TWICE(トゥワイス) 多国籍K-POPアイドルグループの経歴を徹底解説

TWICE(トゥワイス) 多国籍K-POPアイドルグループの経歴を徹底解説

韓国でデビューし、今では日本や世界でも絶大な人気を誇っている女性ガールズグループ「TWICE(トゥワイス)」を知っていますか?

なんとなくテレビで見たことはあるけど、彼女たちがどうやってデビューして、どうやって人気を獲得してきたかまでは知らないという人も結構多いのではないでしょうか。

今回は、TWICEの始まりから現在までを紹介したいと思います。今からでも間に合います!一緒に彼女たちについて詳しくなっちゃいましょう!!

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TWICEって、どんなグループ?


TWICEは、2015年に放送されたサバイバルオーディション番組「SIXTEEN」を通して選ばれた9人で構成されています。

TWICEというグループ名には「良い音楽で一度、素敵なパフォーマンスでもう一度感動をプレゼントする」という意味が込められています。TWICEの「트(トゥ)」と「〜な子」という意味の「등이(ドゥンイ)」をプラスした「트등이(トゥドゥンイ)」という愛称を持っています。

ファンの呼び名は「ONCE(ワンス)」です。この名前が決定したときには、メンバーから「ファンの方々がくれた、たった一つの愛も私たちは二倍の愛で応えたいです」というメッセージが添えられました。

TWICEは、サバイバルオーディション番組「SIXTEEN」を通じてデビューしましたが、この番組が視聴者の興味をひき、デビュー前にも関わらず、既に一定の人気を獲得していました。

この「SIXTEEN」という番組は、もともと2014年にデビュー予定だった「6MIX」というグループがデビュー延期となったため、再度デビューが検討され「6MIX」のメンバーと練習生合計16人から新たなメンバーが決められるというものでした。

このオーディション番組では「メジャー」「マイナー」に組み分けされ、最終的に「メジャー」に選ばれたメンバーがデビューできるというものでした。次々にデビューメンバーが選ばれていく中で衝撃的だったのは、一度脱落したモモが奇跡の復活を成し遂げデビュー最終メンバーに選ばれたことでした。

正直、この合格には賛否両論がありましたが、モモは脱落した翌日に既にダンスレッスンを行なっていたという話があります。そして、トレーナーが一番誠実だったメンバーとしてモモの名前を挙げたことも復活理由の1つでした。

JYPエンターテインメントの代表であるパク・ジニョン氏は、歌唱力やパフォーマンス以外のことにも非常に気を遣う人物です。逆に言うと、歌やダンスが上手いだけではデビューできないということでもあります。アイドルとしての素質や人柄も重要視しているのだと、モモが証明してくれました。

晴れて2015年10月20日に1stミニアルバム「THE STORY BEGINS」でデビューしたTWICEは、なんとデビューからわずか44日という速さで女性新人賞を受賞しました。

さらにタイトル曲となった「Like OOH-AHH」のMVは「10月に最も多く見られたK-POPミュージックビデオ」の2位にランクインするなど、韓国のみならず世界中がTWICEのデビューに注目していました。

MEMO

翌年1月に開催された「第30回ゴールデンディスク大賞」でも新人賞に選ばれています。

 

韓国での活動


新人賞を受賞したTWICEは、2ndアルバム「PAGE TWO」のタイトル曲である「CHEER UP」で、デビュー後初の音楽番組1位を獲得しました。この曲は様々なチャートで1位を総なめにし、なんと音楽番組11冠を達成したのです。さらに、ストリーミングチャートでも1位を獲得し、2016年のヒット曲になりました。

MEMO

この曲では振り付けも話題となり、芸能人が番組で真似をする姿もよく見られました。

2016年10月にはTWICEの代表曲にもなった「TT」で音楽活動を再開します。この曲は「CHEER UP」を超える音楽番組13冠を達成。自分たちの記録を自分たちの手で塗り替えるなんてかっこいいですね!!また、MVの再生回数は3億5千万回を突破し、韓国女性アーティストとして初の記録を打ち立てました。

「TT」が収録されたTWICEの3枚目のミニアルバム「TWICE coaster:LANE 1」は、2016年にK-POPの女性アイドルグループのアルバムでは最も多く売れたアルバムとなっています。

