音楽は聞く以外にも歌う・演奏する楽しみもあります。その楽しみ方の一つがカラオケ。
このご時世でも、ストレス発散に一人カラオケをする方も多いでしょう。また、少しずつ情勢が戻りつつあり、歓迎会等で少しだけカラオケに行くという方も増えているのでは?
昔からの定番曲を歌うのはもちろん、最新曲をかっこよく歌えると場を盛り上げに一役買えるはず。そこで今回は、2020年・2021年リリースの楽曲を中心に、新たなカラオケ定番曲となっている9曲をピックアップ!ヒットの理由にカラオケで盛り上がるためのポイントもご紹介します。
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目次
ドライフラワー/優里
まずは、男性アーティストからピックアップします。
2021年のカラオケの定番といえばこの楽曲。カラオケ2大メーカーのJOYSOUND・DAM両方の2021年年間ランキング1位を獲得しています。
4枚目の配信シングルで、 THE FIRST TAKEがきっかけとなりDL・ストリーミングで大ヒット。どこかで聞いたことがあるという方もきっと多いはずです。なんとなく知っている人も多いからこそ、歌う価値のある曲とも言えます。
JOYSOUNDの年間ランキング1位獲得に際し、歌うポイントを「体全体で歌う」と話した優里。音域はそこまで広くなく男女ともに歌いやすい1曲です。男性は原曲のままでも歌えますが、2つキーを下げればさらに歌いやすくなります。女性の場合、声が低めの方は原曲キーで、そうでない方は2つキーを上げると歌いやすくなります。
本人っぽく歌うための大きなポイントはリズム感。歌い出しを少しだけ遅らせる、フレーズの間に「ん」「っ」など細かい間を作るといった工夫を加えると優里っぽさが出てきます。
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猫/DISH//
あいみょんが作詞・作曲を担当し、THE FIRST TAKEで披露したバージョンが大ヒットしたDISH//の名曲。2020年の日本レコード大賞優秀作品賞を受賞し、2022年には猫in2022として新収録したものをリリースしています。
とあるテレビ番組で、ボーカルの北村匠海直々にレクチャーした内容によると、
- 歌い出しは話しかけるように
- 歌詞の中の「ウザい」のフレーズは嫌悪感を全面に出す
- 歌詞の中の「馬鹿馬鹿しい」のフレーズは強弱をつけて表現
- サビの高音は気合で
とアドバイスしています。本人も自覚しているように、この楽曲は音域の広さもさることながらサビの高音が男性にとっては厳しい音域。裏声を駆使する必要があります。逆に出だしは低く、その差をうまく表現できない人も多いかもしれません。
サビに向けて力をためて、サビで一番キーの高い「猫になったんだよな 君は」をしっかり歌い上げる。これが上手に歌うコツです。
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Cry Baby/ Official髭男dism
大人気アニメ「東京リベンジャーズ」のオープニングであるこの曲。ボーカルの藤原も原作者の和久井健も互いにファンで、念願のタイアップです。
この楽曲は作品のキーであるタイプリープを象徴している転調の多さが特徴。藤原自身も、カラオケで突然キーを下げられたような感じがするという声を聞いたことがあるとインタビューで応えています。
転調は、簡単に言うと曲の途中で基準となる音(キー)を変えること。Cry Babyはこの基準がころころ変わるだけでなく、リズムも複雑。さらに音域も広いです。そのため、難易度は今回取り上げている楽曲で一番ともいえます。
そのためかっこよく歌うためには、予習をすることが重要です。楽曲を何度も聴き、メロディーだけでなく歌詞のどの文字でリズムを踏んでいるかを正しく把握する必要があります。
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