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廻廻奇譚/Eve
今や「鬼滅の刃」に続くジャンプ大人気作品である「呪術廻戦」の第1期アニメのテーマソング。YouTubeでのPV再生数は2億回を超え、ロングヒットを記録しています。カラオケの時に流れるアニメ映像を楽しむファンも多いです。
低音域の低さとテンポの速さがあり、一発で歌うのは非常に難しい曲。Aメロは言葉の区切りと曲のリズムがずれており、Bメロはキーが上がり裏声が必要な部分も出てきます。また息継ぎをするタイミングも難しいところ。曲のスピードを落としながら練習をする必要があります。
低音域をはっきりと出すためには、チェストボイスを出す練習をしておくとよいでしょう。チェストボイスとは、その名の通り胸に声を響かせる発声方法。声に力強さが出て、表現の幅も広がります。喉を開いて、音を体に響かせるようにすると、低めの声も通りやすくなるはずです。
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Dynamite/BTS
ここまではかっこよく歌える曲を取り上げてきましたが、みんなで踊れる曲をご紹介します。
2020年にリリース、日本に限らず全世界で大ヒットしたBTSの代表曲となった1曲。この曲に関しては歌うだけでなく、みんなで踊りたい1曲です。本人たちの振付バージョンのPVは2億再生を突破。サビだけでも格好よく踊れると盛り上がること間違いなしです!
サビの振り付けは、ほかのフレーズと比べてシンプル。顔を横に向けながらステップを踏み、手で顔を払う。サビ後半の「Dy-na-na-na 」の部分も振りもありますが、歌いながら思いのままの動いても盛り上がるはずです。
一方で歌はアップテンポでリズムも取りにくく、全編英語歌詞なのでいまいち乗れない…。そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか。
- 英語のフレーズをリズムにはめる
- 思いきってカタカナに変換して覚える
など、自分が一番耳に残りやすいやり方で覚えるのが吉です。
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うっせぇわ/Ado
ここからは女性アーティストを取り上げます。
優里のドライフラワーに次ぎ、「うっせぇわ」はカラオケ2大メーカーの年間ランキングTOP3入りを果たしています。高校生の心境をあらわにした歌詞は若者世代を中心に共感を呼び、ストレス発散に歌う人も見受けられます。2021年3月29日付のBillboard JAPANチャートにてストリーミング再生数が累計1億回、同年7月には2億回を超えました。SNS最盛期に流行した最年少の歌姫といえるでしょう。
原曲キーは女性ならある程度歌えますが、男性には非常に高いです。そのため、男性はキーを下げられるだけ下げて歌うのが無難です。
フレーズごとに発声の仕方が大きく違うため、その違いをどう表現するかがカラオケでのポイント。その発声方法の中で、特に特徴的なのががなり声と呼ばれるシャウトにも近い発声方法です。楽曲内でも印象的なフレーズである「うっせぇわ」の部分に使われています。
喉仏を上げるようにして喉を締め、おなかから声を出すようにするとがなり声に近い声を出すことができます。Ado本人は強硬手段にも近い方法をやっているようで、本人のTwitterで自分のやり方はマネしないでほしいとツイートしています。
改めて言いますが私の歌い方は絶対におすすめしません。絶対に喉を痛めます。逆にそれが正しいんですがやっぱり正しくないです。(うるさいですし) 誰がお前なんか真似するんだって話ですけどとにかくやめた方がいいです。
— Ado (@ado1024imokenp) June 9, 2020
普通の歌い方、ささやき声、そしてがなり声。場面場面で素早く切り替えているので、そのタイミングをつかめればAdoらしい力強い歌声に近づくはずです。
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夜に駆ける/YOASOBI
「うっせぇわ」に負けずを劣らない人気を集めたのがYOASOBIの「夜に駆ける」。2020年5月のTHE HOME TAKEでのパフォーマンスが人気に火をつけ、YOASOBIのNHK紅白歌合戦出場のきっかけともなった1曲です。
この楽曲の音域は高音部に集中しており、一番高い音は高音が多いSuperflyの「愛をこめて花束を」の大サビと同じ音です。男性はもちろん、女性でも原曲キーで歌うのは一苦労するはずです。
出だしから裏声が必要な場所があり、大サビ前で転調してさらに音が上がる。フレーズが多いと同時に、テンポが速いので息継ぎのポイントが少ないのも難易度を上げています。リズムよく歌い上げるだけでなく、裏声から地声にきれいに切り替えることも重要です。
ちなみに、ボーカルのikura本人がTikTokライブで自身はどう意識して歌っていたかを話しています。TikTokライブでの発言によると、高音部はミックスボイスを活用しているとのこと。ミックスボイスとは地声と裏声が混ざったような声を指しています。地声よりはきれいな高音をだしつつも、力強さもある。 SuperflyやB’zの稲葉浩志らも習得している歌い方です。
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