「TT」は日本でも大人気となり、まだ日本デビューをしていないにもかかわらず、オリコン週間アルバムランキングで10位にランクインする偉業を達成しました。TWICEは2016年から日本でもイベントに出演していたので、情報が早いK-POPファンの間では話題となっていました。

2015年にデビューしたTWICEでしたが、単独コンサートを行なったのは2017年になってからでした。既に大きな人気を獲得していたTWICEは、約15,000人が入る会場を3日間に渡り満員にしました。この公演後には海外ツアーも開催され、同年6月に行われたアンコールコンサートまで世界中のファンを喜ばせました。

TWICEは、2017年にも新記録を作っています。2017年10月に発売された1stフルアルバム「Twicetagram」がビルボードワールドアルバムチャート1位を獲得し、アルバムのタイトル曲「Likey」がワールドデジタルソングチャートで1位を獲得アルバムとタイトル曲共に1位を獲得したのです。

この記録は韓国のガールズグループでは史上初の記録となり、ビルボードは「このような結果はファンがTWICEをどれくらい“Likey(いいね)”しているのかがわかる」と、タイトル曲のインスタグラムの用語にも使われている「いいね」を交えてコメントを残しました。

デビューからわずか2年で世界にも受け入れられるアイドルグループとなったTWICEですが、番組のインタビューではメンバーが「2年でトップに立ったくらいに、早く人気が落ちるのではないか心配になる」と語っていました。しかし、TWICEの人気はさらに上昇していきます。

2018年は、楽曲のリリース年と言ってもいいくらいに次々と楽曲を発表しました。韓国では2枚のミニアルバムと2枚のスペシャルアルバムを、日本でも2枚のシングルと1枚のアルバムを発売しています。韓国でのスペシャルアルバムは、ミニアルバムのリパッケージアルバムでしたが、タイトル曲は常にランキングの上位に入っていました。

その後もヒットを続けていたTWICEは、2019年ついに韓国国内で韓国のガールズグループにおける総売上数が1位となりました。今まではK-POPの元祖アイドルグループと言われていた「S.E.S」がトップの座を守り続けていましたが、TWICEに王座の席を譲る形となりました。

「S.E.S」と言えば、韓国では誰もが知っているほど有名なアイドルグループです。20年振りの記録更新となったこのニュースは、韓国でも注目を集めました。

TWICEがこうやって記録更新を続けられるのは、ファンの応援があることはもちろんですが、常に新しいことに対してのチャレンジを続けてきたからではないかと感じます。音楽だけではなく、ファッションやメイクに関しても女性たちのお手本となり続けています。メンバー1人1人が「私もTWICEのような可愛い女性になりたい」と思わせる女性像を持っています。

2020年8月には、また新たなチャレンジが行われます。韓国大手芸能事務所であるSMエンターテインメントが始めたオンライン適合型コンサート「Beyond LIVE(ビヨンドライブ)」事務所の垣根を超えてTWICEが出演することが決定しました。

Beyond LIVEは、オンライン機能を使って全世界のファンが同時にオンラインコンサートを楽しめるというもので、オンラインならではのAR技術を使ったステージが楽しめるのが特徴です。また、抽選で選ばれたファンがオンライン上でアーティストと直接会話ができる画期的なサービスもあります。

今まではNCT127やSUPER JUNIORなどSMエンターテインメント所属のアーティストがコンサートを行なってきましたが、他事務所のアーティストがBeyond LIVEに出演するのは初の試みとなります。

日本での活動


TWICEは2017年に日本デビューをしましたが、初来日したのは2016年のことでした。事務所のイベントやK-POPや韓国の食や文化を紹介するイベントに参加し、ファンを増やしました。

MEMO

「TT」ポーズが動画投稿サイトを通じて人気が出たことも、ファンが増えた理由の1つとなりました。

正式にデビューしたのは2017年6月のことでした。1stアルバム「#TWICE」でデビューしましたが、このアルバムは韓国で大ヒットを飛ばした楽曲が詰まったベストアルバムとなりました。1stアルバムがベストアルバムなんて凄すぎです!

