ハンブレッダーズ|聴いておきたいおすすめ曲10選【2ndフルアルバム『ギター』発売決定】

ハンブレッダーズ|聴いておきたいおすすめ曲10選【2ndフルアルバム『ギター』発売決定】

“ネバーエンディング思春期”ロックバンド、ハンブレッダーズ

「スクールカーストの最底辺から青春を歌いにきました」と語る彼らの放つ、アオハルと呼ぶにはどこか冴えない青春ソングは、今や多くの若者の心を鷲掴みにしています。

先日、自身初となるZepp Tokyoでのワンマンライブを終え、11月に2ndフルアルバムの発売も決定し、ますます勢いを高速化させるハンブレッダーズ。

そんな今後に目が離せないハンブレッダーズがこれまでに生み出してきた、青春を思い出させてくれる”青臭い”楽曲の数々を紹介します。

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ハンブレッダーズとは

ハンブレッダーズは、2020年2月にトイズファクトリーよりメジャーデビューを果たした若手のロックバンドです。

  • ムツムロアキラ(ボーカル&ギター)
  • でらし(ベース)
  • 木島(ドラム)

正規メンバーは以上の3人。

就職を機にサポートメンバー(ギター担当)へと降格した吉野エクスプロージョンを含め、計4人で青春をかき鳴らしています。

MEMO

2019年5月8日にハンブレッダーズの公式サイトにて、「吉野エクスプロージョン、サポートギターへ降格のお知らせ」という見出しで、吉野が正規メンバーから外れることが正式に発表されています。

メンバー全員が同志社大学出身で、関西を拠点にバンド活動をしていました。

“ハンブレッダーズ”という一見ヘンテコなバンド名は、バンド名を決める際に意見が中々まとまらず、「判断基準がブレてきた」ことから、その場の思いつきで名付けられたもの。

判断がブレた者(ハンブレッダー)の集まりといった解釈で良いでしょう。

このバンド名からも感じ取れるように、バンドマンだからといって一切カッコつけず、つねに等身大の姿で青春を歌い続けるバンドです。

そういったところが、等身大で現代を生き抜く若者たちに大ウケし、着実にファンを増やしている要因なのではないでしょうか。

9月21日に開催された、自身初のZepp Tokyoでのワンマンライブ”トーキョーイズマイン”では、チケットをSOLD OUTにするなど、若手バンドとしてのポテンシャルは計り知れません。

聴いておきたいおすすめ曲10選

2020年2月にメジャーデビューを果たしたハンブレッダーズですが、これまでにリリースした楽曲は30曲以上にのぼります。

彼らの曲に興味があっても「曲数が多くて何から聴いたら良いかわからない!」という人は多いのではないでしょうか。

そんな人たちに向けて、入門編に適したハンブレッダーズのおすすめ曲を、リリースが古い順に計10曲紹介していきます。

ファイナルボーイフレンド

『ファイナルボーイフレンド』は、2018年発売の1stアルバム『純異性交遊』に収録されている曲。

狂おしいほどにピュアなラブソングで、緩やかなドラムのカウントで切り込まれるスローテンポなイントロからは、ノスタルジックな趣が感じられます。

カタカナ表記の<アイワナビーユアファイナルボーイフレンド>という歌詞は、愛情表現がヘタクソで不器用な主人公の、それでも精一杯に、気になる子へ愛を伝えようとしている健気さを表しているかのよう。

<迷惑じゃなければずっと/ずっとそばにいて>と、遠慮がちな歌詞で締め括られるこの曲は、聴くたびに何度も多幸感に包まれる、至高のラブソングです。

スクールマジシャンガール

『スクールマジシャンガール』は、1stアルバム『純異性交遊』の収録曲。

元々、2017年発売のインディーズ2ndシングル(現在は生産終了)に収録されていた曲で、1stアルバム『純異性交遊』には『スクールマジシャンガール(純mix)』というタイトルで再録されています。

