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磯部 寛之(いそべ ひろゆき) / ベース、コーラス
- 氏名:磯部 寛之(いそべ ひろゆき)
- 生年月日:1982年12月29日
- 出身地:愛知県日進市
“ヒロ”こと磯部寛之は、青山学院大学在学中に川上と知り合い、ベーシストとして[Alexandros]に参加した創設メンバーです。
川上に対する第一印象は「なんか偉そうなやつだ」と最悪でしたが、次第に仲良くなっていき、大学1年生の終わり頃にバンドに参加することになりました。
磯部は「ベースを少し触ったことがある」レベルの初心者でしたが、川上は演奏技術よりも「なんか目についたんですよね」とその存在感が気になっていたことを回想しています。
小学6年生から中学3年生までをアメリカで過ごした帰国子女で、現地では吹奏楽の楽団でバリトンホーンを演奏していました。
高校時代はバスケに熱中しており、他のメンバーと比較して音楽的なバックボーンが希薄であると語る磯部は、好きなベーシストとしてThe Stone RosesやPrimal Screamで活躍したマニを挙げており、特にPrimal Scream時代の演奏を評価しています。
白井 眞輝(しらい まさき) / ギター
- 氏名:白井 眞輝(しらい まさき)
- 生年月日:1982年12月12日
- 出身地:神奈川県相模原市
“まーくん”の愛称で知られる白井眞輝は、2007年に[Alexandros]に加入したギタリストです。
川上とは高校の同級生で、学園祭のためにバンドを組んで一緒に演奏していたこともあります。
中学時代からギターを弾いていたという白井は、高校生になって観たBLANKEY JET CITYの“小さな恋のメロディ”のMVに衝撃を受け、ロックにのめり込むことに。
BLANKEY JET CITYの浅井健一をもっとも好きなギタリストとして挙げるほか、Guns N’ RosesのスラッシュやMetallicaのジェイムズ・ヘットフィールドなどハードロック/ヘヴィメタル系のギタリストからの影響も口にしています。
その後、ギターからベースに転向した白井は、高校卒業後に横浜の音楽専門学校へ進学してベース科で学びましたが、ギタリストを探していた川上からバンドに誘われ、ベースからギターへ再度転向して[Alexandros]の一員となりました。
高校卒業以来、川上と疎遠になっていた白井でしたが、代々木公園で路上ライヴをやっているバンドの演奏を観ていたら、それがなんと川上だったという運命的な再会を果たしています。
リアド 偉武(りあど いぶ) / ドラム
- 氏名:リアド 偉武(りあど いぶ)
- 生年月日:1985年10月25日
- 出身地:埼玉県
リアド偉武は前任ドラマーである庄村聡泰の勇退を受け、2021年4月10日に[Alexandros]の新ドラマーとして正式加入しました。
2019年6月19日に庄村が局所性ジストニアの治療のため、活動休止を発表してから勇退に至るまでの2年間、サポートドラマーとして[Alexandros]の活動を陰ながら支えてきた縁の下の力持ちです。
[Alexandros]に加入する以前は、2001年の結成当初からBIGMAMAのドラマーとして活動していましたが、2019年12月26日に翌年の5月にバンドから脱退することを発表。
BIGMAMA脱退の理由について、リアドは「ドラマーとして、新しい冒険を始めたい。自分の可能性をもっと試したい」と前向きな心境を語っています。
新メンバー加入発表時には「自分の中の情熱を全て燃やして[Alexandros]のドラマーとして生きていきたい」と意気込みを口にしており、メンバーからも「最強の仲間が加わってくれた」とリアドの正式加入を歓迎しました。
彫りの深い整った顔立ちが印象的なリアドですが、エジプト人の父親と日本人の母親のもとに生まれたハーフとのこと。
バンドメンバー唯一の既婚者であることをファンクラブ内で公表しており、現在2人の子供を授かっているそうです。
川上、磯部、白井はリアドの妻子と対面を果たしており、メンバー間ではすでに良好な関係性を築いています。
中学時代までサッカーに熱中していたリアドは、高校1年生の時に先輩であるTOTALFATのライブを見たことを機に、同級生だったBIGMAMAの金井政人と共にバンドを結成しドラムを叩き始めました。
J-WAVEから流れる洋楽ポップスを聴いて育ち、高校でバンドを結成して以降はメロコアやパンクといったジャンルに音楽的影響を受けたと語っています。
尊敬するドラマーには、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスやMR.BIGのパット・トーピー、ドイツ出身のドラマーであるベニー・グレイブの名前を挙げています。
[Alexandros](アレキサンドロス)・元メンバー
庄村 聡泰(しょうむら さとやす) / ドラム
- 氏名:庄村 聡泰(しょうむら さとやす)
- 生年月日:1984年3月21日
- 出身地:福岡県大牟田市
ドレッドヘアーがインパクト絶大な”サトヤス”こと庄村聡泰は、前任ドラマー石川博基の脱退を受け、2010年4月に正式加入しました。
川上、白井の高校の後輩に当たり、後任ドラマーの選任をおこなう際に、真っ先に川上の頭に浮かんだのが庄村の顔でした。
「節操無く何でも聴く」という庄村は、日本のビジュアル系バンドLUNA SEAやアメリカのロックバンドAt The Drive-Inが自身の音楽の入り口だったと語っています。
尊敬するドラマーとして、日本では元KING BROTHERSの高野太一やLOSTAGEの岩城智和、海外ではFoo Fightersのテイラー・ホーキンスや元Policeのスチュワート・コープランドを挙げています。
クラッシュシンバルのセッティングが独特で、信じられないほど高い場所に設置されており、手が届くのか心配になるほどです。
2019年6月19日、庄村が局所性ジストニアの診断を受けたことを公表され、治療に専念するためライヴ活動を休止することになりました。
しかし、2020年1月24日に庄村およびバンドメンバーからのコメントが公式サイト上に掲載され、「日常生活は元気に送る事ができているのにドラムだけが上手く叩けない」として、庄村の“勇退”が発表されました。
当初、庄村の勇退時期は2020年5月のベストアルバム『Where’s My History?』の発売日となっていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって作品のリリース日が延期。最終的に2021年3月17日がベストアルバム発売日となりました。
庄村が[Alexandros]のメンバーとして最後にファンの前に姿を現したのは、3月21日開催の『 [Alexandros] 10th ANNIVERSARY LIVE at 国立代々木競技場 第一体育館 ”Where’s My Yoyogi?”』。
内に秘めた想いがあふれ出したかのように涙を流す庄村の姿からは、バンドに対する想いと志半ばにして去らなければならない無念さがひしひしと伝わってきました。
後任であるリアド偉武とは良い関係を築いており、周りが驚くほど“平和に”その座を引き継いだことが明らかとなっています。