CDが発売される前には渋谷109のイメージモデルに抜擢されるなど、若者への関心をひきました。さらに人気音楽番組「ミュージックステーション」に出演し「TT」を初披露したことにより、K-POPに触れたことがなかった層にまでTWICEの楽曲が届けられました。

このアルバムは25万枚以上の売り上げを記録し、日本レコード協会によってプラチナ認定されました。さらに、10月に発売された日本1stシングル「One More Time」は、オリコン週間シングルランキングでデビューシングルながら首位を獲得。この楽曲もプラチナ認定を受け、初めてのアルバムとシングル両方がプラチナ認定を受けるという韓国初のアーティストとなりました。

MEMO

TWICEが日本で発売した楽曲は2020年時点で9回ものプラチナ認定を受けています。

日本での1stシングルとなった「One More Time」をはじめ、TWICEは日本オリジナル曲をたくさん持っているのが特徴です。韓国の楽曲とは少し曲調が違うので、ずっと韓国の楽曲を聞いてきた日本のファンの中には「韓国のほうがいい」と思うファンも少なからずいました。

しかし、逆に韓国ファンからは「日本の楽曲は可愛くて好き」という意見もたくさん挙がっており、楽曲の違いもまたTWICEの魅力なのではと感じました。それぞれの国に合った楽曲で、お互いの国のファンが楽しめるなんて素敵ですよね!

2017年には、紅白歌合戦にも初出場するなど初めてのことに挑戦する機会が増えました。以前、少女時代やKARAが2011年に紅白歌合戦に出場しており、韓国の歌手が出演するのは6年ぶりとなりました。

TWICEには日本人メンバーが3人所属しているので、日本人が韓国でも日本でも活躍しているという事実が同じ日本人として誇りに思えましたし、TWICEにとっても新たな夢が1つ叶ったように思えました。

MEMO

紅白歌合戦については、2017年から3年連続で出演するという快挙を成し遂げています。

そしてついに2019年、TWICEが日本で最もCDを売り上げているK-POPガールズグループとなりました。以前までは「第二次韓流ブーム」を巻き起こしたKARAが320万枚という記録を持っていましたが、TWICEが343万枚と新たな記録を作ったのです。

2020年には日本で3枚目のベストアルバムを発売することが決定しました。ヒットは確実とされており、さらに記録を更新することになります。TWICEの進化に遅れないように、私たちも一生懸命応援していきましょう!!

TWICEのおすすめ曲

TWICEの楽曲は、韓国でも日本でも誰もが楽しみやすい曲調が多いと思います。誰でもすぐにダンスや歌が真似できるので、親しみを感じるのではないでしょうか。

韓国と日本との楽曲の違いを比べてみても楽しいかもしれません。今回は、普段ではあまり見られないカバー曲のMVも準備してみましたよ!

TT-Japanese ver.-


2017年6月に発売されたTWICEの日本デビューアルバム「#TWICE」に収録されています。TWICEの名刺代わりと言ってもいいくらいの代表曲です。

この曲は韓国語バージョンも人気がありますが、今回は日本語バージョンを準備してみました。言葉のニュアンスによって曲の雰囲気も変わりますね!

MEMO

メンバーの初々しい姿も楽しんでください。

The Best Thing I Ever Did(올해 제일 잘한 일)


2018年12月に発売されたスペシャルアルバム「The year of “Yes”」に収録されています。TWICEにとって韓国語の楽曲タイトルは珍しく「今年で1番良くやったこと」という意味を持っています。

1年を振り返って「あなたと出会えたことが良かったことだ」「あなたと別れることをしなかったことが良かったことだ」と恋人にも仲間にもとれる言葉を残しています。

また、アルバムの発売日が12月12日だったことから「1=ONCE」「2=TWICE」ではないか?との推測をするファンもいました。

I WANT YOU BACK


1969年に発売された「Jackson5」が歌う楽曲のカバーです。この曲は2018年6月に配信限定シングルとして配信されました。

Jackson5の歌唱力も素晴らしいものがありますが、TWICEも負けていません。特にジヒョやナヨン、ジョンヨンのボーカルラインの歌唱力は圧巻です!