<目を合わせるだけの黒魔術>や<詠唱も印も魔法陣も/使わない究極奥義>など、漫画・アニメ文化をこよなく愛するムツムロアキラにしか書けない、遊び心に満ちた歌詞の数々にも注目です。

DAY DREAM BEATS

『DAY DREAM BEATS』は、2018年1月発売の1stアルバム『純異性交遊』の1曲目を飾る曲。

メンバーが青春時代に聴き続けてきた音楽への愛を、シンプルなバンドアンサンブルに乗せて謳っています。

<ひとり登下校中/ヘッドフォンの中は宇宙>など、軽快に韻を踏む歌詞が数多く見られ、思わず何度もリピートしたくなるほどのキャッチーさが魅力的です。

弱者の為の騒音を

『弱者の為の騒音を』は、2018年11月に発売された2ndアルバム『イマジナリー・ノンフィクション』の収録曲。

ノイジーにかき鳴らされるイントロのギターリフは、まさに“弱者の為の騒音”そのものであり、曲名のインパクトそのままに曲に没入できます。

サビでシュプレヒコールのように歌われる<こどものままでおとなになろう/おぼえたことばわすれてみよう>というフレーズは、混沌とした時代を自分らしく生き抜く、全ての社会人に刺さるのではないでしょうか。

銀河高速

『銀河高速』は、2019年6月に配信限定シングルとしてリリースされた曲。

ムツムロアキラが「10年間の軌跡と奇跡を思い出して作った唄」と語るこの曲には、ファンへの感謝やハンブレッダーズの”これまで”と”これから”が凝縮されています。

リズミカルに韻を踏みまくり、多幸感に満ちたポップな歌詞が散りばめられているのも、本楽曲の魅力の一つ。

何度か登場する<時給900円コンビニバイト/責任やりがい正直ないよ>のフレーズを聴くたび、韻の踏み方が爽快すぎて、快楽の海に溺れそうになります。

MEMO

この印象的なフレーズは、ムツムロが大学卒業後、コンビニ店員アルバイトをしていた実体験から生まれたもの。

ユースレスマシン

『ユースレスマシン』は、2020年2月にメジャーデビューのタイミングでリリースされた、1stフルアルバム『ユースレスマシン』の表題曲。

<時代遅れのガラクタで/静寂をシャットアウト>など、独特な言い回しのフレーズが矢継ぎ早に繰り出され、あっという間に3分32秒が過ぎ去ってしまう感覚に襲われます。

同名アルバムの初回特装盤には、ムツムロアキラ書き下ろしのエッセイ集『むつとむろ』が封入されており、彼独特の感性や文章が堪能できるのでおすすめです。

逃飛行

『逃飛行』は、1stフルアルバム『ユースレスマシン』に収録されている曲。

元々、2016年発売の1stミニアルバム(現在は生産終了)に収録されていた曲で、約4年の時を経て『ユースレスマシン』の収録曲として復活しました。

リズミカルなドラムのカウントが切り込み隊長となり、歪みの効いたギターリフと骨太に鳴り響くベースが重なり合うイントロが、高揚感を増幅させています。

<君が選んだBGMなら/どんな退屈も越えていけるのさ>と、平穏を切り裂くかのごとく高らかに歌い上げるサビは、中毒性バツグン

COLORS

『COLORS』は、2021年1月20日に発売された、メジャー1stシングルの表題曲。

TVアニメ『真・中華一番!』のedテーマとなっています。

MVでは、メンバー全員の学生時代まで遡り、ハンブレッダーズとしてデビューを果たすまでの歴史がドラマ風に描かれているので、彼らの歴史を辿りたい人は必見です。

2000年代初頭の青春パンクブームを牽引したバンド“銀杏BOYZ”の音楽性を彷彿とさせるグッドメロディが心地よい本楽曲は、現代の若者に限らず、青春を知る、幅広い年代の男性の心に響くのではないでしょうか。

