめ

神バンド・BABYMETALを支える最強バンド

BABYMETALのライブを語る上で欠かせない存在が「神バンド」です。

2ギター、1ベース、1ドラムスの4名で構成されたバックバンドで初登場は2012年10月。

メタルの神「キツネ様」により召喚された集団で白装束やコープス・ペイントといった出で立ちで演奏しています。

バンドメンバーはいずれも国内外で活躍した超凄腕プレイヤー。

SU-METALは神バンドと初めてツアーを回った初日に「ライブをしている自分を上から見ているもう1人の自分が居て、ライブを楽しめたし出したい声が思い通りに出せた」と不思議な体験を語っています。

その現象から「神降臨」という言葉を使っていたほど。

BABYMETALのライブに神バンドの存在は必要不可欠と言えます。

BABYMETAL・10年の歴史

BABYMETALは自身らの活動をメタルレジスタンス章になぞらえて行っています。

現在はメタルレジスタンス第10章。

2013年の海外進出から第1章が開始され、2014年に当時最年少で日本武道館公演を成功させます。

第2章ではフランス、ドイツ、イギリス、アメリカ、カナダ、そして日本を巡る初のワールドツアーを開始。

2015年から2017年の第3~6章は世界規模のフェスやレッド・ホット・チリ・ペッパーズなどの大物バンドのオープニングアクトを経験します。

そして第7章は通称「ダークサイド期」でYUIMETALの脱退などBABYMETALにとっては試練の時期。

MOAMETALは「正直、ステージに立つのが怖いなんて言いう日が来るとは思わなかった」と語っておりSU-METALは「ああ、2人じゃダメなのかな?」と苦悩の日が続いたそうです。

プロデューサーのKOBAMETALも2人が「無理です」と言ったら終わっていたと当時を振り返り、それでもツアーを続けたことに「本当のメタルのハートを手に入れた」と感じたとの事。

そして第8章、第9章で「アベンジャーズ」制度が導入され2020年1月の開催された日本武道館公演で3人のアベンジャーズ全員がステージに集結し新たな未来を見据えていきます。

10周年を迎え最終章であるメタルレジスタンス第10章を2020年から迎えています。

BABYMETALの仕掛人・KOBAMETAL

BABYMETALは「さくら学院」の部活動「重音部」として2010年に活動開始します。

プロデューサーを務めたKOBAMETALがSU-METALの歌声に未来を感じ、自身が最も得意だったメタルサウンドを合わせたいと思い作ったグループ。

「ド・キ・ド・キ☆モーニング」を初めて聞いたSU-METALは「なんじゃこりゃ?」状態だったそうです。

それでも3人で振付を考えると楽しくなり、後の代名詞である「キツネ」ポーズもここで誕生。

BABYMETALを結成した際にKOBAMETALは「ジャンヌ・ダルクとか風の谷のナウシカの様な、凛とした女性が立ち向かっていくイメージ」のグループにしたいと考えたそうです。

その後、実際にアイドル界、メタル界に賛否を巻き起こしながら唯一無二の存在に。

BABYMETALは結成段階から輝いていたのではないでしょうか。

海外でも人気爆発!

BABYMETALの存在を世間に知らしめたのが、海外での評価が高かったためです。

2013年に参加した「サマーソニック」にて同日に参加していたメタリカがBABYMETALのステージを見て感銘を受け後にメタリカのライブのオープニングアクトに抜擢。

その後、2014年にはレディー・ガガの北米ツアーにオープニングアクトとして同行するなど多くの海外アーティストから称賛される存在になっていきます。

その後、「メタル・ゴッド」の称号を持つロブ・ハルフォードからも評価され海外ツアーを数多くこなしたBABYMETAL。

海外でのCD売り上げも凄まじく、2ndアルバム「METAL RESISTANCE」はアメリカのビルボード総合チャートでは39位を記録し日本人メタルアクトの最高峰だったLoudnessのビルボード総合チャート64位を大きく上回る結果となり日本のメタル界にも大きな衝撃が走りました。

そして3rdアルバム「METAL GALAXY」ではビルボード総合チャート13位を記録し、カテゴリチャートの「トップ・ロック・アルバム」ではアジア人アーティストとしては初となる1位を記録。

アイドルやメタルを超えて日本の音楽界を代表する存在となっていきます。

さらに欧州最大の音楽の祭典「MTVヨーロッパ・ミュージック・アワード」で日本人初の受賞となる「ベスト・ワールドワイド・アクト賞」を受賞する快挙を達成。

BABYMETALの海外での評価は日本以上かもしれません。

10周年で大波乱も紅白初出場を経験!

BABYMETALはメタルレジスタンス最終章である2020年にピンチを迎えます。

コロナ禍により、海外での活動が出来ない状態に。

歯がゆい思いをするBABYMETALでしたが、ここでロブ・ハルフォードから送られた「STAY METAL」の言葉を思い出します。

海外での活動が出来ないならと国内での活動にシフトチェンジ。

2020年10月にNHKワールドで放送された「SONGS OF TOKYO Festival」に出演します。

そして2020年12月31日にはNHK紅白歌合戦に初出場。

「NHK紅白歌合戦という、日本で歴史的な番組に出させていただけることを、すごく光栄に思っています」と意気込みを語っていたBABYMETAL。

本番では、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」を披露し大きな反響を得ます。

日本の音楽番組に出演する事がほとんど無いBABYMETALにとってはコロナ禍だからこそ起きた奇跡。

ピンチな状況下だからこそ、新たな試みを仕掛けるBABYMETALらしい10周年だったのではないでしょうか。

2021年、集大成の武道館10公演を開催!

BABYMETALは2021年に 武道館ワンマン10公演を開催します。

1月から4月まで「DOOMSDAY」と釘打たれた公演は毎回趣向を凝らしたオリジナル。

最終公演のラストナンバー「Road of Resistance」の曲中にSU-METALは「私たちの挑戦を応援し続けてくれた世界中のファンの皆さん、そして武道館に集まってくださった皆さん、本当にありがとうございます」と感謝の言葉を叫びます。

MCをすることのないBABYMETALが曲中とはいえ言葉を発するのは異例。

それだけこの10周年ライブには思うところがあったのではないでしょうか。

そしてBABYMETALは最終章を終え「LIVING LEGEND」に向けて歩んで行くことが発表。

2023年、BABYMETAL RETURNS

2021年4月の日本武道館公演を最後に活動を休止していたBABYMETALがついに復活を宣言。

2023年1月28・29日に幕張メッセ 国際展⽰場ホールにて『BABYMETAL RETURNS – THE OTHER ONE -』と題された公演をおこなうことが発表されました。

さらに2023年3月24日には謎めいたコンセプトアルバム『THE OTHER ONE』のリリースも予告されており、彼女たちを取り巻く環境が一気に慌ただしくなっています。

復活を遂げる彼女たちがどのような物語を描いてくれるのか。要注目です。

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