MEMO

この楽曲は、映画「センセイ君主」の主題歌に採用され、TWICEと映画出演者によるコラボMVも作られました。

MORE & MORE


2020年6月に発売された9枚目のミニアルバム「MORE & MORE」のタイトル曲です。

トロピカル・ハウス調の楽曲で夏の雰囲気を持った曲調です。この曲ではTWICEのパフォーマンス力の高さが最大限に発揮されていると感じました。

「好きな気持ちが止められない」という主人公の気持ちがダイレクトに表現されている歌詞にも注目です。「그러니 한 번 더(だからもう一度)」というフレーズが頭の中から離れなくなって、何回も聞いてしまいます。

Fanfare


2020年7月に発売された日本6枚目のシングルで、日本オリジナル楽曲です。

オープニングから元気のいい曲調で、管楽器を予想させる振り付けが印象的です。メンバーからの応援ソングとなっており、聞くだけで「明日から頑張ろう!」と思える歌詞になっています。

今までの栄光の影で様々な努力をしてきたTWICEだからこそ、発信できる言葉になっていると感じました。

「どんなことがあっても世界はつながっている」「TWICEがつなげる」という想いが込められているそうです。グローバルな活動をしているTWICEなら必ずできると信じています。

最新情報

4月27日アメリカのトークショー「The Kelly Clarkson Show」に初出演!
世界的シンガーソングライターで女優のケリー・クラークソンの人気番組「The Kelly Clarkson Show」にTWICEが出演、パフォーマンスを行いました。
番組内では世界中のファンから絶大な人気を得た「CRY FOR ME」を披露しました!

YouTube登録者数1000万人突破!ダイヤ再生ボタン獲得!
TWICEの公式YouTubeチャンネルは、今年2月18日に登録者数1000万人を超えました。
今回チャンネル登録者数が1000万人を突破した時に贈られるダイヤモンド再生ボタンの開封動画と写真が公開されています。

ジョンヨンが一時活動休止

公式サイトより、ジョンヨンはパニック障害および不安障害の症状を発症しており、回復に専念するため一時活動休止することが発表されました。

ジョンヨンは再びステージに上がれるようにファンたちは回復を願って待ちましょう。

日本9thシングル「Doughnut」リリース決定

TWICEの日本9枚目となるシングル「Doughnut」が12月15日にリリースされることが発表されました。

冬を思わせるティーザー画像の“Doughnut”はバラード曲とのことで、シングルのタイトル曲にバラードが採用されるのは日本向けオリジナル曲としては初。

新たな冬の名曲が誕生しそうな予感です。

SCIENTIST・MV予告映像が公開

12月12日に全世界同時発売を控えるTWICEの3rdフルアルバム『Formula of Love: O+T=<3』からタイトル曲“SCIENTIST”のMV予告映像が公開されました。

ごく短い映像ではありますが、SCIENTIST(=科学者)のタイトル通り、科学者に扮したメンバーたちが可愛らしく研究に打ち込む姿を垣間見ることができます。

まとめ


現在は世界中で愛されているTWICEですが、デビューの延期や、再オーディションという厳しい状況を潜り抜けてきたまさに「選ばれたメンバー」で構成されたグループであることがわかりましたね!

TWICEのパフォーマンスを見ていて常に感心するのが「常に笑顔である」ことです。どんなに激しい振り付けでもTWICEのメンバーは笑顔で踊り続けています。MVの中だけではなく、コンサートでも常に笑顔なんです。

「アイドルだから笑顔は大切」ということを差し引いても、TWICEはファンに対して常に笑顔で、かっこいい姿を見せてくれます。そして、これほどまでの人気を保っていながら、TWICEは謙虚な気持ちを忘れません。

TWICEは挨拶をするときに「こんにちは!One in a million ! TWICEです!」と挨拶をするのですが、常に頭を下げてしっかりと挨拶をしてくれます。TWICEはファンにだけではなく、スタッフや関係者に対しても挨拶をきちんとすることで有名です。

その人柄を見て、ファンはもちろんスタッフまでもがTWICEを応援したくなるのではないでしょうか。音楽以外にもたくさんの魅力を持ったグループだと思います。

MEMO

TWICEの挨拶は、パク・ジニョン氏がつけてくれたそうで「100万のグループの中の1つになれ」という意味が込められているとのことです。

これからも、TWICEが花道だけを歩いていけるように見守っています!

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