MEMO

銀杏BOYZは、ボーカルのムツムロアキラが青春時代によく聴いていたバンド。

フェイバリットソング

『フェイバリットソング』は、メジャー1stシングル『COLORS』のカップリング曲。

タイトルを『Favorite Song』などではなくカタカナ表記にしているところが、飾り気なく青春を謳うハンブレッダーズらしさに溢れています。

2分35秒と短い曲尺の中に、<誰にも知られたくないのに/誰かにわかってほしい>、そんな”フェイバリットソング”への想いがギュッと詰められた、大好きな音楽へ送るラブソングです。

ワールドイズマイン

『ワールドイズマイン』は、2021年7月21日にリリースされた2ndシングルの表題曲。

TVアニメ『迷宮ブラックカンパニー』のedテーマで、1stシングル『COLORS』に引き続き、アニメのタイアップ曲となっています。

その場で踊り出したくなるような、グルーヴィーなイントロのギターリフが愉しく、序盤から胸の昂りが抑えられなくなるアップテンポなナンバー。

<この世界はきっと僕らのものなのさ>と高らかに歌うムツムロの歌声からは、目標に向かって突っ走る人々を鼓舞するポジティブなメッセージと共に、バンドに感じる確かな手応えのようなものが滲み出ています。

某格闘ゲームを彷彿とさせる、遊び心あるMVもこの曲のポイントです。

2番のサビで流れる水着美女とメンバーの戯れシーンでは、水着美女に頬をツンツンされたムツムロアキラがデレデレする様子も。

MEMO

ムツムロ本人はTwitterにて「迫真の演技によるもので、照れたというエピソードは事実無根」と語っていますが、あの表情が果たして本当に演技であったのかは、定かではありません。

ラストサビに入る前の間奏では、吉野エクスプロージョンの演奏テクニックが光る、エッジの効いたギターソロに注目。

MVでは、ムツムロ、でらし、木島の3人が各々ギターを持ち、一斉にギターソロをかき鳴らす異様な光景が流れます。

ハンブレッダーズ最新情報

2ndフルアルバム『ギター』発売決定

1stフルアルバム『ユースレスマシン』以来、1年9ヶ月ぶりとなる2ndフルアルバム『ギター』の発売が決定しました。

ムツムロが「今まででいちばん曲数が多くて、いちばん騒がしいアルバム」と評する2ndアルバム『ギター』には、配信シングル『ライブハウスで会おうぜ』、メジャーデビュー1stシングル『COLORS』、2ndシングル『ワールドイズマイン』が収録されます。

そのほかZepp Tokyoでのワンマンライブ“トーキョーイズマイン”で初披露された新曲『STILL DREAMING』、『BGMになるなよ』、『プロポーズ』など、新曲を含む計14曲が収録された大ボリューム。

各ECサイトにて限定特典付きの予約も開始されているので、要チェックです。

アニメ『ダイの大冒険』のedテーマに抜擢

2ndフルアルバム『ギター』に収録される新曲『名前』が、大人気アニメ『ダイの大冒険』第5クールedテーマとして起用されることが決定しました。

ムツムロアキラは「原作を何度も読み直しながら作曲をした」と語っており、『ダイの大冒険』のストーリーとの親和性にも期待がかかります。

『ダイの大冒険』は、国民的RPGゲーム『ドラゴンクエスト』の世界観を元に制作された漫画作品で、全37巻にわたるコミックスの発行部数は、2021年4月時点で5000万部を超えています。

連載期間は1989年〜1996年と、一昔前の印象が強い作品ですが、令和の時代にアニメーションとしてリバイバルされたことで、子どもを含む幅広い世代にウケる作品として浸透した『ダイの大冒険』。

そんな幅広い世代から注目される作品とのタイアップは、ハンブレッダーズの名がさらに世に知れ渡る、絶好のチャンスなのではないでしょうか。

最後に

等身大で青春を歌い続けるバンド、ハンブレッダーズ

巧みに韻が踏まれたポップな歌詞や、飾らないロックサウンドが、等身大の青春を歌う彼らの楽曲を形作っています。

11月24日に発売される2ndフルアルバム『ギター』を心待ちにしながら、ハンブレッダーズのさらなる躍進を期待しましょう!

 

 

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