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This is LASTの名曲 Part.3
2020年後半以降、This is LASTは各種SNS等やライブ・フェスで人気を集める存在に。
続いてはそんな2020年から現在までに生み出した名曲を5曲紹介します。
ひどい癖
「ひどい癖」は2020年11月にリリースされた1stフルアルバム「別に、どうでもいい、知らない」に収録されている楽曲です。
タイトルでも表現されている通り、同曲で歌われているのは、とあるカップルがそれぞれ抱えるひどい癖について。
結論から言うと、楽曲に登場する2人は彼女のひどい癖が原因で別れることになってしまいます。
それだけだと「彼女がひどい歌」なのですが、振られた彼氏の癖もまたひどいのが注目したいところ。
とてもここに書けるような内容ではないため、ぜひ楽曲を聞いてみてください。
ちなみに、This is LASTは歌詞がとてもリアルなのが魅力的なポイント。
特に、浮気を見つけた証拠に関する歌詞や浮気を問い詰めるセリフは、リアルを超えてもはや「正直」。
「え、歌にしちゃう!?」と驚かされますが、カッコいいギターのサウンドや複雑なドラミングが、なんとも言えない情けなさを絶妙にカバーしています。
同曲も歌詞と歌声&サウンドのギャップに注目です。
ポニーテールに揺らされて
「ポニーテールに揺らされて」は2021年5月にリリースされたThis is LASTの1stシングルです。
同曲はThis is LASTにしては珍しく、比較的純で甘酸っぱい雰囲気の片想いソング。
サウンドもバラードまではいかないミディアムテンポで、いつもとは少し違う儚げな歌声でしっかりと聴かせてくれます。
“主人公は彼女にとっての1番になれない”という点ではいつものThis is LASTですが、今回はいつものような残念な要素はなし。
<彼より僕のことだけ見ていて欲しいのに/言えない片想いよ>というフレーズは切なさに溢れていますが、どこかキュンとしてしまいますね。
また、「ポニーテール」という言葉がなんともエモいポイント。
一つ結びは大人になってからもしますが、結ぶ位置がやや高い「ポニーテール」は若さ溢れる学生ならでは。
大人の方は、昔好きだった“あの子”を思い出しながら聞いてみてはいかがでしょうか?
いつか君が大人になった時に
「いつか君が大人になった時に」は、2022年2月にリリースされた2ndシングル。
オリコンランキングで最高46位を記録した注目の一曲です。
というのも、同曲もこれまでのThis is LASTにはあまりなかったタイプの純なラブソング。
<好きという言葉を言う度に見返りを求めてしまう>という歌詞には不穏な空気を感じますが、全体を通しては「君」へのまっすぐな思いが歌われています。
また、<君に似た子供なんかできて/そしたら今居るどんなやつよりも強敵のライバルだな>という幸せな未来を思わせる歌詞は、まさにThis is LASTの新境地。
サウンドもこれまでとはやや異なり、冒頭はピアノとボーカルのみのシンプルな構成で始まります。
そこにギター、ベース、ドラムが足されて徐々に厚みが増していく感じは、楽曲の内容と相まって本当にドラマチック。
「ボーカル・陽報もついに幸せになれたのかな…」なんて、余計なお世話を焼いてしまいそうです。